更新日: 2020.04.27 カードローン

こんな人は通らない!?アコムの審査基準ポイントをまとめてみた

こんな人は通らない!?アコムの審査基準ポイントをまとめてみた
鴨志田 大輔

執筆者:鴨志田 大輔(かもしだ だいすけ)

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー
 
大学卒業後、広告代理店に入社。
社会人生活をする中で、自分のお金の知識が高くない事を感じ、お金の知識をより持っている方が人生が豊かになると痛感。
 
人生をより幸せで豊かにする為にお金の知識を持ちたい気持ちが強くなり、ファイナンシャルプランナーの資格を取得
 
現在は、初心者の方が見て、分かりやすい記事を作成する事でお金の知識を発信することに注力している
 
【個別依頼】
kamoshida@breakfield.co.jp

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でも初めてだとどうやったらいいのか分からない。自分でも審査に通るの?
 
本記事では、アコムの審査基準ポイントを分かりやすく解説していきます。

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アコムの審査基準のポイント

まずは公式ホームページを見てみましょう。すると「3秒診断」というページを見ることができます。ここで必要な情報は「年齢(20~69歳)」「年収」「カードローン他社借入状況(クレジットカードでのショッピング、銀行ローンを除く)」となっています。
 
ではなぜこの項目なのかを見ていきます。
 

(1)年齢

「20歳~69歳」20歳という制限は未成年には貸し出さない当然のことと思いますが、69歳までというところはなぜでしょう?
 
 それは安定的な収入の有無が貸付要件になっているからです。公式ホームページのよくある質問に
 
Q「年金受給者でも契約はできますか?」
A「年金以外に安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方であればご契約いただけます。※例えば、年金を受給しながらアルバイトや自営業をされている方など。」
 
と記載されており、年金以外の収入があり返済能力があれば貸付を受けることができます。日本国内の企業で定年は60歳~65歳が多いことを考えると、アコムのカードローンは少しハードルが低めに設定されているといえます。
 

(2)年収

年収要件には2つ理由があります。
1つ目は当然、収入が無くては返済が出来ないの、継続的に返済が出来るかどうかという点を見るためです。
 
2つ目は「総量規制」と言われ、年収の3分の1までしか貸付をしてはいけないという「貸金業法」の規定があるからです。この規制はかつて、多重債務で自己破産をしてしまうという事象が多発したため、その対策に貸金業法が改正され「総量規制」がなされたという歴史があります。
 
この点はカードローンを行っている業者すべて同じ土俵の上にあります。
 

(3)カードローン他社借入状況(クレジットカードでのショッピング、銀行ローンを除く)

こちらも2つ大きな理由があります。1つ目に、個人の借入状況等は「指定信用情報機関」というところでクレジットカードや各種ローンの支払い情報などを共有するシステムになっています。
 
その情報を利用してこれまでに支払を遅延したり、自己破産していないかといった個人情報を確認します。信用情報機関に登録されている個人情報は開示請求をすることで確認ができますので、ご自分のこれまでの履歴に問題がないか確認出来ます。
 
2つ目は前述の「総量規制」にかかわるものです。
 
総量規制は借入をする1社あたりの金額が年収の3分の1以下ではなく、借入金額の合計額が年収の3分の1以下であることが必要なのです。そのために指定信用情報機関を通じて情報を共有します。例外であるクレジットカードでのショッピングと、銀行によるローンは適用される法律が違うため、この「総量規制」には関係しません。
 
また複数社から借り入れをしている場合には、お金に困っているとみられる可能性もあるため、一般的には3社以上から借り入れがある場合は審査に不利になるといわれています。
 

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アコムの審査に落ちてしまう人、落ちない人のワケ

ここまで審査のポイントを確認してきました。ではどのような人が落ちてしまうのでしょうか? どこをどのようにすれば対処できるか確認してみましょう。
 

(1)申込情報

まず申込書を提出するところから始まります。当然人間ですので間違ってしまうことはあります。しかし悪意を持って虚偽の名前や住所などを書くことは当然してはならない行為です。また勤務先などは在籍確認などをされることがほとんどですので、申込情報は正確に嘘偽りなく記載することが大切です。
 

(2)年収

次に大前提として返済可能かどうかをしっかり見極める必要があります。毎月収入より支出が多く赤字を埋めるためにカードローンを使うということは絶対にしてはいけません。ボーナスで返済できるから大丈夫と思っていても、ボーナスはいつ無くなるか分からないです。
 
返済可能ということであれば、借入金額が年収の3分の1以内であるか?を確認しましょう。もし他の会社から借り入れをしている場合は、その額の合計が年収の3分の1以内に収まるか計算が必要です。
 
また「貸金業法」の定めで、「1社から50万円以上」または「複数社から合計100万円以上」借りる場合は「年収を証明する書類」(源泉徴収票など)の提出が必要になる点は注意が必要です。
 

(3)信用情報

過去に携帯代金の未納など思い当たる節のある人はご自分の信用情報を確認してみるといいかもしれません。現在「指定信用情報機関」は3社が内閣総理大臣から指定されており、アコムが直接加盟しているところは以下の2社ですが
 
・「株式会社シー・アイ・シー(CIC)」
 
・「株式会社日本信用情報機構(JICC)」
 
残りの1社とも情報共有がなされるようになっています。
 
・「全国銀行個人信用情報センター(JBA)」
(アドレスはいずれも個人情報開示請求ページ)
 
各社とも個人の信用情報に記載される事項が説明されており、アコムが審査時に絶対に見逃さない項目を詳しく解説します。
 

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★返済状況

一番大切な部分になります。借りたものはきちんと返さないといけません。返済などに関する情報は3社とも各種ローン契約終了後5年以内の期間で情報が保管されます。
 
特にJICCでは支払の遅延情報は「約定返済日から61日以上、または3ヵ月以上の遅れ」が記録されると明示されており、他の信用情報機関でも同様と考えられます。
(https://www.jicc.co.jp/file/kaijikoumokusetumeisyo_syosai_zentai.pdf)
 
したがって、支払が遅延しそうな場合は1ヵ月以内に返済をする。過去にその履歴がある場合は、5年以上経過するのを待つ必要があるでしょう。
 

(4)アコム関連会社との取引において延滞等が無いこと。

アコムの沿革(https://www.acom.co.jp/corp/about-us/company/history/)を見てみましょう。様々な会社との吸収合併や三菱UFJフィナンシャルグループの一員となったことがわかるかと思います。
 
ですから昔、借金を滞納したことがあるけど信用情報からは消えているから大丈夫!と思っても、それがアコムの関連会社との取引であった場合だと、社内にデータが残っている可能性が十分にあり、それが問題となる可能性があります。
 
沿革を見ると銀行ローンの保証業務を行っているので、本来は貸金業法の適用範囲外の銀行ローンでも滞納などをしてアコムが保証をしていた場合、信用情報に記載がなくてもアコム社内にその情報があるという可能性があります。
 
したがって、アコムの関連会社にどこかでかかわっているかもしれないという点の確認もしておくとより安心です。

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アコムの審査って他社と比べて通りやすいの?

〇アコムの2019年3月期のデータブックを分析します。
https://pdf.irpocket.com/C8572/sCL4/LPom/ikU2.pdf
新規の審査通過率は2017年3月で46.8%、2018年3月が44.8%、発表されている最新の2018年12月で44.0%となっており、若干の低下傾向がみられるものの概ね45%前後の通過率と言えます。
 
では他社を分析してみます。
 
〇プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)
http://www.smbc-cf.com/pdf/bm2019_01_00_j.pdf
2018年12月45.5%
 
こちらもアコムと大きな差はなく、45%前後の通過率で推移しています。
 
〇レイクALSA(新生フィナンシャル)
https://www.shinseibank.com/corporate/ir/quarterly_results/quarterly_results_2018/pdf/3qfy18databook190130je.pdf
2018年12月30.8%
 
レイクALSAだけは通過率が30%前後と低く、審査が厳しいことが分かります。
 
○アイフル(アイフル株式会社)
https://www.ir-aiful.com/data/current/MD201902.pdf
2018年12月 42.8%
 
こちらはアコムと大きな差はないです。プロミス同様に45%前後の通過率です。
 
大手消費者金融で審査通過率が公表されている会社を比較してみましたが、50%を超える通過率は無く、アコムは審査通過率が比較的に高いことが分かりました。
 
また、アコムでは申込者の年代別構成比も発表しております。
 

・29歳以下:34.7%
・30歳~39歳:19.7%
・40歳~49歳:19.2%
・50歳~59歳:14.6%
・60歳以上:11.8%

 
となっております。
 
29歳以下が一番割合としては多く、一番初めにカードローンとして使用されている可能性もデータから分かりますね。
※2018年12月データを参考にしております。
 

アコムの申し込みから審査・借入までの流れ

では実際に申し込む場合はどのようにすれば良いのか解説します。
 

(1)申込方法

4種類用意されており郵送を除き即日融資が可能となっています。
 ・インターネット
 ・店頭窓口、無人契約機(むじんくん)
 ・電話
 ・郵送
 
インターネット及び電話による申し込みは24時間365日対応なので非常に使い勝手が良いようです。
 

(2)申込

即日融資を受けるためには、インターネットもしくは店頭窓口、無人契約機(むじんくん)に最終的に行く必要があります。申込書類記入及び本人確認書類の準備をして送付などを実施します。借入金額が50万円を超える場合収入証明書も必要になりますので、準備を忘れずにお気をつけください。
 

(3)審査

最短30分とありますが、様々な条件が整うことが必要です。在籍確認がすぐに出来る平日であるとか、信用情報に全く問題が無い、現在の勤務先の勤続年数もある程度長いといった点です。これらがすべてうまく回れば30分で審査が終了し融資実行となります。そうでなかった場合にはもう少し時間がかかるでしょう。
 

(4)融資

https://www.acom.co.jp/use/transfer/
 
審査が無事通過すると融資金額が自分の金融機関に振り込まれます。当然振込にも時間がかかるのが一般的ですが、アコムの場合は楽天銀行に口座を持っていればなんと最短1分で振り込みになります。
 
その他の金融機関の場合でも、営業時間内もしくは振込可能時帯であれば最短1分の振込になりますが、それ以外の時間だと翌営業日の9時半ごろ、早朝であれば当日の9時半ごろとなるので特に土日など銀行の休業日に資金が必要な場合は注意が必要です。
 

(5)返済

返済方法はカードローンの場合、店頭窓口、ATM、提携ATM、インターネットが選べます。特にインターネットですと24時間、手数料無料で返済が出来るので非常に有利です。また返済期日も35日毎、指定期日、銀行振り込み(6日固定)から選べるので、自分の便利な方法で返済が出来ます。
 
また金利についてはどの方法で返済をした場合でも借りた日数分だけになるため、お得であるといえます。
 

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アコムの審査に落ちないためには?チェックリスト

これまで色々書いてきましたが、急いで融資を受けたい場合にこれは押さえておきましょうというチェックリストを最後に作ってみました。
 
どうしてもカードローンが必要という場合は以下のリストを見ながら大丈夫か確認してみてください。
 

 

まとめ

カードローンは上手に賢く使えば、どうしてもお金が一時的に必要という場合には強い味方になってくれます。
 
しかしあくまでお金を借りることなので審査が必要になります。その審査に通るためには普段からお金に関してはきっちりとしておく必要があるといえます。
 
普段からお金を賢く管理することで、将来的にも余裕が出来るでしょう。
 
執筆者:鴨志田 大輔
ファイナンシャルプランナー


 

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※返済期間・回数:借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)
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