更新日: 2020.04.27 カードローン

J.Scoreの繰上げ返済で利息を抑える方法を解説

J.Scoreの繰上げ返済で利息を抑える方法を解説
鴨志田 大輔

執筆者:鴨志田 大輔(かもしだ だいすけ)

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー
 
大学卒業後、広告代理店に入社。
社会人生活をする中で、自分のお金の知識が高くない事を感じ、お金の知識をより持っている方が人生が豊かになると痛感。
 
人生をより幸せで豊かにする為にお金の知識を持ちたい気持ちが強くなり、ファイナンシャルプランナーの資格を取得
 
現在は、初心者の方が見て、分かりやすい記事を作成する事でお金の知識を発信することに注力している
 
【個別依頼】
kamoshida@breakfield.co.jp

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繰上げ返済は支払い回数を減らすことはもちろん、総返済額を抑える効果に繋がることから、もし余裕ができた場合には、積極的に利用したいものです。今回はJ.Scoreの繰上げ返済で利息を抑える方法について解説します。

 

J.Scoreの借入残高と最低返済額の関係

J.ScoreのAIスコア・レンディングの返済方式は、残高スライドリボルビング方式となっています。つまり、借入額によって毎月の最低返済額が変わります。以下に借入額と毎月の最低返済額について一覧に纏めましたので、参考にしてください。

借入額 最低返済額
3万円 2,000円
5万円 2,000円
10万円 4,000円
20万円 7,000円
30万円 11,000円
50万円 12,000円
100万円 23,000円

(J.Score公式サイト内シミュレーションを用い、金利は12%で計算した結果を基に筆者作成:https://www.jscore.co.jp/lending/simulation/

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J.Scoreの繰上げ返済方法は2つ

J.Scoreの繰上げ返済はペイジーまたはJ.Score指定の口座への振込みで行うことができます。
 
ここで注意したいのは、「返済日より15日以上前に繰り上げ返済をすると、別途当月分の返済と合わせて2回返済することになる」ということです。もしも2回の返済は厳しいと思うのであれば、返済日より14日前から返済するようにしましょう。

繰上げ返済はできるだけ平日に行う

繰上げ返済で利用できるのはペイジーもしくは銀行振込となります。ペイジーやインターネットバンキング、ATMでの銀行振込自体はいつでも行うことができますが、実際にJ.Scoreの口座にお金が振り込まれた時点で返済が確認されます。
 
したがって繰上げ返済を行う場合は、J.Scoreの指定口座への入金がその日のうちに確認されるように、銀行の営業時間内に返済を済ませておくことが大切です。前述のとおり、「返済日を含めて14日前から」当月の返済が可能なので、余裕をもって返済をするようにしてください。
 

土日の繰上げ返済は特に注意

平日にはなかなか時間が取れずに、繰上げ返済を土日に行いたいという人もいるでしょう。ペイジーや銀行振込の場合、土日でも返済自体は行うことは可能です。
 
しかし、J.Score自体が土日が休みとなっていますし、金融機関も土日は休みですから、返済が行われたという確認は土日のうちには取れず、翌営業日の確認となります。
 
したがって、週明けの入金では当月の繰上げ返済に間に合わないという場合には、必ず平日のうちに返済を済ませておきましょう。

繰上げ返済のイメージを掴もう

当月の繰上げ返済は、契約時に決めた返済日を含む14日前から行うことができます。また、この14日間の間は何度でも繰上げ返済を行うことができます。例えば、契約時に返済方法を口座引落としている場合であれば、毎月の返済日は27日ですので、1月の返済日は27日となります。
 
もし1月に繰上げ返済を行いたいと思うのであれば、1月14日から1月の27日までの14日間が繰上げ返済の期間となります。1月18日に数万円程度のまとまった返済を行い、かつ1月27日に通常の返済を行うことで、1月18日の返済は1月の追加返済とみなされ、つまり繰上げ返済を行ったということになります。
 
繰上げ返済で毎月の返済額を上げていくことができれば、総返済額の削減に繋がります。例えば、借入額が10万円、20万円、30万円のケースで、毎月1万円ずつ返済していく場合と、2万円ずつ返済していく場合をみてみましょう。

借入金額 毎月の返済額 返済回数 利息総額 総返済額
10万円 2万円 5ヵ月 3,020円 103,020円
10万円 1万円 10ヶ月 5,585円 105,585円
20万円 2万円 11ヵ月 12,206円 212,206円
20万円 1万円 23ヵ月 24,885円 224,885円
30万円 2万円 17ヵ月 27,724円 327,724円
30万円 1万円 36ヵ月 58,728円 358,728円

(金利を12%と設定して計算)
毎回の返済額が少額だと、完済までに時間がかかり、それだけ利息もかかってしまいます。できるのであれば、毎回の返済額を少しでも多くし、早めの完済を目指すようにしましょう。

繰上げ返済を習慣化するためのポイント

まずは、毎月の収支を見直してみましょう。その中で、削れる部分がないかどうか一度確認してみることをおすすめします。ただあまりにも細かい金額まで気にすると、見直し自体がうまくいかなくなりますので、あくまでもざっくりとした金額を掴むことが大切です。
 
その中で、ある程度繰上げ返済に充てることができる金額が把握出来たら、それを目標にして毎月貯めていくようにしましょう。目的は繰上げ返済を行うことなので、それ以外の用途で途中引き出しをするようなことはしないようにすることも大切です。
 
もし、ボーナスが支給されるのであれば、ボーナスを受け取ったら先に繰上げ返済をするようにしましょう。ボーナスが手元に残っていると、いろいろな欲が出てしまって、繰り上げ返済をするつもりでいても、いつの間にかお金を使いきってしまうことがあります。
 
ボーナスでまとまったお金が入ったら、まず繰上げ返済を行うという意識をもっておけば、毎年最低でも2回は繰上げ返済を行うことができます。しかもその額が大きければ大きいほど、返済回数や総支払額(利息の支払い)を少なくすることに繋がります

 

Q&A

繰上げ返済以外で利息を少なくする方法はありますか?

現在、J.Scoreでは契約後30日間の借入れについて、利息をキャッシュバックしてくれるキャンペーンを行っています。
 
2019年10月1日~2020年3月31日までに「AIスコア・レンディング」を初めて利用した人限定のキャンペーンですが、「契約日の翌日から最大30日分の借入利息相当額を全額キャッシュバックする」というもので、契約日の翌日から30日間であれば、追加の借り入れも対象となります。
 
ただし、他社の無利息期間サービスと異なり、J.Scoreの場合、「一旦利息分も合わせた返済を行い、後日利息分を返金してもらう」という形になることです。
 
一旦払ったものをまた返金してもらうという手間はありますが、結果的には利息分が0円になりますので、2020年3月31日までのキャンペーンに間に合うのであれば、積極的に利用してみましょう。
 
また、情報提携を行うことによって、金利を引き下げる方法もあります。J.Scoreでは以下の条件をクリアすると実質年利が0.1%引き下げられます。
 
1.みずほ銀行口座を利用し、J.Scoreと情報連携する
2.ソフトバンク携帯もしくはワイモバイルを利用し、J.scoreと情報連携する
3.Yahoo! JapanIDを持っていてJ.scoreと情報連携し、さらに一定の条件をクリアする

 
これらの条件をクリアすることによって、最低水準である0.8%の金利で利用できる可能性もありますので、情報提携を行うことに特段抵抗がないのであれば、利用する価値はあるといえます。

まとめ

事前に電話連絡などをしないと繰上げ返済できない金融機関も多い中、J.Scoreの場合は、ペイジーや銀行振込を利用することによって自由に繰上げ返済ができることがメリットです。可能な時はいつでも多めの金額を繰上げ返済できるという状況を有利に使うことが大切です。
 
逆にJ.Scoreにおける返済方法でのデメリットを上げるとすれば、通常のカードローンのようにローンカードで返済ができない点といえるかもしれません。特に他社でカードローンを利用し、ローンカードを使って提携ATMなどを利用しなれている人にとっては、不便に感じるところは多いと思います。
 
ペイジーは手数料がかからないとはいえ、インターネットバンキングの環境が必要ですし、インターネットでの操作が苦手な人にとってはストレスに感じる要素は否めません。
 
繰上げ返済のポイントは「口座振替で毎月確実に返済し、かつペイジーもしくは銀行振込を使って積極的に繰上げ返済を行う」ことです。利用前に返済シミュレーションをしっかりと行い、計画的になるべく早い返済を日々心がけるようにしてください。
 
(参考)
J.Score AIスコア・レンディング®公式サイト

 
執筆者:鴨志田 大輔
ファイナンシャルプランナー


 

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