更新日: 2020.04.27 カードローン

J.Scoreの審査で落ちてしまった・・・その理由と対策

執筆者 : 鴨志田 大輔

J.Scoreの審査で落ちてしまった・・・その理由と対策
鴨志田 大輔

執筆者:鴨志田 大輔(かもしだ だいすけ)

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー
 
大学卒業後、広告代理店に入社。
社会人生活をする中で、自分のお金の知識が高くない事を感じ、お金の知識をより持っている方が人生が豊かになると痛感。
 
人生をより幸せで豊かにする為にお金の知識を持ちたい気持ちが強くなり、ファイナンシャルプランナーの資格を取得
 
現在は、初心者の方が見て、分かりやすい記事を作成する事でお金の知識を発信することに注力している
 
【個別依頼】
kamoshida@breakfield.co.jp

上記までご連絡ください。

J.Scoreの審査はAIスコア診断の結果を用いて行われます。AIスコアという言葉自体が聞きなれない中で、「いったいどのような審査内容なのか」と不安に思う方も多いと思います。ここではJ.Scoreの審査手順と、落ちてしまった場合の理由や対策について解説します。
 

J.Scoreの審査手順

では、J.Scoreの審査はどのように進むのか、申し込みから借入れまでの流れについて説明します。

アカウント作成・AIスコア診断

J.Scoreの申し込み方法は、インターネットのみとなっています。他社に用意されているような、「電話申し込み」や「店舗・自動契約機」などはありませんので、注意してください。
 
申し込む際は、まず公式サイトにてユーザー登録を行い、アカウントを作成する必要があります。アカウントが作成されると、次にAIスコア診断に移ります。
 
そこでは基本18項目の質問が用意されており、その質問にチャット形式で答えていくことで、現時点でのスコアと借入可能金額および金利が表示されます。J.Scoreでは公式サイト内にて「AIスコアは1,000点を上限に表示され、600点未満の場合、AIスコア・レンディングをご利用できません。」と明記されています。
 
したがって、この時点でスコアが600点に達していない場合は、そこで申し込みは終了となり、次の仮審査に進むことは出来ません。

仮審査(審査時間:最短30分)

AIスコア診断が600点以上であれば、仮審査に進むことができます。仮審査に申し込むことを「レンディング申込(審査申込)」とも言います。すべて画面遷移に基づきながら進めていく形になりますので、画面上で審査に必要な個人情報などを入力してください。
 
最初のAIスコア診断では、氏名や生年月日などの個人情報は答える必要がありませんが、仮審査においては必須となります。以下にAIスコア診断で聞かれる内容と仮審査で追加入力する内容を一覧にしていますので、参考にしてください。

AIスコア診断で質問される項目
  • 性別
  • メールアドレス
  • 居住形態
  • 居住年数
  • 同居家族人数
  • 配偶者の有無
  • 子供の人数
  • 最終学歴
  • 勤務先の会社名
  • 勤務先の電話番号
  • 勤務先の住所
  • 勤務先の規模
  • 業種
  • 職種
  • 入社年月
  • 役職
  • 勤務形態
  • 税込年収
  • 保険種別
  • 他社借入れ件数
  • 他社借入れ金額

 

仮審査にて追加入力する項目
  • 氏名(本名)
  • 生年月日
  • 電話番号(固定・携帯)
  • 住所
  • 運転免許証の有無
  • 勤務先の会社名
  • 勤務先の電話番号
  • 勤務先の住所
  • 給料日
  • 希望限度額(10万円単位)
  • 主な資金使途

 
仮審査時では、上述のとおり、追加の質問についての回答と合わせて、AIスコア診断で回答した結果についても再度入力する必要があります。この時にAIスコア診断で回答した内容と異なっていた場合、内容によってはスコアが下がることに繋がってしまいますので、AIスコア診断で回答した内容と相違がないように、正確に回答するようにしてください。

書類提出

仮審査の結果は登録したメールアドレスに送られてきます。そのメールで仮審査に通過したことを確認できたら、次は書類提出に進みます。必要となる書類は、まず「本人確認書類」です。
 
これは必ず必要となりますので、「運転免許証」もしくは「パスポート」、「健康保険証」、「マイナンバーカード(個人番号カード)」のいずれか1点を用意しておきましょう。
 
また、借入れ希望額が50万円を超える場合や、他社借入と借入れ希望額の合計が100万円を超える場合については「収入証明書類」も必要となります。
 
「源泉徴収票」、「住民税決定通知書」、「納税通知書」、「所得(課税)証明書」、「確定申告書」、「給与明細書(直近3カ月以内の連続2ヶ月分)」のいずれか1点を提出するようにしてください。提出の方法は、会員ページにログインし、「書類提出へ進む」をクリックして、スマホなどで撮影した書類の写真をアップロードする形で行います。

本審査・在籍確認

書類提出が終わったら、本審査に移行します。本審査ではAIスコア診断の結果や、申し込み状況、提出書類の内容などが総合的にチェックされます。個人の属性についてはAIスコア診断や申し込み時点である程度把握できているため、本審査では最終確認の意味も含めてチェックを行います。
 
本審査で重視する点は、「返済能力について」です。「他社からの借入れ件数や借入れ総額」、「クレジットカードやローンの返済状況」、「信用事故の有無」、「他社ローンへの申し込み履歴や状況」などを信用情報機関へ照会し、確認を行います。
 
また、本審査の最後には原則として「在籍確認」が行われることになっています。在籍確認は電話で行われますが、その際「J.Score」を名乗ってかかってくるわけでなく、個人名でかかってきます。
 
ただ、最近では個人情報の取り扱いが厳しくなってきていますので、会社の受付の方が「個人情報保護の関係でお答えできません」と回答する可能性もあるでしょう。そのような場合、在籍確認がとれず、結果として審査に通過できない可能性も高くなるため、必要最低限の事前周知を行っておくようにするとよいでしょう。

借入れ(最短即日可能)

在籍確認が取れ、本審査に通過すると、次は契約手続きに入ります。申し込みと同様、契約手続きについてもインターネットで行います。契約手続きの流れについては以下のとおりです。
 
1.会員ページにログインし、「本審査結果確認・契約手続き」をクリック後、契約できる限度額・金利を確認する。
2.「借入限度額」、「振込み先口座」、「電話による連絡先」を登録する。

 
契約手続きが完了すれば、借入れを行うことが可能になります。J.Scoreの借入れは「振込のみ」となっています。平日あれば、22時55分まで、土曜日は21時40分まで、日曜日であれば16時40分までに借入の申込が完了していれば、申し込んだ日のうちに振り込んでもらえます。

J.Scoreで落ちてしまう点数

まず、J.ScoreではAIスコア診断の結果が600点に達していないと申し込むことは出来ません。では、600点以上あったら大丈夫なのかというと、そういうわけでもありません。600点以上のスコアがあった場合でも、審査に落ちる可能性はあります。
 
例えば、信用情報に傷があることが分かった場合などでは、審査に通ることは難しくなります。
 
また、AIスコア診断の結果が600点に達しない理由としては、「年収が引い」ことや「勤続年数が短い」などが挙げられます。そのような場合は、他の質問でスコアアップを目指したり、その間に勤務年数や年収などの属性を高める努力をしていきましょう。

自分の点数を把握できる「デモスコア体験」

J.Scoreの公式サイトでは、AIスコア診断を受ける前に「デモスコア体験」を行うことができます。デモスコア体験では5つの質問に答えるだけで、仮のAIスコア点数が表示されます。
 


(参考:公式サイトにてデモスコア体験をを行った結果表示のイメージ https://www.jscore.co.jp/score/demo/
 
ここで質問される5つの項目とは、「年齢」、「勤続年数」、「年収」、「雇用形態」、「趣味」です。それぞれの質問で用意されている回答を選んでいくのですが、例えば「趣味」の質問欄における回答については、以下のものが用意されています。この中から自分に当てはまるものを選んでいくというやり方です。
 
質問:あなたの趣味(ひとつ)
用意されている回答:アウトドア球技(野球・テニス・ゴルフなど)、インドア球技(バスケ・バレー・卓球など)、釣り(フィッシング)、武道(剣道・柔道・空手・弓道など)、陸上競技(ジョギングなど)、アウトドア(キャンプ・登山など)、その他スポーツ、スポーツ観戦、映画鑑賞、音楽鑑賞、楽器演奏、旅行・観光、ペット、料理、パチンコ・スロット、競馬・競輪・競艇、ゲーム、趣味なし
 
このデモスコア体験でのAIスコア点数が600点以上あれば、申し込み可能となります。今現在の自分のスコアがどのくらいなのか、また申し込むにあたり、どのような方法で回答していくのかというイメージを掴む意味でも、このデモスコア体験は利用してみる価値はあるといえます。

Q&A

J.Scoreの審査はどのくらい時間がかかりますか?

仮審査は最短30分となっていますが、本審査は最短で即日となっています。もし、審査時間を短縮したいのであれば、書類提出後にコールセンターに電話をし、審査を急いでいる旨を伝えるようにしてみましょう。
 

J.Scoreは即日融資可能ですか?

J.Scoreは即日融資可能なカードローンとなっています。ただし、借入れ申込時間に気を付けるようにしましょう。時間によっては、翌日の振込になってしまいます。公式サイト内に、受付時間と振込実施時間が載っていますので、参考にしてください。
 


(公式サイト内(お借入):https://www.jscore.co.jp/lending/use/

まとめ

J.Scoreの審査で落ちる理由としては、AIスコアが600点に足りなかった場合はもちろん、「信用情報に傷がある」場合や、「嘘の申告をしていた」などが挙げられます。信用情報に傷がある場合は、それが消えるまで待つことが賢明です。また、申し込み時に嘘の情報を申告してしまうと、その後の審査で必ずその嘘が発覚します。
 
したがって、申し込み時の申告内容には必ず正確な情報を申告するようにしてください。もし、AIスコアが600点に足りなかったとしても、追加の質問に回答することでスコアアップになる可能性があります。時間が許す限り、多くの質問に丁寧に答えていくようにしましょう。
 
他にもYahoo!ショッピングやヤフオク!の購入履歴を作ることで、レンディング条件(金利や極度)に有利になることも公表されていますので、そのような情報を上手に活用して、審査に有利な状況を自分から作っていくことが大切です。
 
(参考)
・J.Score AIスコア・レンディング®公式サイト:https://www.jscore.co.jp/lending/about/

 
執筆者:鴨志田 大輔
ファイナンシャルプランナー


 

■アイフル
※商号:アイフル株式会社
※登録番号:近畿財務局長(14)第00218号
※貸付利率:3.0%~18.0%(実質年率)
※遅延損害金:20.0%(実質年率)
※契約限度額または貸付金額:800万円以内(要審査)
※返済方式:借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
※返済期間・回数:借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)
※担保・連帯保証人:不要