更新日: 2020.04.27 カードローン

アコムの金利について徹底解説!利息を節約する為のポイント

アコムの金利について徹底解説!利息を節約する為のポイント
鴨志田 大輔

執筆者:鴨志田 大輔(かもしだ だいすけ)

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー
 
大学卒業後、広告代理店に入社。
社会人生活をする中で、自分のお金の知識が高くない事を感じ、お金の知識をより持っている方が人生が豊かになると痛感。
 
人生をより幸せで豊かにする為にお金の知識を持ちたい気持ちが強くなり、ファイナンシャルプランナーの資格を取得
 
現在は、初心者の方が見て、分かりやすい記事を作成する事でお金の知識を発信することに注力している
 
【個別依頼】
kamoshida@breakfield.co.jp

上記までご連絡ください。

カードローンの返済をする際には、元金と共に利息を支払わなければいけませんが、貸付利率によっては負担が大きくなる場合があります。
 
借り入れをしても、短期間で返済してしまえば問題無いのですが、長期間に渡って返済した場合、毎月支払う利息は少なくても、トータルで見るとかなりの金額になってしまうのです。「はじめてのアコム」でおなじみの消費者金融大手アコムのカードローンは、貸金業法によって定められた貸付利率内で運営しています。
 
ここでは、アコムの金利はどのようにして決められるのか、また、利息を節約する方法などについて表などを用いてわかりやすく解説します。

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アコムの金利について

カードローンを利用する際には、カード会社に利息を支払う必要がありますから、返済時にどの程度の利息が発生するのかを頭に入れておかなければいけません。
 
アコムの金利は3.00%~18.00%です。
 
カード会社によっては、金利のことを貸付利率または実質年率と表示しているところもあります。これらを全く別物のように捉える方もいるかもしれませんが、意味としてはほとんど同じですから、ここでは金利で統一します。
 

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アコムの金利は他社と比べて高い?低い?

アコムの金利は上記したような範囲内となっていますが、その他の大手消費者金融の金利と比べるとどうなっているのかを表にして比較しました。
 

 
このように、他社もだいたい同じ範囲内の金利で運用しており、アコムの金利は高くもなく低くもなく、平均的な水準だということがわかります。ちなみに、消費者金融の金利は利息制限法という法律によって決められており、借り入れ金額によって適用される金利に上限が設けられています。
 

 
各社の金利一覧と上限金利を見比べてみると、消費者金融各社の金利は法定金利内であり、健全な運営をしているということがわかります。この利息制限法では10万円未満の借り入れの場合、上限金利は20.0%となっているものの、消費者金融のカードローンは上限金利18.0%です。
 
そのため、少額の借り入れではわずかながら金利の負担が少なくなります。
 

アコムの金利ってどうやって決まるの?

アコムの金利は契約時に提示されますが、金利を決めるポイントに契約極度額というものがあります。
 
契約極度額によって金利は振り分けられることになっており、新規に契約した場合には上限いっぱいの金利になることがほとんどのようです。
 

金利の決め方のポイント

アコムのカードローンで適用される金利は、下記の表のように契約極度額によって振り分けられており、例えば契約極度額が50万円だった場合、適用される金利は7.7~18.0%の間から決められることになります。
 

 
しかし、この表では下限金利は7.7%になってはいるものの、新規契約時には18.0%を提示されることがほとんどです。これはどの消費者金融で契約しても同じであり、その理由として新規に契約したばかりの状態では信用実績が少ないということが挙げられます。
 
アコム以外のカードローンで利用実績があっても、アコムを利用するのが初めてということになれば、また最初から実績を作っていかなければいけません。しかし、最初は上限金利であっても、毎回の返済をしっかりと行うことで信用度を高められますから、将来的には金利を下げてもらえたり、または下げるよう交渉することが可能になるのです。
 
もしも、カードローンを利用中に返済が遅れてしまうと、信用を失ってしまい、交渉を持ちかけても門前払いということになりかねません。個人間でも業者が相手の場合でも、お金の貸し借りには信頼関係が重要ですから、良好な関係を築けるようにカードローンを利用することが求められます。
 

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アコムの限度額はいくら?

アコムで借り入れ可能な金額は、1万円~800万円で限度額は800万円になります。
 
しかし、限度額は800万円となってはいるものの、800万円は非常に高額ですから、よほどの属性や信用力が無ければ最初から800万円を融資してもらえることはほぼありません。まずは30万円や50万円といった比較的少なめの限度額からスタートすることになりますが、限度額を引き上げてもらうには金利の話と同じように、信用度を高めることが必要です。
 
50万円以上の借り入れには収入証明書の提出が必要になりますから、所得が少ない場合や他社からの借り入れが多い場合には断られることがあります。

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アコムの毎月の利息について

アコムのカードローンを利用してお金を借りると、毎月の返済日に元金と利息を合わせた金額を支払って行くことになります。
 
毎月の利息は、借入金や金利、利用日数により異なりますが、計算式に当てはめて導き出すことが可能です。
 

~~~利息の計算式~~~~

借入残高×金利÷365日×利用日数=利息で計算することが出来ます。

この計算方法で、30万円を1ヵ月(30日)借り、金利が18.0%だった場合の利息を計算すると次ようになります。

30万円×0.180÷365日×30日=4438円

また、同じ条件で10万円を借りた場合では

10万円×0.180÷365日×30日=1479円

このように簡単に計算することが出来るのです。

アコムで借りた場合の利息をケース別に理解しよう

利息は借入金額によって異なるものですから、さらに借入金額のパターンを増やして、アコムでお金を借りた場合の利息や支払いサイクルなどを見てみましょう。ここでは上限金利18.0%とし、3万円、5万円、10万円、30万円、50万円を借りた場合の、返済期間と返済回数、利息の総額を算出しています。
 

 
5万円までの低額借入の場合では、返済期間も短く、利息の総額も少なくなりますが、30万円、50万円と借入金額が多くなるにつれて、返済回数と利息も増えて行きます。

アコムの金利別の利息の金額の違いについて

ここまでは金利を18%に固定して解説しましたが、借入金額によって金利が異なるケースがあり、支払う利息の総額にも違いが生まれます。
 
そこで、借入金額を30万円(返済期間は1年)と100万円(返済期間は2年と3年)に設定し、金利を3つのパターンで計算すると、利息と返済総額はどうなるのか比較してみましょう。
 

 

 

 
借入金額30万円の金利は上限18.0%、100万円の場合は上限15.0%になります。下限金利と上限金利の利息総額を比較すると、数万円、十数万円もの差があるので、金利は低い方が出費も少なくなるのです。
 

アコムで利息を節約する為のポイント

金利は上限金利いっぱいの%で設定されることが多いために、利息の総額が多くなってしまいますから、いかにして利息を減らして行くか考える必要があります。
 
利息を節約する為のポイントは少ないのですが、その中でも特に取り入れて欲しいことは、無利息の期間があるカードローンを利用する、金利を下げる交渉をする、最低返済額以上に返済をして返済期間を短縮することです。
 

①消費者金融のカードローンには無利息期間がある

大手の消費者金融では、初めて利用した方を対象にした30日間の無利息サービスがあり、アコムでも実施しています。
 
借入をした最初の30日間は利息が発生しませんから、初回の返済日に全額返す予定なら借入金額だけ返せば良いということになるのでお得です。例えば、50万円を金利18%で借り入れをした場合の利息を計算するとこのようになります。
 
50万円×0.18÷365日×30日=7397円
 
50万円の利息は7397円となり、初回で全額返済した場合にはこの分の負担はありません。もちろん長期間に渡って返済をする予定でも、最初の返済日には利息を支払う必要がありませんから、元金だけ返済することになります。
 
最初の1回だけ無利息という形になり、次回以降は利息が発生してしまいますが、利息の総額を減らせますから、借入金額が多いほど利息を節約する効果が高くなります。ちなみに、同じカードローンであっても、銀行カードローンでは無利息サービスを行っておらず、消費者金融ならではの特典です。
 

②金利引き下げの交渉をする

金利はカード会社と交渉することで引き下げが可能ですが、それには利用期間と信用度が必要になります。
 
まだ契約したばかりの状態では、信用が無く断られてしまう可能性が高くなってしまいますから、ある程度(半年から1年以上)利用してからチャレンジしてみましょう。交渉をするには、毎回の返済期日に必ず支払うことが前提になりますから、延滞だけは十分気を付けてください。
 
交渉の方法は、カード会社に電話をして金利の引き下げをお願いするだけなので簡単です。その後審査をして、引き下げの可否を判断することになりますが、このタイミングで利用限度額を増額してもらえることがあります。
 
交渉時に気を付けておきたいこととしては、こちら側はお客といえども、交渉をお願いする立場ですから、強い態度や口調では印象が悪くなって逆効果です。今後も長期間付き合って行くことになりますから、けんか腰にならずソフトにお願いしましょう。
 

③毎回の返済額を増やして返済期間を短縮させる

一番オススメの方法といってもいい、返済期間を短縮する方法です。
 
支払う利息の総額を減らすには、毎回の返済額を増やして、返済期間を短縮させることも必要です。カードローンでは最少返済額を入金すると、返済日が次回に更新される仕組みになっているのですが、もちろん最少返済額以上の金額を返済することも出来ます。
 
最少返済額はカード会社が設定しており、借りた側はその金額以上の入金をしても何ら問題は無く、カード会社に連絡をしたり、手続きが必要ということもありません。毎回1000円でも2000円でも多く返済したり、ボーナス時に多く返済することで、借入残高を減らせるだけではなく、利息の総額を減らすことも可能です。
 
追加返済すると大幅に利息を減らせます。
 
最少返済額プラスαで返済すると返済期間を短縮する効果が見込めます。50万円を借りた場合、返済期間を短縮すると利息にどれくらい差があるのか、下の表で比較してみましょう。
 

 
半年と比べると1年、2年と返済期間が長くなるにつれて支払う利息が多くなっているのがよくわかります。
 
金利が15.0%の場合、返済期間が半年と2年では56651円もの差額があり、同様に18.0%の場合では68116円とさらに多くの利息を支払わなければいけません。このように、同じ金額を借りても返済期間が長くなるほど負担が大きくなってしまいます。
 
利息の負担が大きいと、生活にも影響を及ぼしかねませんから、返済が終わるまでは生活費を節約し、毎回の返済額に充てる努力も必要です。
 

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おすすめポイント

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まとめ

アコムのカードローンを他社と比較すると、金利は同じ水準になっています。
 
利用し始めの頃は、上限金利となってしまうことが多いものの、カードローンの利用実績次第では金利を引き下げてもらえることもありますから、返済日に遅れないようにしっかり支払って信用度を高めましょう。
 
もしも、金利の引き下げが無理な場合でも、新規契約時の無利息サービスの適用や、毎回の返済額を増やすことで、利息の総額を減らす効果があります。カードローンはいざという時に大変役立ちますが、借入残高が多くなるにつれて、たくさんの利息を支払わなければいけませんから、必要以上に借り入れをしないことも大事です。
 
カードローンを利用したいという時には、借り入れ金額のことで頭がいっぱいになってしまいがちですが、金利についてもしっかりと検討しましょう。
 
執筆者:鴨志田 大輔
ファイナンシャルプランナー


 

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