更新日: 2020.06.03 カードローン
カードローンの使い方。借り入れ、返済の方法は?
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、広告代理店に入社。
社会人生活をする中で、自分のお金の知識が高くない事を感じ、お金の知識をより持っている方が人生が豊かになると痛感。
人生をより幸せで豊かにする為にお金の知識を持ちたい気持ちが強くなり、ファイナンシャルプランナーの資格を取得
現在は、初心者の方が見て、分かりやすい記事を作成する事でお金の知識を発信することに注力している
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「カードローン」の利用方法といえばその名の通り、「カードで借入れをしてカードで返済する」と答える人がほとんどです。
しかしながら、もっと利便性が高くなるように、「カードローン」では銀行振込や自動引落しなども用意しています。それぞれの方法にメリット、デメリットがあるので、それをこの記事では紹介します。
3つの借り入れ方法。
1.口座振込み
銀行の普通口座に、またはカードローン専用口座(銀行系カードローンの場合)に振込でもらう方法です。電話やインターネットで依頼して行います。
メリット
公共料金クレジットカード利用料金を銀行口座に入金し忘れたとき、振込み依頼をすれば、延滞せずに済みます。カードで借入れをして、銀行口座に入金するのは手間なので、非常に助かるサービスです。
また、カードローン会社のカードを持ち歩かずに済みます。なにかの拍子で財布の中のカードを見られたくない方にはメリットです。
デメリット
銀行振込口座の設定が必要となります。本人確認が必要なので、手続きがやや面倒です。当たり前ですが、他人名義の口座を指定することはできません。
また消費者金融の場合、会社名で振込されることはありませんが、関連会社の名前での振込履歴が残ります。通帳の管理に注意する必要があります。
振り込まれるタイミングは、銀行の営業時間外にはすぐに銀行口座に反映されない場合があります。その場合、必要なときに現金を用意できません。
ただし、登録しておけば、24時間365日振込可能の「カードローン」もあるので、心配な方はそういった商品を利用すれば安心です。
特にプロミス の場合、依頼から振込まで10秒の「瞬フリ」と呼ばれるサービスを提供しています。ただし、メンテナンスの時間は利用できません。
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2.コンビニ・銀行ATM
カードローン専用カードや、カードローン付帯キャッシュカードで借入れをする方法です。
メリット
コンビニATMの数は多いので、コンビニATMと提携している「カードローン」なら、すぐにコンビニが見つかり、借入れをすることができます。
人の目を気にせず借入れをすることができることもメリットです。「カードローン」で借入れをしているところを、できれば誰にも見られたくないものです。コンビニATMや銀行ATMの場合は、銀行口座の入出金をする人が多いので、人目を気にせず借入れをすることができます。
デメリット
提携ATM利用手数料がかかる「カードローン」があります。便利な提携ATMですが、手数料は支払うという意味では利息と同じなので確認が必要です。
3.店頭ATM
店頭や無人契約機に併設されているATMです。
メリット
利用手数料がかからないのが最大のメリットです。
デメリット
消費者金融のATMを利用しているということは「カードローン」を利用しているということです。もちろんプライバシーを配慮して個室になっているATMもありますが、利用しているところを誰にも見られたくない人にとってはおすすめではありません。
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3つの返済方法
1.口座振込み
金融機関指定の銀行口座に振り込む方法です。
メリット
カードを持たずに返済ができます。借入れで振込も利用できれば、カードレスで「カードローン」を利用できます。
デメリット
振込手数料がかかるのが最大のデメリットです。カードを利用する場合、提携ATM利用で借入れでは手数料がかかる場合がありますが、返済では手数料がかかりません。さらに、利用明細がないので、電話かインターネットで確認しないと自分の借入残高がわからなくなります。
2.引き落とし
自分の銀行口座から返済日に自動的に引き落としをする方法です。
メリット
返済のためにどこかに出向く必要がありません。また、返済をうっかり忘れて延滞してしまうリスクを軽減できます。
デメリット
カードローン返済の履歴が通帳に記載されます。通帳を家族に見られてカードローン利用がバレるというリスクがあるので、通帳管理には注意が必要です。
また、残高不足だと延滞になります。期日前に残高と返済金額を確認しておくことが重要です。
3.コンビニ・銀行ATM、店頭ATM
カードローン専用カードやカードローン付帯キャッシュカードで借入れをする方法です。
メリット
借入れのメリットと同じです。利便性が高く、返済したいときに返済できるので、無駄な利息を支払わずに済みます。なお、借入れのときには必要だった、提携ATM利用手数料は、返済のときには必要ありません。
デメリット
千円未満の端数は入金できません。よって、完済・解約ができません。完済・解約をしたいときには銀行振込を利用するか、店頭窓口で返済をする必要があります。
カードローンを選ぶとき(自分の生活圏にあった借り入れ、返済方法が可能なものを選ぼう)
「カードローン」を選ぶときに一番気になるのは金利です。しかしながら、いくら金利が低くても、利便性が低いと後悔することになりかねません。金利以外にチェックすべきポイントは以下の通りです。
1.生活圏内にATMはあるか
利用できるATMが自分の生活圏になければ、借入れ、返済の度にどこかへ出かけるという手間をかけることになります。
また、「カードローン」は借入れをしたいときにすぐ借入れができるのが一番のメリットなのに、そのメリットを享受できません。
2.銀行振込は可能か
カードを財布の中に入れておきたくない人もいます。そんなとき、銀行振込でカードローンが利用できれば、カードが不要となります、完済したいときには、1円単位で振込できるので、余計な利息を支払わなくて済みます。
3.自動引落しに対応しているか
「カードローン」で一番避けなければいけないのが延滞です。自分の信用情報に傷がついてしまう場合もあります。期日を忘れてしまうかも、と不安な人は自動引落しが使えるカードローンを選んだ方が安心できます。
カードローン別の返済支払日
「カードローン」によって、返済支払日(返済期日)は異なります。まず、銀行系カードローン を例に挙げます。
銀行系カードローンの場合、約定返済は銀行口座引き落しのみの場合が多いので注意が必要です。約定返済とは毎月の決められた返済のことです。三井住友銀行カードローン、みずほ銀行カードローン、楽天銀行スーパーローン も約定返済は口座引落しのみです。
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ATMでの返済もできますが、それは随時返済(追加返済)扱いです。期日に返済しても約定返済にはなりません。口座引落しがされなければ延滞になります。
次に消費者金融の例です。
消費者金融は銀行系カードローンより返済期日、返済方法の自由性が高いです。たとえばアコム やアイフル の場合だと、どの日でも返済期日に指定できます。
アコム の35日サイクル、というのは少し特殊な返済期日です。返済した日から35日後が次の返済期日になるのです。たとえば5/31に返済した場合、その35日後の7/5が次の返済期日になります。
まとめ
いかがでしょうか。「カードローン」の利用方法はカードだけではありません。それぞれのメリット・デメリットもあります。
「カードローン」を契約する前に、自分にはどの方法が一番合っているか検討しましょう。その方法が使える金融機関を利用することが、「カードローン」の賢い利用方法です。
執筆者:鴨志田 大輔
ファイナンシャルプランナー
カードローン基礎知識
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