更新日: 2020.06.03 カードローン

カードローンの金利はこう決まる!仕組みや利息について解説

執筆者 : 鴨志田 大輔

カードローンの金利はこう決まる!仕組みや利息について解説
鴨志田 大輔

執筆者:鴨志田 大輔(かもしだ だいすけ)

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー
 
大学卒業後、広告代理店に入社。
社会人生活をする中で、自分のお金の知識が高くない事を感じ、お金の知識をより持っている方が人生が豊かになると痛感。
 
人生をより幸せで豊かにする為にお金の知識を持ちたい気持ちが強くなり、ファイナンシャルプランナーの資格を取得
 
現在は、初心者の方が見て、分かりやすい記事を作成する事でお金の知識を発信することに注力している
 
【個別依頼】
kamoshida@breakfield.co.jp

上記までご連絡ください。

カードローンの金利と利息は、切っても切り離せない関係にありますが、利用している方は利息の計算方法をご存じでしょうか?
 
金利、利息と聞くだけで頭の中が混乱してしまうかもしれませんが、知らなければ損をすることもあるかもしれません。金利の仕組み、利息の計算方法などについて詳しく解説していきます。
 

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カードローンの金利について

カードローンを扱っている消費者金融、銀行の広告を見ると必ず適用金利が表示されています。金利は借り入れ額に対する利息の割合を指しており、利息を算出するためには欠かせません。
 
元金に対し、1年間に支払う利息の割合として、%(パーセント)にて示しています。
 

金利と利息・利子の違い

金利は年間で支払うべき利息の割合なのに対し、利息はお金を貸してくれている業者に支払う借り賃のようなものです。消費者金融や銀行カードローンは、利息が主な収益源となります。
 
また、利息と利子は全くの別物で、利子は銀行やゆうちょ銀行に預けた金額に対して、一定の利率によって算出された金額が利用者に支払われます。
利息は借り賃、利子は貸し賃として支払う、または支払われるものです。
 

金利と実質年率の違い

同じように見えて、実は異なるものばかりですが、金利と実質年率も微妙に違うものです。
 
カードローンの広告や契約書を見てみるとわかりますが、金利ではなく実質年率と表現されているケースがあります。
 
実質年率には金利に各種手数料が含ませたものから計算されています。消費者金融や銀行はお金を貸し出すために、いろいろな費用が必要であり、各種手数料という名目で金利と一緒に徴収しています。
 
実質年率(または借入利率)=借り入れ額÷(金利+手数料)
 
ということになります。
 
手数料の内訳としては、保証料、事務手数料、融資取扱手数料などとなっています。
 

金利には上限あり

カードローンではいくらでも貸してよいというわけではなく、利息制限法という法律により上限金利が決められています。また、利息制限法によって、貸付金額ごとに下記の表の通りに上限金利が設定されています。

  

  

  

貸付金額 上限金利(年利)
10万円未満 20%まで
10~100万円未満 18%まで
100万円以上 15%まで

 
もしも、この金利以上で貸し付けを行うと、利息制限法に違反となり、法定金利以上の部分については返還請求することができます。
法律事務所の広告で過払い金という言葉が出てきますが、過去には年利29%以上の契約というケースもありましたので、その場合は法定外の部分を取り戻すことができます。
 
しかし、現在では消費者金融や銀行カードローンでは法定内の金利が適用されていますから、過払い金が発生することはありません。
 

個人間のお金の貸し借りにも金利を設定できる

カードローンとは関係ありませんが、友人知人などにお金を貸した時にも利息を受け取ることはできます。
 
個人間の場合でも上述利息制限法の上限金利が適用されます。しかし、ここで注意したいのは出資法の上限金利です。
 
利息制限法とは異なり、出資法の上限金利は年利109.5%(うるう年は109.8%)となっており、個人間の場合はこの範囲内なら罰則はありません。ただ、上限金利を超えた場合には出資法違反になり、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、もしくは両方という重い罰則が科されます。
 

遅延損害金にも上限金利があるの?

カードローンの返済が遅れた時に支払いを求められる遅延損害金ですが、上限金利は年利20%までと決められています。遅延損害金の場合は、利息制限法ではなく貸金業法が適用されています。
 
通常の金利に比べると高めに設定されているので、返済が長引くと大きな負担になるので要注意です。
 
1日でも返済が遅れると遅延損害金が発生しますが、通常の利息と2重で取られることはないものの安心してはいけません。例えば10日遅れて返済した場合の支払い金額の内訳は以下の通りです。
 
『返済日までの利息+10日分の遅延損害金+提携ATM利用時の手数料』これらを優先的に支払った残りの部分が元金の返済に充てられます。
 

30万円を18%で借りたものの、10日返済が遅れた場合

前回返済の30日後が返済期日だったとすると、それまでの利息が必要です。
 
30日分の利息は4438円、10日分の遅延損害金は1643円加算されるので、合計6081円になります。1643円は本来なら元金に充てることのできるお金だったと考えてしまうかもしれませんが、遅延損害金として扱われます。
 
そう考えると、非常にもったいないことが良くわかると思います。
 
毎回遅れて支払うと、その分返済総額が増えますから、返済期日に確実に支払う必要があります。
 

各社の金利どのくらいなの?

大手の消費者金融や銀行カードローンの上限金利と遅延損害金の金利を以下の表にまとめてみました。

  

  

  

  

  

  

会社名 通常の金利 遅延損害金の金利
アイフル 3.0%~18.0% 20.0%
プロミス 4.5~17.8% 20.0%
アコム 3.0%~18.0% 20.0%
SMBCモビット 3.0%~18.0% 20.0%
楽天銀行 1.9%~14.5% 19.9%
Jscore 0.8~12.0% 12.0%

 
このように、銀行カードローンは消費者金融カードローンに比べると上限金利が低いですが、その分審査も厳しくなる傾向にあると頭に入れておきましょう。
だからと言って、消費者金融の審査が甘いということはなく、各社とも厳しい基準によって審査を実施しています。
 
また、それぞれの最低金利は1桁になってはいるものの、最低金利で契約できる方はかなり属性が高く、信用度が高い人でしょう。
 
カードローンは無担保ですので、利用者の信用度こそが担保になります。
カードローン会社からすると、返済の遅れや未納といったリスクがありますから、まずは返済日に必ず返済して行くことを守っていきましょう。良好な関係を築くことができれば、将来的に増額や増額と同時に金利を引き下げてもらえるといった可能性もでてきます。
 

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カードローンの利息の仕組み・計算方法

金利について学んだところで、今度は利息の仕組みを見ていきましょう。カードローンでお金を借り入れると、次回返済日に元金と共に利息を支払わなければいけません。
 
借入残高に対して、利息は1日経過するごとに増えていきます。利息を算出するためには、以下の式に数値を当てはめて計算しましょう。
 
『借入金額×実質年率×借入日数÷365日=利息金額』
 
うるう年の場合には、365日の部分を366日で計算する必要があるので注意しましょう。
 
もしも10万円を実質年率18%借りた場合で計算してみましょう。
 
1日当たりの利息は
10万円×0.18×1日÷365日=49円
 
10日では
10万円×0.18×10日÷365日=493円
 
となります。

 
カードローンを利用する際には、返済時にどれくらいの利息が発生するのかを事前に知っておくことが大切です。
 

例題1:30万円を借りた場合の利息

30万円を実質年率18.0%で借り、30日後にどれくらいの利息になるのか計算すると以下のようになります。
 
「30万円×0.18×30日÷365日=4438円」
 
一括で返済をする場合には、30万円+4438円=304438円で済みます。しかし、毎回最低返済金額だけで返済すると返済総額はさらに増えます。
 
最低返済金額が11000円の場合、利息が4438円必要ですから、元金に充てられるのは6562円だけなので、完済までに数年かかります。
 

例題2:無利息サービスがあるカードローンとの比較

大手消費者金融カードローンには、初めて利用する方を対象にした無利息サービスを実施しています。初めて利用してから30日間無利息なので、借りてから1か月で完済してしまえば元金だけ返済すると良いので非常にお得です。
 
ちなみに、銀行カードローンにはこのようなサービスはなく、大手消費者金融だけのサービスになります。
 
50万円を実質年率18.0%で借りた場合の利息を計算しましょう。
 
「50万円×0.18×30日÷365日=7397円」
 
消費者金融の30日間無利息サービスを使うと、もちろん利息は0円です。このサービスが無いカードローンでは、7397円の利息が必要となります。
 
お金を借りて、すぐに完済したいという方は、消費者金融カードローンを利用しましょう。
 

例題3:50万円を繰り上げ返済した場合

カードローンの返済方式には、残高スライド元利定額返済方式があります。最後に借り入れをした後、借入残高に対して最低返済金額が決められる仕組みです。
 
先ほども申したように、最低返済金額のみの返済では完済までの道のりは長くなってしまうので、余裕がある時には多く返済するようにしましょう。
繰り上げ返済することには何ら問題なく、手続きも必要ありません。
 
例えば50万円を実質年率15.0%で借り、14日後に完済する場合の利息は、
「50万円×0.15×14日÷365日=2876円」
 
30日後では・・・
「50万円×0.15×30日÷365日=6164円」

 
約2週間返済期間が異なるだけで、こんなに差が出てくるんです。利息が少ない分、元金に充てられる金額も多くなり、結果的に返済総額を減らすことに繋がります。
 

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まとめ

数字が多く、頭が痛くなるようなお話ばかりでしたが、少しは理解していただけたでしょうか?カードローンの利息は、レンタルビデオ店のDVDのレンタル料と同じイメージです。
 
それに対して金利は、借入残高に対する利息の割合です。
 
カードローンでは明細書やネット上で利息を確認できるので、実際に利息を計算することは多くないかもしれません。しかし、計算方法を知っておけば、ムダなお金を支払っているんだと実感することができるでしょう。
 
執筆者:鴨志田 大輔
ファイナンシャルプランナー


 

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※担保・連帯保証人:不要