「建築条件付き土地」を勧められたけど、高額な「違約金」がかかることも!?契約前に注目すべきポイントを解説
配信日: 2025.06.25

「本当にお得なの?」「デメリットが多いのでは?」などの疑問を解決すべく、当記事では、建築条件付き土地のメリット・デメリットを比較検討していきます。

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目次
「建築条件付き土地」とは? 概要と注目される背景
注文住宅では、土地を購入したあとに、自分で建物の建築業者を選ぶのが一般的です。
一方、建築条件付き土地では、土地の売買契約と同時に、特定のハウスメーカーや工務店と建築請負契約を結ぶことが条件になっています。
近年、マイホームを求める人々にとって、建築条件付き土地は選択肢の一つとして注目されています。「価格が安い」「建築業者を探す手間が省ける」といった点が人気の背景となっているようです。
建築条件付き土地のメリット
建築条件付き土地には、以下のメリットがあります。
・費用を抑えられる
・建築業者探しの手間を省ける
・完成後のイメージがしやすい
建築条件付き土地では、建築業者が効率的な資材調達を行い、費用を安く抑えられる可能性があります。
また、すでに建築業者が決まっているため、土地購入のあとに、ハウスメーカーや工務店を探す手間が省ける点もメリットの一つです。
さらに、建築条件付き土地には、モデルハウスが用意されているケースが多く、実際に建つ家のイメージをつかみやすくなります。
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建築条件付き土地のデメリット
建築条件付き土地には、メリットがある一方、注意すべきデメリットも存在します。
・自由に設計できない
・価格交渉が難しい
・工期の自由度が低い
建築業者が指定されている建築条件付き土地では、間取りや外観デザインなどを、自由に設計できない場合があります。
また、土地と建物の価格がセットで提示されることから、個別の価格交渉が難しい点も念頭におかなくてはなりません。
建築条件付き土地では、契約時に建築スケジュールまでを指定されるケースがあるため、直近で仕事や家庭のイベントがある方は注意してください。
建築条件付き土地で契約前に注目すべきポイント
建築条件付き土地の契約を検討する際には、以下の3点に注目してください。
1.解約金を確認する
2.総費用を明確にする
3.建築会社の評判や実績を確認する
建築条件付き土地では、契約後に建築請負契約を解除すると、高額な違約金が発生する可能性があります。その場合、建設業者の提案が気に入らないなどの理由があっても、ほかのメーカーへ変更することが難しくなります。
また、費用は、土地代だけでなく、建物の建築やオプションなども含めた総額で判断してください。土地代は安くても建物代が高ければ、予想外の出費を被ってしまいます。
建築条件付き土地での失敗を防ぐには、指定された建築業者の口コミや評判をインターネットで確認しておくことも重要です。
建築条件付き土地を理解して理想のマイホームを実現させよう
建築条件付き土地は、建築業者探しや一から設計を考案する手間が省ける点でメリットがあります。
しかし、デザインやスケジュール設定の自由度が低いというデメリットもあるため、十分な検討が必要です。契約前にしっかりと情報を収集し、慎重に判断することで、理想のマイホームの実現に近づけます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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