60代になり“年金だけじゃ不安”なので土地活用で「月5万円」の副収入を得たいです。そんなにうまくいくものでしょうか?
配信日: 2025.06.22

もし、使っていない土地を所有しているなら「土地活用」で副収入を得る方法もあります。
当記事では、土地活用の方法に焦点を当てて、副収入を得られる可能性を探っていきます。

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小規模でも月5万円を目指せる? 具体的な土地活用アイデア
「月5万円」の副収入を目指せる土地活用のなかから、手間や初期費用を比較的抑えながら始められるアイデアを3つ紹介します。
時間貸し駐車場
所有する土地に、簡単な整備と設備設置を施して始められる活用方法が、時間貸し駐車場です。時間貸し駐車場で、月5万円の収入を目指す場合、駐車台数や稼働率が重要です。
たとえば、1台あたり1時間200円で、10台分の駐車場が1日に平均5時間利用されると仮定します。日額の売上は10台×5時間×200円=1万円、月額では1万円×30日=30万円となります。
さらに、駅周辺や商業施設近隣など、需要が見込める立地であれば、月5万円以上の収入を得ることも可能です。
ただし、競合が多いエリアでは価格競争が起こる可能性も考慮してください。
トランクルーム経営
コンテナを設置するコンテナ型や建物を建てて部屋を貸し出す屋内型トランクルームも、土地活用の選択肢の一つです。
トランクルーム経営で月5万円の収入を得るには、設置する部屋数と稼働率がポイントになります。
月額賃料が1万円の部屋を7割の稼働率で運営すると仮定した場合、光熱費や固定資産税などの経費を考慮に入れると、月5万円を目指すにはある程度の部屋数が必要です。
トランクルーム経営は、安定収入を狙える一方、建設やコンテナ設置で初期費用が高額になる傾向があるため、長期的な視点で計画を立てましょう。
貸し農園
貸し農園は、大きさや形状などで、ほかの活用が難しい土地でも検討できるアイデアです。
月5万円という目標収入を達成するには、貸し出す区画数と利用料金が決め手になります。1区画あたりを年間3万円(月額2500円)で貸し出しすると、約20区画の契約が必要です。
また、農具の貸し出しや栽培指導などのサービスで付加価値を高めれば、利用料金を上げられる可能性もあります。貸し農園の経営を始める際には、特定農地貸付法などに則った手続きが必要になります。
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土地活用で「月5万円」を目指す注意点とリスク
土地活用で副収入を目指すにあたっては、いくつかの注意点とリスクを理解しておく必要があります。
まず、最も注意すべきなのが立地条件です。市街地・住宅地・郊外など、立地によって適している活用方法が異なります。需要の見込めない立地で土地活用を始めたとしても、期待する収入を得ることは難しいでしょう。
次に、注目すべきは初期投資額と回収期間です。土地活用は、どの方法であっても初期投資が発生します。建設や設備投資にかかった金額をどれくらいの期間で回収できるか、長期的な視点で計画を立てなくてはなりません。
また、ランニングコストや空室リスクを考慮することも忘れないでください。
計画的な土地活用で生活にゆとりを
土地を所有している場合、土地を適切に活用することで、副収入を得られる可能性があります。
土地活用には、時間貸し駐車場やトランクルーム、貸し農園など、小規模から始められるアイデアもあります。土地の条件や自身のライフスタイルに合った選択肢を見つけましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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