更新日: 2020.05.20 その他

新型コロナで働く女性の支出や買い物行動はどう変わった?3割以上の人が支出が増えた?

新型コロナで働く女性の支出や買い物行動はどう変わった?3割以上の人が支出が増えた?
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、自粛生活が続いています。すっかり様変わりしたわたしたちの生活ですが、この自粛生活は家計にどのような影響を与えているのでしょうか。
 
今回は、ソフトブレーン・フィールド株式会社が発表した「新型コロナウイルス感染拡大による家計の影響に関するアンケート調査の結果」(※)を紐解いていきましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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新型コロナウイルスの影響で3人に1人は支出が増えている!

この調査は、20代〜60代の働く女性を対象に、3月29日〜31日に行われたもの。早速中身をチェックしてみます。

【新型コロナウイルスの影響で家計全体に変化はありましたか?】

・全体的に支出が増えた:34.9%
・全体的に支出が減った:15.3%
・いつもと変わらない :49.8%
 
半数近くの人は、まだ家計に変化を感じていないようです。ただ、約35%の人はすでに支出増を実感しているとのこと。主な家計の項目については、以下のようになりました。

【直近1か月と以前を比較した場合に、あてはまるものをお選びください】

<水道・光熱費>
・いつもより支出が増えた:43.8%
・いつもより支出が減った: 1.2%
・いつもと変わらない  :55.0%
 
<食費>
・いつもより支出が増えた:41.7%
・いつもより支出が減った: 6.4%
・いつもと変わらない  :51.8%
 
<レジャー娯楽費>
・いつもより支出が増えた: 2.7%
・いつもより支出が減った:57.0%
・いつもと変わらない  :40.3%
 
<外食費>
・いつもより支出が増えた: 5.1%
・いつもより支出が減った:47.8%
・いつもと変わらない  :47.1%
 
外出自粛で家にいる時間が圧倒的に多くなっているためか、水道・光熱費が増えた人が多いようです。子どもの給食がなくなったり、テレワークをしながら1日3食自炊が厳しいためテイクアウトやデリバリーに頼ったりなど、食費が増えている人も少なくありません。
 
逆に、レジャー娯楽費や外食費については、減っている人が多いようです。外出自粛により、こんなにも支出に変化が現れるのですね。

働く女性はどんな食品を多めに買っている?

実際に、買い物行動はどのように変化しているのでしょうか。

【ここ1か月間の買い物行動を振り返り、あてはまるものをお選びください】

<インスタント・レトルト>
・いつもより多めに購入した      :33.7%
・いつもより多めに購入したいが買えない: 3.5%
・いつもと変わらない         :55.8%
・購入していない           : 7.0%
 
<冷凍食品>
・いつもより多めに購入した      :24.3%
・いつもより多めに購入したいが買えない: 2.6%
・いつもと変わらない         :61.6%
・購入していない           :11.5%
 
<米やパン>
・いつもより多めに購入した      :22.8%
・いつもより多めに購入したいが買えない: 2.3%
・いつもと変わらない         :71.3%
・購入していない           : 3.6%
 
<お菓子>
・いつもより多めに購入した      :17.9%
・いつもより多めに購入したいが買えない: 1.3%
・いつもと変わらない         :73.6%
・購入していない           : 7.2%
 
<生鮮食品>
・いつもより多めに購入した      :14.1%
・いつもより多めに購入したいが買えない: 1.9%
・いつもと変わらない         :82.4%
・購入していない           : 1.6%
 
<牛乳・乳製品>
・いつもより多めに購入した      : 9.8%
・いつもより多めに購入したいが買えない: 1.6%
・いつもと変わらない         :84.3%
・購入していない           : 4.3%
 
どの食品についても、いつもより多めに購入した人がいるということがわかります。特に保存の利く「インスタント・レトルト」「冷凍食品」や、主食として欠かせない「米やパン」については、多めに買う人が多いようです。
 
一方で、「インスタント・レトルト」「冷凍食品」は、使わなくてもなんとかなるもの。必需品とは言えない「お菓子」も含め、購入していないと回答している人の率も比較的高いようですね。

マスクや消毒用アルコールは、買いたくても買えない人が多い

では次に、日用品について見てみましょう。

【ここ1か月間の買い物行動を振り返り、あてはまるものをお選びください】

<マスク>
・いつもより多めに購入した      : 5.2%
・いつもより多めに購入したいが買えない:53.0%
・いつもと変わらない         :12.2%
・購入していない           :29.5%
 
<消毒用アルコールなど>
・いつもより多めに購入した      :10.1%
・いつもより多めに購入したいが買えない:39.2%
・いつもと変わらない         :21.2%
・購入していない           :29.5%
 
<トイレットペーパー>
・いつもより多めに購入した      :20.9%
・いつもより多めに購入したいが買えない: 5.9%
・いつもと変わらない         :60.5%
・購入していない           :12.6%
 
いまだ品薄のマスクや消毒用アルコールは、買いたくても買えない人が多いということがわかります。トイレットペーパーについては、だいぶ在庫が戻ってきている印象ですね。
 
新型コロナウイルスの影響で支出が増えるほか、買い物行動までも変わってきている現在。これからさらにどのように変化していくのか、これからも注視する必要がありそうです。
 
出典 ※ソフトブレーン・フィールド株式会社「新型コロナウイルス感染拡大による家計の影響に関するアンケート調査の結果」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

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