更新日: 2020.02.13 家具・片付け

片づけの美学61 自宅の収納お悩みを解決【1】 奥行きのありすぎる収納

片づけの美学61 自宅の収納お悩みを解決【1】 奥行きのありすぎる収納
収納の使い勝手に悩んでいませんか? 収納スペースは十分あるのに、上手に使いこなせていないために「収納が足りない」と感じている場合もあります。収納スペースを増やさずに、今ある収納を使いこなすことで、収納の不足感を補えれば、うれしいですよね。
 
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

よくある収納のお悩み、【奥行きのありすぎる収納】

奥行きの大きな収納の代表は、押入れです。奥行きはもちろん幅もあるので、使いづらいという声を聞きます。他にも、階段下の収納庫や、奥行きのある衣装ケースなども、大きな収納でうれしい反面、使いこなすのが難しく、生かしきれていないと感じることが多いようです。
 
奥行きのある大きな収納は、たくさん入れられて便利!という最大のメリットが、「使いこなせない」「ただ詰め込むだけ」という原因にもなっているのです。そんなお困り収納も、使い方を少し工夫することで、上手に使うことができます。奥行きというメリットをしっかり生かして、すっきり収納を目指してみましょう。
 

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使いこなし(1) 手前と奥で分ける

奥行きがある収納は、手前と奥でゾーン分けをしてみましょう。体積が大きくて使うのが難しいので、体積を小分けにしてみるという考え方です。
 
手前には、「よく使うモノ」「出し入れする機会が多いモノ」を収納して、奥には、「1年に1回くらいしか出さないモノ」「使わないモノ」「今後使うモノ」を収納してみましょう。
 
奥行きのある衣装ケースを例にすると、手前に今シーズンの洋服を収納します。奥側にシーズンオフの洋服や、新品のアイテムなどのストック品を収納します。
 
手前だけに使う洋服があれば、引き出す幅を小さく抑えることができるので、出し入れも楽になります。奥側との境目に厚紙やブックエンドなど間仕切りになるアイテムを挟むと、境界がはっきりして使いやすくなります。
 
押入れの場合、手前と奥のゾーニングに加え、手前には収納家具を活用すると収納の幅が広がり、使い勝手も良くなります。収納家具は、ローラーが付いている可動式の棚や引き出しがおすすめです。可動することで、奥のモノを楽に取り出すことができます。
 
奥に入れるモノは、扇風機などの大物家電でない限り、段ボールなどに入れて収納しておきましょう。奥側に小さなモノを個別に入れておくと、紛失の原因になります。
 

使いこなし(2) 陳列棚のように活用

消耗品などストックがたくさんある場合におすすめなのが、お店の陳列棚のようにレイアウトして収納する方法です。棚の奥行きがある場合、利点として生かせます。ずらっと品物を列で並べておけば、残りを把握できて最後の1つまで忘れずに使い切れます。ため込んだストックを使い切っていきましょう。
 

使いこなし(3) 奥を捨てられないモノ置き場に

どうしても捨てられないモノがある場合、押入れや収納庫の奥に置いておくという、エア処分はいかがでしょう。
 
段ボールなどに入れて、効率よく捨てられないモノをまとめておきます。箱に日付と内容物を記入しておきましょう。数年後まで開封することがなければ、その時こそ捨てることができるのではないでしょうか。
 

思い込みを捨てて、便利さを優先

長く同じ家に暮らしていると、「これはココでなければならない」と無意識に決めてしまっていることが多いと思います。しかし、モノはどこに収納していても問題ないことが多いはずです。
 
自分の固定概念をちょっと外して、便利な場所にモノを移動させみましょう。使いこなせていないと感じる奥行きのある収納が、輝き出すかもしれませんよ。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表


 

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