更新日: 2023.03.30 家計の見直し

家計簿アプリの選び方、3つのポイントをFPが解説!

家計簿アプリの選び方、3つのポイントをFPが解説!
家計簿は、いわずと知れた家計管理の定番ツールです。ずぼらでも続けられる家計簿を探している、挫折したけどもう一度挑戦したい、そんな人におすすめなのが「家計簿アプリ」です。家計簿アプリを使いこなせば、スマホ1つで手軽に収支を把握できるでしょう。
 
ただ、家計簿アプリは多数あり、どれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。この記事では、数あるアプリの中から自分にぴったりなものを選ぶためのポイントを解説します。

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馬場愛梨

執筆者:馬場愛梨(ばばえり)

ばばえりFP事務所 代表

自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強。銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。

過去の自分のような、お金や仕事で悩みを抱えつつ毎日がんばる人の良き相談相手となれるよう日々邁進中。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。平成元年生まれの大阪人。

https://babaeri.com/

家計簿アプリの種類

家計簿アプリとひと口にいっても、さまざまな種類があります。

●収支の把握だけでなく、資産管理全般に使える高性能なもの
●最小限の機能に絞ったシンプルなもの
●キャラクターとコラボしたかわいいデザインのもの
●ゲームの要素が入っていて、記録を付けることを楽しめるもの
など

自分が何を重視するのかを考えて、それに合致したものを探しましょう。
 
家計簿アプリは多数あるため、違いが分かりにくく選ぶのに苦労するかもしれません。一度選んで家計簿をつけ始めると、別のアプリに変えたくなっても、データの移行などに時間と手間がかかります。
 
無理なく継続するためにも、できれば最初から自分に合ったアプリを選びたいところです。
 

家計簿アプリを選ぶときのポイント

家計簿アプリを選ぶときに、特にチェックしたいポイントが以下の3点です。
 

1.利用にかかる料金

もっとも分かりやすく比較しやすいのが「料金」です。
 
多くのアプリは無料で利用できますが、中には追加の機能を利用したり、広告の表示を消したりするのにお金がかかるものもあります。
 
無料でどこまで利用できるのか、その範囲で満足できそうなのか、あらかじめ確認しておきたいですね。
 

2.レシートを撮影して自動反映する機能の有無

家計簿アプリでは、いついくら何に使ったのか把握するために、レシートなどをもとに支出を入力して記録していくことになります。ただ、これを面倒と感じる人もいるでしょう。
 
そのため、レシートをスマホのカメラで撮影するだけで、記載された内容を読み取って自動的に「食費」「日用品費」などに振り分けて記録する機能が付いているアプリもあります。この機能を使えば、手間を大きく省けるでしょう。
 

3.銀行口座やクレジットカードとの連携機能の有無

口座連携機能が付いているアプリなら、自分で支出を入力しなくても、銀行口座・クレジットカード・電子マネー・証券総合口座などの情報を、自動的に取り込んで記録してくれます。
 
普段キャッシュレス決済を利用する人なら、この機能を使えばほぼ手間をかけずに家計簿を作成できるでしょう。
 
中には、クレジットカードで今いくら使っているのか、次はいついくら請求が来るのか、投資した資産が増えているのか減っているのか、有効期限が近づいているポイントはないか、電子マネーやスマホ決済サービスの残高など、お金周りの情報をすべて集約して把握できるものもあります。
 
家計簿アプリによって連携できる金融機関などが違うため、自分が普段利用している金融機関の口座やサービスと連携できるのか、事前に確かめておくのがおすすめです。
 
一方、こうした機能は便利ですが、「お金に関する情報を連携したり集約したりするのはなんだか怖い」と感じる人もいるかもしれません。
 
セキュリティー面の不安がぬぐえない場合は、あえてこの機能がないアプリを選ぶのも1つの方法です。
 

まとめ

家計簿アプリを活用すれば、毎月何にいくら使っているのかはもちろん、いつごろどんな引き落としがあるのか、自分の総資産が今いくらあるのかなど、自分のお金に関するあらゆる情報をスマホ1つで把握することが可能です。
 
もちろん、必要最低限の機能だけに絞って、自分が「かわいい」「楽しい」と思えるアプリを利用するのも1つの方法です。自分に合った、継続しやすくモチベーションが上がるアプリを見つけられたら最高ですね。
 
家計簿は単に記録するだけでなく、しばらく続けて振り返り、家計の運用について反省・改善をすることに意味があります。
 
すべて完全に記録できなくてもよいので、まずは1ヶ月継続することを目標にしてみましょう。
 
執筆者:馬場愛梨
ばばえりFP事務所 代表

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