執筆者:鴨志田 大輔
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、広告代理店に入社。
社会人生活をする中で、自分のお金の知識が高くない事を感じ、お金の知識をより持っている方が人生が豊かになると痛感。
人生をより幸せで豊かにする為にお金の知識を持ちたい気持ちが強くなり、ファイナンシャルプランナーの資格を取得
現在は、初心者の方が見て、分かりやすい記事を作成する事でお金の知識を発信することに注力している
「返済が終わったときに、繰り返しまた利用してしまいそう」「ローンカードを持つのをやめたい」などの理由から、解約を検討している場合もあるのではないでしょうか。本記事では、アコムの解約の方法や注意点、メリット・デメリットなどを含めた役立つ情報を紹介します。
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アコムを解約するには完済が条件
どのカードローンも同様ですが、カードローンを解約するためには完済していることが条件です。借入額がいくら残っているのかを確認し、全額返済しましょう。残高の確認方法はインターネットまたはアコムプッシュホンサービス24、ATM、店舗の窓口です。ATMは自社ATMだけではなく提携ATMも残高を確認できます。
利息がプラスされることで返済金額は日々変動するため、返済前に必ず確認しておきましょう。
完済する方法
以下の方法で完済が可能です。
●アコムのATM
●提携先のATM
●店頭窓口
●銀行口座への振り込み
インターネット返済借入額に1,000円未満の端数がない場合はどの方法でも一度で完結できます。利息は日数計算ですので、完済を決心したら1日でも早く実行しましょう。そのためには最も利用しやすい方法を選んでください。
振り込みで返済したい場合、振込先の銀行は三菱UFJ銀行のきさらぎ支店です。口座番号はユーザーごとに異なります。ログインをしてマイページの「返済時の振込入金口座照会」で確認して、正しい口座番号に振り込んでください。
借入額に端数がある場合はどうなる?
ATMの利用は1,000円単位です。そのため借入額に端数がある場合、ATMで返済すると1,000円未満の端数が残ってしまいます。
残った端数は「無利息残高」として取り扱われ、利息や手数料の対象外で支払期限もありません。解約前に、店頭窓口や銀行振込、インターネット返済で返済することができます。1円でも残っていると解約ができないので注意が必要です。
アコム 解約手続の流れ
完済したら解約になっていると誤解している方もいらっしゃいますが、完済だけでは解約にはなりません。解約の手続きをきちんとすることが必要です。アコムのカードローンを解約する方法は次の3つです。
●アコム総合カードローンデスク
●自動契約機(むじんくん)
●店頭窓口
それぞれの解約方法について解説します。解約ができる受付時間も表にまとめていますので参考にしてください。解約にはローンカードのナンバーが必要になるため、カードを用意しておきましょう。
アコム総合カードローンデスク
解約する際は、アコム総合カードローンデスクに電話をすれば簡単に手続きが可能です。オペレーターと直接話して解約します。解約したいと伝えると、ローンカードのナンバー、氏名、生年月日の確認をされます。
自動契約機(むじんくん)
自動契約機のある無人店舗に行き、自動契約機のタッチパネルで「お問い合わせ、ご相談」ボタンを選択します。備え付けの電話でオペレーターとつながったら、解約したいことを伝えるだけです。
確認をされることや、プロセスはほぼアコム総合カードローンデスクへの電話での解約と同じです。メリットは土日の対応も可能なことです。土日に電話をかけられない方は、自動契約機を利用するとよいでしょう。
店頭
有人店舗ならアコムのスタッフと話しながら手続きができるので確実です。しかし有人店舗は、現在は全国に4店舗しかありません。有人店舗は次の通りです。
●西新宿支店(東京都新宿区)
●川崎駅前支店(神奈川県川崎市)
●天王寺支店(大阪府大阪市)
●梅田支店(大阪府大阪市)
店舗の場合はローンカードだけではなく、本人確認ができる書類が必要です。利用できるエリアが限られていますが、ローンカードを直接返却でき、解約証明書をその場で受け取れるメリットがあります。
解約の受付時間
解約をするためにわざわざ出向いても営業時間外だった、ということにならないように、受付時間を行く前に確認しましょう。受付時間は下記の通りです。土日に解約が可能な方法は自動契約機(むじんくん)の利用のみです。
解約方法 | 受付時間 |
---|---|
アコム総合カードローンデスク(電話) 0120-629-215 |
9:00~18:00(平日) |
自動契約機(むじんくん) | 9:00~21:00 土日も利用可能 |
店頭窓口への来店 | 9:30~18:00(平日) |
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アコム 解約の注意点
アコムを解約する場合の注意点を知っておきましょう。知っておけば対応でき、トラブルが起こる可能性を抑えられます。
解約書類が届く可能性がある
初回契約時に、インターネット以外で申し込みをされた方は、電話の解約から1週間ほどで契約書類が自宅に郵送されます。郵送日は指定できないため、家族に見られてしまう可能性があります。
ただし、郵便物には「ACセンター」と表示されるため、アコムとは判別できないようになっています。
解約しても信用情報には残ってしまう
解約しても、アコムでの利用履歴は解約日から最長5年間は個人信用情報機関に残り、審査担当者に把握されるということを認識しておきましょう。アコムからの借入金額や返済状況は隠せません。
ローンカードの処理はしっかりしよう
カードローンデスクから解約手続をした場合には、ローンカードが手元に残ります。返却をする必要はなく、手続完了を確認したら速やかにご自身で処分しましょう。
ローンカードの磁気ストライプの部分をハサミで切るなどして、読み取れないようにしてください。第三者に拾われて個人情報が悪用されることが回避できます。ローンカードの処分をアコムの担当者に任せたいのであれば、店頭で返却するとよいでしょう。
アコムを解約するメリットとは
アコムのローンカードは所持していても、年会費や手数料が一切かかりません。それでも解約するメリットはあるのでしょうか?ここではアコムカードを解約するメリットを見ていきます。
他のローン審査が有利になる
アコムを解約すると、住宅ローンや自動車ローンなど、他ローンの申し込みをする際に有利になります。
アコムの借り入れを完済し解約したということは、お金を貸しても返済できる人と認められることになります。反対に契約を継続したままにしていると、今後に借りる予定があるのでは、と判断される可能性があります。
クレジットカード審査で有利になる
個人情報信用機関の利用履歴は最長で5年間残ります。しかし、借入額の完済後に解約していれば、アコムの利用履歴が残っていたとしても、他のローンの審査に悪影響は与える可能性は低いでしょう。
今後の無駄な借り入れを予防できる
ローンカードがあるとつい利用してしまうということもあるでしょう。まるでご自身の銀行口座から下ろす感覚になっている人も少なくありません。そのような状態は、多重債務問題に陥る可能性があります。つい使いすぎる傾向があって改善したいなら、カードの解約がおすすめです。
またローンカードで借り入れの予定がない、他のカードでも借り入れが可能であるなどの場合も解約をした方がよいでしょう。
アコムを解約するデメリットとは
アコムの解約は、デメリットもあります。メリットとデメリットを見て、解約した場合にどちらが大きいのかを考えて、解約をするかどうかを決めましょう。
急に借り入れが必要になってもすぐ借りられない
預貯金がないのに解約してしまうと、急に資金が必要になったときに対応できない可能性があります。いざというときの借入枠がなくなるので、解約する前に本当に不要なのかどうかよく検討しましょう。
新たに申し込み・審査が必要となる
一度解約してしまうと再度ローンカードを使用したいという場合に、新たな申し込みが必要です。申込手続も最初からすることになり、もちろん審査や在籍確認もあります。
返済実績を積み重ね、金利・利用限度額が好条件で変更されていた利用者でも、関係なく初回時と同様の扱いとなります。再度申し込んでも審査が必ず通るとも限りませんので、解約は慎重に行いましょう。
まとめ
アコムの解約についての役立つ情報を紹介しました。アコムの解約方法は決して難しくはありません。手続きの内容をあらかじめチェックしておきましょう。分からないことや不明な点は、調べておくことも大切です。
完済したからという理由だけでなく、ローンカードを発行したけれど、実際は全く使っていないという方もいるでしょう。また反対に持っていると本当に必要かどうか分からないのに、ついつい使ってしまうという方もいらっしゃいます。
解約をする場合には「必ず手続きが必要であること」「解約すると改めて利用した場合には、再度1から新しく申し込みをしなければならないこと」を、よく考慮した上で慎重な判断をしてください。
解約したことをきっかけに、返済しているつもりで貯金をするようにするとメリットはさらに大きくなります。
※2021/3/17 内容を一部修正させていただきました。
執筆者:鴨志田 大輔
ファイナンシャルプランナー
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