新入社員に聞かれたら答えられる? 年金の仕組み「マクロ経済スライド」とは

配信日: 2020.05.27

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新入社員に聞かれたら答えられる?  年金の仕組み「マクロ経済スライド」とは
老後の年金支給額を決定するにあたり、「マクロ経済スライド」という言葉を聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。そこで、今回はマクロ経済スライドについて解説します。
 
伏見昌樹

執筆者:伏見昌樹(ふしみ まさき)

ファイナンシャル・プランナー

大学卒業後公認会計士試験や簿記検定試験にチャレンジし、公認会計士試験第二次試験短答式試験に合格や日本商工会議所主催簿記検定1級に合格する。その後、一般企業の経理や県税事務所に勤務する。なお、ファイナンシャル・プランナーとして、2級ファイナンシャル・プランニング技能士・AFP合格した後、伏見FP事務所を設立し代表に就き今日に至る。

マクロ経済スライドとは何?

マクロ経済スライドとは

マクロ経済スライドとは、「そのときの社会情勢(現役人口の減少や平均余命の伸び)に合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組みです。」(※より引用)

マクロ経済スライド導入の経緯

マクロ経済スライドは、公的年金財政の収入の範囲内で給付を行うため、「社会全体の公的年金制度を支える力(現役世代の人数)の変化」と「平均余命の伸びに伴う給付費の増加」というマクロでみた給付と負担の変動に応じて、給付水準を自動的に調整するために設けられた経緯があります。

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新入社員でもできるマクロ経済スライド対策とは?

マクロ経済スライドが及ぼす老後生活への影響

マクロ経済スライドは、景気の動向に伴う物価の変動に影響されるものです。特に、新入社員は、将来に対して見通しが立たないため、「安定した老後生活」を想像できないかもしれません。

「安定した老後生活」を送る方法とは?

では、「安定した老後生活」を送るためには、どうすればよいのでしょう?
 
いくつか考えられる方法のなかで、「分散投資」も有効な方法の1つです。分散投資とは、投資先を複数にすることにより、運用損益の変動幅というリスクを極力なくすことを意味します。

リスクを減らす方法とは?

リスクを減らすための分散投資には、どんな方法があるのでしょう。一例を示すと、「公的年金」に加え、「個人年金型保険」に加入する、「iDeCo」に加入する、「投資不動産」に投資する、「株式や投資信託」に投資する、といった具合です。

まとめ

以上のように、マクロ経済スライドについて理解を高めると、自分の老後生活がリスクにさらされていることに気づくと思います。ご自身の現時点での家計の状況に合った「リスク分散」の方法については、お近くのファイナンシャルプランナーに相談することが有用でしょう。
 
【出典】(※) 厚生労働省HP 「マクロ経済スライドってなに?」
 
執筆者:伏見昌樹
ファイナンシャル・プランナー


 

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