シニア割引で秋を満喫。映画、旅行、レジャーをお得に楽しもう!
配信日: 2019.09.21
執筆者:横山琢哉(よこやま たくや)
ファイナンシャルプランナー(日本FP協会 AFP認定者)
フリーランスライター
保険を得意ジャンルとするFP・フリーライター。
代理店時代、医療保険不要論に悩まされた結果、1本も保険を売らずに1年で辞めた経験を持つ。
FPとして、中立公正な立場から保険選びをサポートしています。
本人だけでなく同伴者も対象になることが多い
ホテルや旅館などの宿泊施設や交通機関、映画・野球観戦などの娯楽施設で、シニア世代を対象にした割引料金を設けているところが増えています。
シニアと言うと、ひと昔前なら65歳以上というイメージがあったかもしれませんが、近年は50歳から対象としているところも多いので、シニア割引があることを知らずに一般料金で利用していることもあるかもしれません。
シニア割引は本人のみが対象となっているものだけでなく、同伴者全員が対象となるものもあります。夫婦を対象とした割引サービスの場合、夫婦のいずれかが条件を満たしていれば2人とも対象となることが多いです。
シニア割引を受けるためには通常、身分証の提示を求められるので、運転免許証など年齢が分かるものを携帯するようにしてください。写真入りだとなお良いでしょう。
シニア割引の具体例
シニア割引の具体例をいくつか紹介します。なお、以下の情報は2019年9月8日現在のものです。最新情報は各施設のHPをご確認ください。
・宿泊
旅行のポータルサイト「じゃらん」では、50歳以上限定の割引特典のある宿泊プランが多数、紹介されています。特に「今月の目玉プラン」では1泊7999円以下の宿が特集されており、宿泊代表者が50歳以上であれば、同伴者が50歳未満でも適用されるのでお得です。
・飛行機
65歳以上を対象に、ANAでは「スマートシニア空割」、JALでは「当日シルバー割引」という料金プランを用意しています。いずれも当日、空きがあれば利用できます。なお格安航空会社(LCC)のソラシドエアでも同様に「65歳からのシニア割」があります。
・新幹線
満50~64歳の男性、満50~59歳の女性がJR東日本やJR北海道の新幹線を利用する場合、「大人の休日倶楽部ミドルカード」(クレジットカード)に入会して決済すると、片道・往復・連続で201キロ以上の区間で利用する場合は料金が5%割引となります。
また、満65歳以上の男性と満60歳以上の女性なら「大人の休日倶楽部ジパングカード」に入会すると、新幹線については30%割引となるのでかなりお得です。
・映画館
TOHOシネマズとイオンシネマはいずれも50歳以上の夫婦を対象に「夫婦50割引」というプランを用意しています。夫婦のいずれかが50歳以上であれば適用されます。なお料金は2人でTOHOシネマズが2400円、イオンシネマは2200円となっています。
・野球観戦
プロ野球の中日ドラゴンズはナゴヤドームで行われる試合につき、60歳以上を対象に平日ナイトゲームの当日券限定で「シニア割」を用意しています。シニア割では通常価格の半額で試合を観戦することができます。
・サッカー観戦
東京ヴェルディと日テレ・ベレーザの試合では「中高生・シルバー」料金が設けられています。購入時に65歳以上であれば対象となり、メインSS指定席(Jチケ)の場合、一般料金4700円が2700円(約43%割引)となります。
また、コンサドーレ札幌の試合では60歳以上なら、当日券のみですが1000円でチケットを購入できます。一般のシートが3000~5000円程度なので、かなり安くなっています。
・ボウリング
アミューズメント施設のROUND1では60歳以上を対象に、平日限定の「アクティブシニアパック」として、ボウリング4ゲームを1400円で提供しています。また、毎月第2木曜日を「シニアデ-」とし、18時までに受付を済ませると、特定のプランから200円の割引となります(アクティブシニアパックと併用できます)。
・カラオケボックス
カラオケチェーンのジャンカラでは55歳以上を対象に「シニア会員カード」を発行し、ルーム料金の割引などを行っています。また、ビッグエコーでは60歳以上を対象に「シニア割引」を行っており、室料の割引やポイントプログラムによるサービスを提供しています。
50歳を過ぎたらシニア割引を意識しよう
50代前半くらいの年齢だと、「シニア」と呼ばれることに抵抗があるかもしれませんが、50歳を過ぎたらシニア割引を使えることがありますので、チェックする習慣をつけておくと良いでしょう。
執筆者:横山琢哉
ファイナンシャルプランナー(日本FP協会 AFP認定者)
フリーランスライター