公開日: 2020.06.09 老後

老後2000万円問題って解決した? もう一度おさらいしよう

2019年に話題となった老後2000万円問題ですが、貯蓄をスタートさせたり、投資を始めた人がいる一方で、まだ何も行動を起こしていない人も多いのではないでしょうか。
 
今回は、老後2000万円問題のおさらいをしながら、これからどのように2000万円を貯めていけば良いのか、一緒に考えていきましょう。

下中英恵

執筆者:

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

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下中英恵

執筆者:

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

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老後2000万円問題のきっかけ

2019年6月ごろ、新聞やニュースなどで「老後2000万円問題」が大きく取り上げられました。
 
なぜ突然、老後資金について注目が集まったかというと、金融審議会市場ワーキング・グループという、経済やお金に詳しい専門家や、財務省・日本銀行などの機関が協力して作成した「高齢社会における資産形成・管理」という1つのレポート(※)がきっかけとなったのです。
 
このレポートには、現在の日本人の平均寿命や、平均収入・支出額などが記載されています。また、高齢者の方々は、今どのくらい金融資産を持っていて、どのようにお金をやりくりしているのかが解説されています。
 
さらに、今後どのようにお金を貯蓄したら良いのか、運用したら良いのかというアイデアやアドバイスも記載されています。

高齢世帯は毎月赤字?

このレポートで最も注目を集めたのが、以下の内容です。老後2000万円問題の根拠をチェックしていきましょう。
 
「高齢夫婦無職世帯の平均的な姿で見ると、毎月の赤字額は約5万円となっている。収入と支出の差である不足額約5万円が毎月発生する場合には、20 年で約 1300万円、30 年で約2000万円の取崩しが必要になる」
※「高齢社会における資産形成・管理」より一部、筆者編集
 
とてもシンプルで分かりやすい説明ですね。高齢夫婦無職世帯は、毎月平均5万円の赤字で、それを補うためには、30年で約2000万円が必要であるという内容です。
 
これは、あくまでも平均的な家計の場合なので、人によっては、こんなに貯蓄しなくても良いケースもありますし、実際は医療費などが必要になり、2000万円では足りない方もいるかも知れません。1つの目安として、頭に入れておくと良いでしょう。

老後2000万円問題の解決法

老後2000万円問題を解決するには、いくつかの方法があります。具体的な例を挙げていきましょう。
 
1.定年退職するまでに、コツコツ2000万円貯蓄をする
2.定年退職後もセカンドキャリアとして長く働き、収入・貯蓄を増やす
3.資産運用でお金を増やす
4.老後は適度な倹約生活
5.医療費削減のため、元気で働けるように健康寿命を延ばす

 
実際のところ、これらの方法を全て同時並行で進めていくのが賢い解決策です。もちろん、不慮の事故や病気により、2のセカンドキャリアや、5の健康寿命を延ばすことが思うように実践できないケースも出てきます。
 
そんな場合に備えて、やはり1の若いときからコツコツ貯蓄を行ったり、3の資産運用に挑戦することが大切なポイントとなってきます。
 
まだ20代、30代の若い世代の方々にとっては、なかなか実感がないかも知れませんが、これらの行動は早めに始める方が大きな効果を発揮します。まずは、現在の自分の毎月の収支や家計状況をチェックし、1の貯蓄と、3の資産運用から始めてみましょう。
 
いかがだったでしょうか。昨年話題となった老後2000万円問題は、私たちが将来の自分のお金について、じっくりと考える良いきっかけとなりました。
 
老後に経済的に余裕がある生活を送るために、今回ご紹介した内容を参考にしながら、もう一度自分の老後資金やマネープランについて、見直してみてはいかがでしょうか。
 
参考 (※)金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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