最終更新日: 2019.01.10 公開日: 2018.05.07
老後

老後資金を貯められません。どうしたらよいでしょう。するべき3つの対策とは。

執筆者 : 林智慮

老後のゆとりある生活のために、『iDeCo』や『つみたてNISA』の制度を利用して、投資信託で自分の老後資金作りをしましょう、と言われています。
 
しかし、そもそもお金を貯められない場合はどうしたらよいのでしょうか。投資をするにしても、ある程度の貯蓄があることが前提です。
 
収入が途絶えた場合に備えて、生活費の約3カ月分を目安に、使えるお金を確保しておくことが必要です。
 
低金利だから銀行預金では増やせないとはいえ、ここを貯めることなく投資を始めるのは非常に危険なことです。
林智慮

Text:

Text:林智慮(はやし ちりよ)

CFP(R)認定者

相続診断士 
終活カウンセラー 
確定拠出年金相談ねっと認定FP
大学(工学部)卒業後、橋梁設計の会社で設計業務に携わる。結婚で専業主婦となるが夫の独立を機に経理・総務に転身。事業と家庭のファイナンシャル・プランナーとなる。コーチング資格も習得し、金銭面だけでなく心の面からも「幸せに生きる」サポートをしている。4人の子の母。保険や金融商品を売らない独立系ファイナンシャル・プランナー。

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林智慮

執筆者:

Text:林智慮(はやし ちりよ)

CFP(R)認定者

相続診断士 
終活カウンセラー 
確定拠出年金相談ねっと認定FP
大学(工学部)卒業後、橋梁設計の会社で設計業務に携わる。結婚で専業主婦となるが夫の独立を機に経理・総務に転身。事業と家庭のファイナンシャル・プランナーとなる。コーチング資格も習得し、金銭面だけでなく心の面からも「幸せに生きる」サポートをしている。4人の子の母。保険や金融商品を売らない独立系ファイナンシャル・プランナー。

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「なんとなく」を控え、目的を持ってお金を使う

目の前のことにお金が出て行ってしまうのには、「今」のことしか見えていないからです。
 
具体的な支払いは見えているので優先します。しかし、老後資金が足りないことに不安があっても、「今」は何とかなっているので、なかなか「貯蓄」の優先順位が上がりません。刻々と老後はやってきます。意識して優先度を上げる必要があります。
 
財形貯蓄や銀行の定期積立金で、強制的に貯める習慣を少しの金額からはじめましょう。そして少しずつ金額を上げていけばよいのです。目的を持つと気持ちがそこに向かいます。
 
貯められないと言いつつ「なんとなく」お金を使ってしまうことも多いのではありませんか。計算上は余裕でお金が残っているはずなのに、なぜか残ってない。
 
意味なく使うという使い方ではなく、目的を持って使うことで、生活の「使途不明金」を減らすことができます。少額のものでも、なんとなく買うのは控えましょう。必要ならば買う、そうでなければ買わない。少額のものでも積み重なって結構な金額になります。
 
この「なんとなく」を控えるだけで、資金を手元に残していくことができます。
 

金融商品との付き合い方を考える

金融商品には「金利」があります。今すぐ買いたいものがあるのに資金が不足するとき、借りたり分割にして払ったりします。借り入れすることで、必要な金額に加え利息分も支払うことになりますが、買えるお金が貯まっていなくても、買いたいものを買うことができます。
 
欲しいときに手に入る満足と時間を買うようなものです。
 
しかし、「貯蓄」も「返済」もお金が出て行くことは同じで、買う前なら「貯蓄」、買ったあとだと「返済」になるだけです。
 
しかも、「返済」には元金のほかに利息も付きます。お金を貯めてから買うのであれば、借りなくてもすむので利息を払う必要がありません。余計なお金を使わなくてすみます。
 
クレジットカードのリボ払いは、返済額が毎月一定で計画的に返済できると思われがちですが、実質年率約15%です。100万円の場合は15万円が利息分です。貯めてから買えば、この15万は貯蓄できているはずのお金です。
 
金利が安ければ、その分余計なお金を使わなくてすみます。金利差は元本が大きいほどシビアに効いてきます。単純に、100万円で1%違っても1万の差ですが、1000万円の場合は10万円違ってきます。
 
住宅ローンはそのよい例で、いまの借り入れより低い金利のところで借り換えれば、差額分のお金を浮かせることができます。
 
返済期間が長いほどその差額は大きくなり、残債1000万円で返済年数が10年の場合、金利が2%と1%の総返済額を比べると、差額は約53万円になります(この場合は約30万ほど諸費用が掛かります)。
 

計画を立てて準備をして

貯めることが習慣化できたら、貯蓄に流す金額を少しずつ増やしていきます。当面の生活をカバーできるお金が貯蓄できたら、次は老後資金作りです。
 
老後にいくら用意しなければならないか目標額を設定し、『iDeCo』や『つみたてNISA』の非課税制度を使って、積み立てながら運用しましょう。
 
老後資金が完全に準備ができなくても、少しでも手元にあれば気持ちにゆとりができます。老後不安をあおる、情報商材や詐欺などにも冷静に対応することができます。
 
『iDeCo』の掛金全額所得控除ができるのは60歳まで、『つみたてNISA』は2038年まで。「今」から少しずつ貯蓄を始めましょう。
 
Text:林 智慮(はやし ちりよ)
CFP®認定者
相続診断士 
終活カウンセラー 
確定拠出年金相談ねっと認定FP



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