更新日: 2020.05.30 その他

20代主婦はネットを活用して家事を楽しむ。ステイホームもスマホがあれば大丈夫?

20代主婦はネットを活用して家事を楽しむ。ステイホームもスマホがあれば大丈夫?
新型コロナウイルス感染防止のため、家で過ごす時間が長くなっています。急に在宅勤務になったサラリーマンと違って、専業主婦は「おうち時間」を快適に過ごすことが得意なのではないでしょうか。
 
東京ガス都市生活研究所は、都市生活レポート『イマドキ専業主婦から学ぶ「おうち充実ライフ」のすすめ』を発行しました。主婦たちは、どのようにして「おうち時間」を過ごしているのでしょう?
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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経済的に満足している人は少なくても、けっこう幸福を感じている

20~30代の既婚女性にお金の使い方について聞いたところ、「常に節約を意識している」との回答が最も多く、中でも専業主婦では64%にのぼりました。
 
専業主婦では「自分はあまりむだづかいをしない性格だと思う」と回答した人も51%と多い結果になり、節約志向であるようです。
 
一方「あまりお金をかけずに、やりたいことはだいたいできている」「自分の趣味にお金をかけている」では、有職主婦(週30時間以上勤務)が最も多くなっており、勤務時間の長い主婦はある程度お金に余裕があることがうかがえます。
 
20~30代の主婦の生活満足度については、「今現在、生活全体に満足している」と回答した人が専業主婦で、62.3.%、週30時間未満勤務の有職主婦が55.0%、週30時間以上勤務の有職主婦では63%と、いずれも生活自体には満足している人が多い結果となりました。
 
一方で、「今現在、経済的に満足している」と回答した人は、週30時間以上勤務の主婦が43.0%であるものの、他は30%台で、経済的に満足している人は3~4割程度という結果になりました。
 
次に、20~50代の専業主婦の幸福感を調べたところ、若年ほど幸福感の度合いが高いことがわかりました。20代は35点満点で23.3点で、100点に換算すると66.5点となりそこそこ幸福なようですね。50代と比べると、20代の専業主婦の幸福感は2.7ポイント高くなっています。

20代専業主婦はSNSを参考に、工夫して楽しく家事を行っている

では、20代専業主婦が幸福度が高いのはなぜでしょうか。家事意識を聞いたところ、「家事はやると達成感があるところが好きだ」との回答が他の年代では40%台であるのに対し、20代専業主婦では66.5%と突出しています。
 
他の項目「自分なりに家事を楽しむ工夫をしている」「家事はおおよそ理想通りにできていると思う」についても、すべて20代が1位となっています。このことから、20代専業主婦の多くは家事が好きで、工夫して楽しんでいるため、幸福度が高いのではないかと思われます。
 
また、20代専業主婦では「インスタグラムなどの収納関連アカウントやハッシュタグを参考にしている」「インターネットの動画を家事の参考にしている」と答えた人が他の年代より圧倒的に多く、次に多い30代と比べても10ポイント以上高い結果となりました。
 
これらの結果から、20代専業主婦はインスタグラムやYouTubeなどからヒントを得て、楽しく家事ができる工夫を行っていることがうかがえます。

スマホがあれば退屈しない。各自工夫してステイホームを楽しんでいる

平日の自由な時間の過ごし方を聞いたところ、テレビを見たり、ネットアンケート・ポイントサイトなどでおこづかい稼ぎをしている人が多いことがわかりました。ネットでのおこづかい稼ぎについては、最も低い50代でも6割近くであり、どの年代もポイント稼ぎに余念がないようですね。
 
40~50代専業主婦は読書や趣味、軽い運動などをしていることが多いようです。一方、若年層、特に20代の専業主婦ではインスタグラムやTwitter、インターネット動画を見たり、ゲームをしている人が多いことがわかりました。
 
スマートフォンに関する意識を調べたところ、「スマートフォンがあれば退屈や孤独を感じない」という人は若年層ほど割合が高くなっており、50代専業主婦では43.3%であるのに対し、20代では62.6%と、20ポイント近く高くなっています。ステイホームが求められる今、スマートフォンがあれば退屈しないようです。
 
20~30代専業主婦家庭への訪問調査においても、YouTubeなどの動画をホームプロジェクターや大画面テレビに映して視聴するなど、自宅を映画館のようにして楽しんでいる人もいるようです。
 
以上の結果から、特に若年層の専業主婦では節約しながらネットの情報を見て家事の工夫をしたり、SNSや動画を見たりして、楽しく自分ならではの「おうち時間」を楽しんでいるようです。しばらくステイホームが求められますが、このように楽しんでおうち時間を楽しみたいですね。
 
出典 ※東京ガス都市生活研究所『イマドキ専業主婦から学ぶ「おうち充実ライフ」のすすめ』
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

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