更新日: 2020.05.16 その他
テレワークと臨時休校で出費が増えた女性が7割!家事負担はどう変わった?
株式会社ミーニューが発表した「女性のリモートワーク&臨時休校によるコスト調査アンケートの結果」(※)を見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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4人に3人は出費が増えている!もっとも増えたのはやっぱり●●費
このアンケートは、3月24日(火)〜26日(木)にかけて東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の女性を対象に行われたもの。さっそく中身をチェック!
【リモートワーク、臨時休校による出費の増減について教えてください】
・増えた:73%
・減った:27%
7割以上の人が、出費が増えたと回答しています。では、具体的にどのような出費が増えているのでしょうか。
【増えた出費の種類を教えてください(複数回答可)】
1位:食費 54.8%
2位:外食費 12.5%
3位:娯楽費(書籍購入など) 9.9%
4位:教育費(子供向けドリルなど) 7.9%
半数以上の人が、食費が増えたと回答しています。お子さんが休校で家にいるとなると、まず食費が増えて当然と言えます。給食にどれだけ助けられているかを実感する方も多いのではないでしょうか。
2位の外食費については、自宅ではどうしても仕事に集中できないという場合に、近所の飲食店などでノマド的な働き方を選ぶ女性もいるということが推測できます。
ところで、お子さんがいる家庭といない家庭では、食費の増加についても違いがあるのでしょうか。
【家庭環境別でみる「食費が増えた」割合】
・子供がいない : 56.1%
・子供が1人 : 77.3%
・子供が2人 : 86.0%
・子供が3人 :100.0%
このように見ると、やはりお子さんの数が多い家庭ほど食費の増加を実感しているということがわかります。
そして、お子さんがいない家庭でも、半数以上が食費の増加を感じているようです。
「いままでランチは社食で安く済んでいた」「いままでは朝ごはんを食べる余裕がなかったけれど、テレワークになって朝ごはんを食べる時間ができた」「家には気兼ねなく使える冷蔵庫があるため、会社では食べない生菓子やアイスなどをつい買ってしまう」というような人も多いのかもしれません。
1日あたり、出費はどのくらい増えている?
では、出費が増えたと感じている人たちの1日の出費はいくらくらいなのでしょうか。
【1日平均の出費の金額は?】
1位:500〜1000円未満 38.4%
2位:500円以下 26.3%
3位:1000円〜1500円未満 18.9%
4位:2000円以上 約11.0%
ボリュームゾーンは、1日およそ1000円未満の出費という結果に。ざっと1ヶ月で計算すると、3万円未満になります。これから臨時休校が解除されるのか延期されるのかわかりませんが、毎日この出費が続くとなると家計の負担も心配です。
出費だけじゃない!家事負担も増えている
出勤しているときに比べ、圧倒的に家にいる時間が増えているいま、家事負担はどうなっているのでしょうか。
【リモートワーク(テレワーク)や臨時休校により家事は?】
・家事が増えた:41%
・家事が減った: 2%
・変化なし :57%
半数以上の人は家事負担に変化なしと回答しているものの、41%の人は家事が増えたと回答しています。家事が減ったという人はかなり少数派ですが、夫や子どもが家にいるようになり家事の分担に成功しているのかもしれません。
具体的にどのような家事を負担と感じているのでしょうか。
【リモートワーク(テレワーク)や臨時休校により負担に感じる家事について教えてください(複数回答可)】
1位:献立を考えること 51.3%
2位:料理 48.6%
3位:買い物 30.1%
※当編集部にて独自に計算
半数の人が負担に感じているのは、献立を考えることでした。たしかに、朝・昼・晩の3食の献立を連日考えるとなると、もうそれだけでかなりの負担になります。2位はそれに付随する料理そのものが負担という回答に。3位の買い物も、毎日の食事にかかわるものでしょう。
特に大人と同じものが食べられない年齢のお子さんがいたり、食物アレルギーを持っていたりすると、献立・料理・買い物すべての負担が増すもの。自宅で仕事をしながらこれらの家事をこなすと考えると、早い段階で疲れてしまいそうですね。
食材の宅配サービスを活用したり、近所のテイクアウトやデリバリーを活用したりと、できる範囲で負担を少なくする工夫も必要になりそうです。
最近では「コロナ疲れ」という言葉もよく耳にしますが、出費をなるべく少なくするよう工夫したり、家庭内で家事を分担したりして、力を合わせて乗り切りたいものですね。
出典 ※株式会社ミーニュー「女性のリモートワーク&臨時休校によるコスト調査アンケートの結果」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部