更新日: 2020.02.11 その他
今年のお年玉、いくらあげた?2020年のお年玉事情とは
お年玉をもらってうれしい子どもたちをよそに、「何歳から何歳まであげるべき?」「あげる金額が少ないとケチと思われそう」など、大人の悩みは尽きないものです。
リーディングテック株式会社がこのお正月の「お年玉実態調査2020」(※)を発表したので、お年玉の平均値や傾向についてチェックしてみます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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お年玉1封の平均金額は?
この調査は、2020年に誰かにお年玉をあげた日本在住の男女1090名を対象に行われたもの。早速、今年のお年玉の金額分布を見てみましょう。
【お年玉金額の分布(1封あたり)】
1位:5000-6000円 25.9%
2位:3000-4000円 22.3%
3位:1000-2000円 16.0%
4位:2000-3000円 12.8%
5位:1万-1万1000円 11.6%
およそ半数の人が、1封あたり3000円から6000円入れているということがわかりました。平均値は、4470円という結果に。親戚が多ければ多いほどお年玉の数も増えますし、年始からけっこうな出費になることが予想できます。
次に、お年玉の昨今の平均額を見てみます。これは、この調査の回答者自身が、幼少期にもらったお年玉の1封あたりの金額から割り出したものです。
【お年玉の平均額の推移】
・1940年代:1000円
・1950年代:2040円
・1960年代:2223円
・1970年代:4007円
・1980年代:4217円
・1990年代:5177円
・2000年代:6021円
10年ごとの推移ですが、見事に右肩上がりになっていることがわかります。しかし2020年に回答者があげているお年玉の平均額は、先ほど記したとおり4470円。ここ20年で景気が悪くなったのか、はたまた出し渋る層が増えたのか……みなさんはあげる側として、どう感じていますか?
お年玉をあげることが負担になっている人が4分の3!
年末年始はなにかと出費が多いですが、そこにお年玉も加わるとさらにダメージを受けることも。お年玉をあげることに経済的な負担を感じている人はどれくらいいるのでしょうか。
【お年玉をあげるのは経済的負担になるか】
1位:どちらかというと負担になる 50%
2位:負担になる 25%
3位:どちらかというと負担にならない 18%
4位:負担にならない 7%
「負担になる」「どちらかというと負担になる」と答えた人が、75%という結果に。多くの人が、お年玉の出費は身に堪えると感じているようです。
年収別に見てみると、年収100万円台の層は約90%、年収1000万円台の層は約60%が「負担になる」「どちらかというと負担になる」と回答しています。やはり、低年収の人のほうが、お年玉をあげることに負担を感じているということがわかります。
お年玉をあげるのは何歳まで?
金額だけではなく、何歳まであげるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。対象の年齢別に適切だと思うお年玉の金額のうち、各年代の1位の回答をピックアップしてみましょう。
【適切だと思うお年玉の金額(各年代の1位の回答)】
・0~3歳 :~1000円
・4~6歳 :~1000円
・小学校低学年 :1000円~2999円
・小学校高学年 :3000円~4999円
・中学生 :5000円~9999円
・高校生 :5000円~9999円
・大学生・専門学生:あげなくてよい
・社会人 :あげなくてよい
ちなみに、10%以下の回答にはなりますが、社会人に対してお年玉をあげている人もいます。ひょっとしたらこれは、自分の孫などへのお年玉なのかもしれませんね。
まとめると、2020年にお年玉をあげた人の1封あたりの平均金額は4470円。そしてその対象年齢は、0歳~高校生までがメインということがわかりました。来年のお年玉の参考にしてみてくださいね。
出典 ※リーディングテック株式会社「お年玉実態調査2020」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部