更新日: 2020.01.18 その他

お年玉の平均額はいくらだったのか? 2020年のお年玉事情

執筆者 : 大堀貴子

お年玉の平均額はいくらだったのか? 2020年のお年玉事情
何かと入り用が多い年末年始ですが、子どもが楽しみにしている「お年玉」は必ず用意しておきたいものです。実際みんながあげているお年玉の平均額はいくらでしょうか?
お年玉に関するマナーも含めてご紹介いたします。
大堀貴子

執筆者:大堀貴子(おおほり たかこ)

CFP(R)認定者 第Ⅰ種証券外務員

2008年南山大学法学部法律学科卒業後、大手証券会社で、営業として勤務。主人のタイ赴任がきまり、退社。3年間の在タイ中、2人をタイで出産、子育てする。本帰国後、日本で3人目を出産。現在、3人の子育てと長女の国立小学校受験に奮闘中。子供への早期教育の多額の出費、住宅ローン、子供の学資資金、また老後資金準備のため、いろいろな制度を使って、資産運用をしています。実際の経験を踏まえた、お金に関する、役立つ情報を発信していきたいと思います。

意外に知らない? お年玉の渡し方のマナー

■ポチ袋
お年玉のお金は、ポチ袋(点袋)といわれる小さな祝儀袋に入れるのが慣例となっています。そして、ポチ袋の表に渡す子どもの名前を書き、裏に自分の名前を書きます。
 
想定外の来客、知人の子どもに偶然会うときに備えて、ポチ袋を多めに用意しておき、かばんにも入れておくと慌てずにすむでしょう。
 
■お札・硬貨
お年玉のお金はできるだけ折り目のないきれいなお札を用意しましょう。新札を用意する方法は、銀行の窓口もしくは両替機で交換することができます。
 
銀行の窓口であれば、銀行の営業時間中である9時~15時の間に行く必要があります。また、両替には手数料がかかることもあります。
 
どうしても新札が用意できない場合は、お札に当て布をしてから、スチームアイロンをかけることで新札にみせることができます。
 
■お札の折り方
ポチ袋にお札を入れるときは、肖像が内側に入るように三つ折りにして入れます。また、硬貨は製造年月が書いてある裏側を下側にして入れます。
 
■忌み数は避ける
お年玉の金額は、4や9など忌み数は避けておきましょう。

お年玉の平均額はいくら?

2019年12月20日に住信SBIネット銀行が、銀行口座保有者に「お年玉に関する意識調査2020」を行った結果を発表しました※。
 
それによれば、「お年玉をあげる予定がある」と答えた人は全体の67.8%で平均予定支出額は2万6642円となっていますので、2020年のお年玉の実際の平均額を推し量ることができます。
 
まず、みなさん何歳からお年玉をあげているのでしょうか。自分の子どもには小学生からが最も多く29.6%となっているのに対し、おいやめいには0歳からが最も多く32.3%になっていることから、おいやめいには産まれたらあげている人が多いようです。
 
おいやめいのお年玉に関しては、親戚と相談して価格を決めているのが42.9%となっており、あげる金額については自分の子どもと同じ金額をあげている人が81.5%と大半が自分の子どもと差をつけていないようです。
 
実際のあげている金額については、子どもの年齢が小学生未満の場合は1000円以下,小学生低学年の場合は1001円~3000円、小学生高学年の場合は3001円~5000円、中学生の場合は3001円~5000円か5001円~1万円に二分され、高校生以上の場合になると5001円~1万円あげている人が多くなっています。

みんなお年玉の金額に悩む!

上記の住信SBIネット銀行のアンケートでは、「大学生でも成人になっている場合あげるべきか? 」「18歳以上の学生と社会人であげるべきか? 」「兄弟間で年齢により金額を変えると機嫌が悪くなる」など金額についての悩みが多くあります。
 
金額については、家庭ごとに相場に違いがあるため、自分の両親や配偶者の両親に相談して決めても良いでしょう。
 
また、「実はあげたくない」といった声も少なからずあがっています。自分の家計が厳しくお年玉をあげるのが苦しいという事情があれば、無理にあげないという選択肢も必要でしょう。
 
【出典】 住信SBIネット銀行株式会社「お年玉に関する意識調査 2020」
 
執筆者:大堀貴子
CFP(R)認定者 第Ⅰ種証券外務員

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