更新日: 2019.12.27 その他
忘年会・新年会シーズン、落とし物は4割増しに!? 財布を失くしたら、最初にとるべき行動は?
そこで今回は、飲み会シーズンの落とし物の状況と合わせて、もし持ち物をなくしてしまったら最初にとるべき行動など、落とし物の対処法を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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飲み会シーズンは落とし物が激増!通常時の4割増というデータも
新年会や忘年会など、飲み会が増えるシーズンはお酒を飲む機会も多くなります。そしてこの時期、飲み会とともにもう1つ増えるのが落とし物です。ポータルサイト「落し物ドットコム」を運営するMAMORIO株式会社の2018年の調査によると、飲み会が増える12、1月は、ほかの月に比べて落とし物の件数が43%も多いという結果だったそうです。
お酒に酔った状態は、注意力が散漫になりやすいため、いつもなら考えられないようなミスをすることがあります。
例えば、しらふの状態ならかばんから財布を出して、お金を支払った後にかばんの中にしまうという行動は全く難しいことではありません。しかし、酔っているときには「財布を出したからしまう」など、この行動をしたから次にこの行動をする、というように考えながら行動することができない場合があるのです。したがって、財布を出した後、そのままそのあたりに放ってなくしてしまうというパターンもあり得ます。
また、もし何かの拍子に財布を落としたとしても、しらふの状態なら落ちた音や落ちたときの違和感ですぐ気が付くことができますが、酔っているといろいろな感覚が鈍くなるため、そのままになってしまうこともあります。このような要因から、お酒に酔う人が増える飲み会シーズンは、落とし物も増えるのだと考えられます。
落とし物をしたときに最初にとるべき行動
実際に落とし物をしたことに気が付いたら、慌ててパニックになってしまう方も少なくないでしょう。しかし、慌てているうちにどんどん時間が過ぎていきます。もし財布などの金品や身分証明書などの重要書類を落としたとしたら、時間がたつにつれ、悪意のある人に拾われ犯罪被害に巻き込まれてしまう可能性も高まります。それでは、落とし物をしたときに最初にとるべき行動は何なのでしょうか?
まずいち早くしなければならないことは、警察への届け出です。警察では、遺失物の届け出をします。届け出をしたからといって必ず見つかるとは限りませんが、もし見つかったとき、自分の手元に戻ってくるのがスムーズになるというメリットがあります。
なお、落とし物が財布の場合は、クレジットカードなどの利用停止連絡も必要です。もし交番などが最寄りになく、届け出に時間を要する場合は、先にクレジットカード関係の連絡をしておくのも良いでしょう。
財布を落とした場合、中に入っているお金を誰かにとられてしまう可能性のほか、クレジットカードや身分証明書などを悪用されるリスクもあります。カード犯罪を防ぐためには、クレジットカード会社に電話して紛失したことを伝え、すぐに利用停止の手続きをとってもらうことが大切です。
また、銀行のカードが入っている場合は銀行へ、身分証明書などが入っている場合は証明書の発行元への連絡も必要です。なお、スマホを落とした場合は、キャリア会社に連絡し、紛失時の対応をしてもらいましょう。落とし物をしたときに冷静に行動するのは大変ですが、まずは落ち着いて、しなければならないことを確認しながら適切な対処を行ってください。
落とし物に気が付いたらすぐに行動を
楽しい飲み会シーズンに最悪な思いをしないためにも、落とし物には十分気を付けることが大切です。酒量を抑えてできる限り判断力が鈍らないようにしたり、大切なものは持ち歩かないようにしたり、対策をしておくのも良いでしょう。もしそれでも落とし物をしてしまったら、慌てず落ち着いて、警察への届け出や関係各所への連絡など、しなければならないことを行ってください。
出典
MAMORIO株式会社「2018年版“落とし物”に関する実態調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部