更新日: 2019.10.22 その他
タピオカブーム、女性たちは意外と冷静?飲む頻度「数ヶ月に1回」が最多、価格に不満も
株式会社ミュゼプラチナムによる、全国194店舗のサロンと自社アプリを活用したマーケティングサービス「ミュゼマーケティング」が、全国の20~34歳女性1764人に、タピオカドリンクを購入する理由を調査しました。※
タピオカドリンクの購入頻度や飲む理由など聞いていますので、結果を見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
若い女性のタピオカドリンクを飲む頻度は意外と少ない。
最初に、タピオカドリンクを飲む頻度について聞きました。最も多かったのは「数か月に1回」で29%、次に「1、2度飲んだことがある」で23%、「1か月に1回」が22%でした。
タピオカドリンクショップには若い女性の行列ができており、毎日飲んでいるのかと思いきや、意外と頻度は少ないようですね。なお、ほとんど毎日は1%でした。
タピオカドリンクを飲む理由を聞くと、「美味しいから(40%)」が1位で、2位が「タピオカの食感が好きだから(31%)」でした。黒糖ミルクティーや抹茶、最近ではチーズフォームなどさまざまな味を楽しめることや、タピオカのモチモチした食感が好きという人が多いようです。
次いで「友人・恋人などとのノリで(14%)」ということで、はやっているからなんとなくみんなで飲みに行っているということですね。
お店選びにはインスタ映えと口コミが重要
タピオカドリンクを飲むときのお店探しについて、最も多かったのは「たまたま見つけたら入る(28%)」で、2位が「インスタグラムで検索」で21%、3位は「友人からの口コミ」で19%という結果になりました。今では街に何軒かタピオカドリンクショップができているので、ふらっと入ることが多いみたいです。
また、タピオカドリンクといえば「インスタ映え」の定番。インスタにすてきな画像がたくさんアップされています。若い人はインスタグラムを検索で使っているので、気に入った画像からお店をチェックするのが普通なのでしょうね。
ちなみに、タピオカドリンクを飲むとき、どんな写真を撮るかと聞くと「ドリンクのみ」が45%、「ドリンクとお店」が36%、「お店の外観と内観」が6%と、9割近くは人を撮らず、ドリンクやお店の写真をインスタなどにアップしているみたいです。
また、販売店のどこを重視するかと聞くと、「口コミ評価の高さ」が23%と最も多く、友達のオススメの店に行ったり、食べログなどのグルメ情報サイトの口コミを見て選ぶ人が多いのだと思われます。
2位が「店内の雰囲気や内装(16%)」で、やはりインスタ映えするすてきな店を好むようです。3位には「立地」「清潔感」がいずれも13%という結果になりました。
値段が高すぎと思っている人が9割弱。500円以下が適正価格?
専門店のタピオカドリンクの価格について聞いたところ、「やや高い」と答えた人が73%、「とても高い」が13%で、86%が高いと思っていることがわかりました。
タピオカミルクティーの価格はいくらが適切か聞くと「400円」が37%と最も多く、次に「300円(31%)」「500円(16%)」で、500円以下と答えた人が97%となりました。600円や700円だと少し躊躇してしまうようですね。
少し前に、路上にタピオカドリンクのカップが捨てられているというゴミ問題が話題になりました。購入した商品を最後まで飲まずに捨てたことがある人は17%でした。捨てた理由で最も多かった回答は「ボリュームが多すぎて飲み切れなかった」が52%でした。
タピオカは原料がキャッサバ芋のデンプンなので、意外とお腹に貯まるんですよね。次に「口に合わなかった」が41%で、思った味と違ったという人が多いのでしょうか。基本は残さず飲みきり、難しい場合は適切に処分し、間違っても路上に捨てないようにしなければならないですね。
一過性のブームで終わりそうと思っている人が6割。定番ドリンクとして生き残れるか?
今後、タピオカドリンクに求めることについて、1位は「価格を安くしてほしい」でした。やはり少し高いと思っているみたいですね。2位は「おいしさの追求」、3位が「もっといろんな場所に出店してほしい」という結果でした。
また、タピオカドリンクのブームが今後どうなるかについて聞いてみたところ、「一過性のブームで終わりそう」と答えた人が59%で、「人気ドリンクとして定着すると思う」と答えた人は41%でした。
これまでもいろいろなスイーツやドリンクのブームが盛り上がっては下火になっていきました。このタピオカブームもやがて落ち着いてくるでしょう。
タピオカは、平成の初めに今より小粒のタピオカココナッツミルクとして第一次ブームを起こし、10年ほど前にタピオカドリンクとして第二次ブームが来て、今が第三次ブームのようです。もし現在のブームが収束してもまた次が来るかもしれませんね。今後どうなるか見守っていきましょう。
出典 ※株式会社ミュゼプラチナム「タピオカドリンクを購入する理由」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部