更新日: 2019.06.19 その他
流行に敏感な女子は知っている 第四のチョコ「ルビーチョコレート」とは
ところで、皆さんはもうすぐブームがくると言われている「ルビーチョコレート」のことをご存じでしょうか。その名のとおり、女性が好きそうなピンク色の可愛らしいチョコレートです。
ここでは、ピンクチョコレートのあれこれをご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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日本の菓子売上高1位はチョコレート
「日本チョコレート・ココア協会」のホームページによると、平成29年度のお菓子の「総生産数量・生産金額・小売金額」は、すべての部門で前年度を上回りました。
その中でもチョコレートは、平成24年以降、毎年すべての部門で右肩上がりの成長を遂げています。「生産数量」こそ、和生菓子に次いで第2位ですが、それ以外の「生産金額」「小売金額」の部門では、お菓子の中で第1位です。
ちなみに、平成29年度のチョコレートの小売金額は5500億円。和・洋生菓子が横ばい状態で、チューインガムに至ってはすべての部門で減少していることから考えると、チョコレートは「お菓子業界の王様」と言えるでしょう。
年々上がるチョコレート市場
先述のとおり、すべての部門で毎年大きく上昇しているのは、チョコレートくらいです。たいていのお菓子は、横ばい状態、あるいは、若干の伸び率になります。まず、直近3年間のチョコレートのデータを見てみましょう。
平成27年度の「生産数量・生産金額・小売金額」は、その順で「23万1350トン・3640億円・5040億円」。それが平成28年度になると、「23万8980トン・3800億円・5260億円になります。そして平成29年度は、「25万2600トン・3970億円・5500億円」です。
すべての項目が上昇していることが分かります。中でも「小売金額」に至っては、毎年約200億円売り上げを伸ばしているという結果に。
ちなみに、平成29年度のチョコレートの「一人あたり年間消費量」は2.16キログラムでした。板チョコレート1枚がおよそ60グラムほどですから、日本人一人あたり年間36枚のチョコレートを食べていることになります。
他のお菓子の売り上げが伸び悩む中、なぜチョコレートだけ「一人勝ち状態」なのでしょうか。
近年の主役は「高カカオチョコレート」
チョコレートがお菓子業界で大きく売り上げを伸ばしている要因は、いくつかあります。その中でも、特に大きな理由の一つとして考えられているのは、「おいしいだけでなく、健康に有効だから」でしょう。
一昔前までのチョコレートに対する一般的なイメージと言えば、「虫歯になる」「太る」「食べ過ぎると鼻血が出る」などのマイナスなものばかりでした。
ところが、近年の研究結果から、チョコレートの原料であるカカオポリフェノールが、「動脈硬化」や「高血圧」、「便通改善」に対して効果を発揮することが分かってきました。
その結果、元々「おいしくて人気」だったチョコレートが「おいしい“だけじゃなく”、健康にもいい」ということで、ますます市民権を得るようになったのです。
そしてカカオ分が高いほど、カカオポリフェノールが多く含まれているということもあり、昨今の「高カカオチョコレートブーム」が生まれました。
ルビーチョコレートは80年ぶりの発見
これだけ市場が大きなチョコレートですから、種類がたくさんあるように思われがちです。しかし、実は、「ダーク・ミルク・ホワイト」の3種類しかありません。
ホワイトチョコレートからおよそ80年の時を越えて開発されたのが、この「ルビーチョコレート」です。色は可愛らしいピンク色で、フルーティーな酸味を持っています。しかも、着色料も果実パウダーも使っていない、天然由来のものだというのだから驚きです。
このルビーチョコレートを、スイスのチョコレート会社「バリーカレボー」が研究開発したのが2017年のこと。できて間もないうえに、ルビーチョコレートのカカオ豆自体が希少なため、見かけることはほとんどないかと思います。
では、ルビーチョコレートはどこで購入できるのでしょうか。
ルビーチョコレートはどこで買える?
残念ながら、まだルビーチョコレートを購入できる場所は、それほど多くありません。また、他のチョコレート菓子に比べれば、価格はやや高めと言えるでしょう。
ルビーチョコレートはまだまだ市場に出回っていないため希少価値が高く、その見た目の華やかさから、話題に事欠かないチョコレートです。
今度のホワイトデーに向けて、頑張ってルビーチョコレートを入手し、大切な方に贈ってみてはいかがでしょうか?きっと「トレンドに詳しいおしゃれな人」として、一目置かれること間違いなしですよ。
出典:「日本チョコレート・ココア協会」
meiji「みんなの健康チョコライフ」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部