赤ちゃんが生まれたら、イベント盛りだくさん! それぞれどれくらいの費用がかかる?
配信日: 2019.09.25
実際に、どんな準備が必要なのか、かかる費用はどのくらいなのか、分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回は、赤ちゃんのイベントや上手な節約方法などについて、解説します。
執筆者:下中英恵(したなかはなえ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。
富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”
内祝い・お宮参り・お食い初めにかかる費用
赤ちゃんが生まれると、親族やパパ・ママのお友達などから、出産お祝いをいただけるケースがあります。赤ちゃんのお洋服やスタイなどの品物の場合と、お金をいただける場合がありますが、お祝いをもらったら、そのお礼をするのがマナーです。この出産お祝い返しを「内祝い」と言います。
内祝いは、プレゼントやいただいたお金の半額くらいの品物や、デパートの商品券などをお包みするのが一般的です。
例えば、おじいちゃんおばあちゃんから、3万円のお祝いをいただいた場合、1万円分の商品券と、5千円分のお菓子の詰め合わせなどを内祝いとして送ると良いでしょう。
お菓子には、熨斗(のし)紙をつけて、赤ちゃんの名前を書きます。内祝いをすることで、赤ちゃんのお名前のお披露目をすることもできます。
そして、生後1ヶ月くらいに行うのが「お宮参り」です。安産祈願などをした神社で、赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を祈ります。祈祷をしてもらう場合は、神社に、初穂料や玉串料を払う必要があり、地域などにもよりますが、5千円くらいが相場となっています。
祈祷してもらわずに、神社で参拝するだけだったら、短時間で済ませることができ、お金も特にかかりません。
また、生後100日前後に行うのが「お食い初め」です。赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにと、お膳を用意して、食べさせてあげるふりを行います。お膳には、鯛やお赤飯、歯固めの石などを用意するのが一般的です。自分たちで料理を作れば、安価に済ませることができるでしょう。
作る時間がない場合などは、インターネットで5千円くらいのお食い初め膳を注文したり、ホテルやレストランなどにある「お食い初めコース」を利用したりすることも可能です。
遠方に住んでいるおじいちゃんやおばあちゃんといっしょに祝うケースでは、先ほどのお宮参りとお食い初めを同日に行う方もいらっしゃいます。
まだまだある! 赤ちゃんのイベント
男の子の場合は5月に、女の子の場合は3月に、「初節句」を迎えます。かぶとやこいのぼり、ひな人形の購入を検討する方も多いのではないでしょうか?
パパ・ママの人形が実家などに残っている場合は、お借りすることができると、大きく節約することができます。また最近では、インターネットなどで、比較的安価なものを購入することができるようになりました。予算を決めて、自分たち家族に合ったものを探してみましょう。
そして、赤ちゃんが生後6ヶ月になった際に行うのが「ハーフバースデイ」です。半年の節目に、写真館で家族写真を撮るなどすると、お金がかかりますね。撮影枚数などにもよりますが、プロに写真撮影すると、2万円前後かかるのが一般的です。
お金を上手に節約するポイント
赤ちゃんのイベントには、何かとお金がかかります。抱っこひもやベビーカーなど、赤ちゃん用品を購入するのにもお金が必要ですし、これからの教育費などもしっかり貯蓄していかなければならないので、このようなイベントでは、上手にお金を節約することが大切です。
まず、赤ちゃんに使うお金は、予算を決めて、メリハリをつけましょう。友達などとは張り合わずに、パパとママのたっぷりの愛情で、できる範囲でお祝いしてあげれば十分です。
パーティーなどは手作りを心がけ、お祝いの写真はセルフ写真にしたりすることで、上手に節約することができますよ。ぜひご家族みんなで楽しみながら、赤ちゃんのイベントを盛り上げてくださいね。
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者