更新日: 2019.11.18 キャッシュレス
【便利だけではない】キャッシュレス決済の2つのメリットと3つの危険性
近年はお金を使用せずに代金の決済をする「キャッシュレス化」の流れになっていると思います。この「キャッシュレス化」に伴う、「利便性」と「危険性」を見てみることにします。
執筆者:伏見昌樹(ふしみ まさき)
ファイナンシャル・プランナー
大学卒業後公認会計士試験や簿記検定試験にチャレンジし、公認会計士試験第二次試験短答式試験に合格や日本商工会議所主催簿記検定1級に合格する。その後、一般企業の経理や県税事務所に勤務する。なお、ファイナンシャル・プランナーとして、2級ファイナンシャル・プランニング技能士・AFP合格した後、伏見FP事務所を設立し代表に就き今日に至る。
目次
「キャッシュレス化」の利便性 その1
「キャッシュレス化」の利便性は、「お金を使わずに決済できる」ことで、「決済スピードが速くなる」ということです。
例えば、電車に乗る際、「切符」を購入する必要がなく、改札に「ICカード」をかざせば、決済が完了します。また、コンビニや飲食店での支払いでも、商品をレジに持っていき、「QRコード」や「バーコード」を提示して商品の決済が完了します。
「キャッシュレス化」の利便性 その2
「ICカード」や「QRコード」、「バーコード」を提供している業者は、独自の「プレミアポイント」を付与する場合があります。これは、決済額の一定割合を「プレミアポイント」として付与することで、次回のお買い物などで使用できるというものです。
「キャッシュレス化」の危険性 その1
「ICカード」そのものや、「QRコード」や「バーコード」を表示するスマートフォンを紛失してしまうと、第三者がこれらを利用し、本来の持ち主に成りすまして代金決済をすることが可能になります。この場合は、紛失が分かったらすぐに、利用停止の措置を取ることが有効となります。
「キャッシュレス化」の危険性 その2
「ICカード」や「QRコード」、「バーコード」による商品決済をする場合に、事前に「ID」や「パスワード」を設定して、自分が使用したい「ポイント」分のチャージをする必要があります。
この場合に、「ID」と「パスワード」を第三者に知られてしまうと、自分が知らぬ間に「ポイント」の「チャージ」が行われ、その「ポイント」を不正に利用されることになります。
このような事態を防ぐには、「パスワード」を推測されにくいものにすることや、万が一不正利用が疑われる事態になった場合に、アカウントの利用停止の措置をすることが有効となります。
「キャッシュレス化」の危険性 その3
現時点では、数多くの「キャッシュレスアプリ」が存在する状況にあります。このため、自分が普段利用している店舗では、自分が使用している「キャッシュレスアプリ」が使用できないという事態が考えられます。
このような事態にならないために、自分が普段利用する店舗は、どの「キャッシュレスアプリ」が使用できるのか把握する必要があります。
まとめ
このように、「キャッシュレス化」は「時代の趨勢」と言え、ますます「利便性」が高まると予想されます。しかし同時に、「危険性」も増すことが考えられます。「危険性」を少なくするためには、「パスワードの使いまわし」をしない等、自己防衛を心掛けたいです。
執筆者:伏見昌樹
ファイナンシャル・プランナー