更新日: 2023.03.28 その他
プロポーズが成功して結婚することになった! 結婚式ってどのくらいお金がかかる?
「ナシ婚」といった言葉もあるように、いまは結婚式にこだわらないパターンも増えていますが、そもそも結婚式はどのくらいお金がかかるのか、もったいないからやらないほうがいいのか考えてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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結婚式はどのくらいお金がかかる?
株式会社リクルートの「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」[調査対象:全国(沖縄県を除く)の『ゼクシィ』読者およびネット会員のうち、2021年4月~2022年3月に挙式または披露宴・ウエディングパーティーを実施した3865人]では、挙式や披露宴、パーティーにかかった総額平均は303万8000円で、2021年の調査から11万5000円増加しました。
招待客1人あたりの費用平均は9万8000円で2021年の調査と同額になっています。招待人数の平均は約43人で、コロナ禍の影響もあり招待客ひとりひとりを大切にしたい、周りとの絆を実感したい気持ちが高まっていると分析されています。
招待客1人あたりにかかる費用を10万円とすると、10人呼ぶと100万円、30人で300万円、80人で800万円などと、人数が増えるほど金額も大きくなります。
新郎新婦の自己負担額は?
総額だけ見ると圧倒されるかもしれませんが、実際には招待客からのご祝儀、親や親戚等からのお祝いや支援金などを受け取るケースも多いため、新郎新婦の自己負担額は少なくなります。
さきほどの「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」によると、ご祝儀総額の平均は約180万円、新郎新婦の自己負担額の平均は147万円となっています。
招待人数の平均は約43人なので、単純計算で参加者1人あたり約4万円払っています。そう考えると招待客10人の場合は40万円、30人で160万円、80人で320万円を受け取る計算です。
30人の場合は「300万円-160万円=140万円」が自己負担額です。もちろん今回の数字は簡単なシミュレーションなので、実際の金額は変わることがあります。
結婚式はやらないほうがいい?
ご祝儀である程度相殺されるとはいえ、場合によっては100万円以上の負担が発生するため「結婚式はもったいない、やる必要がないのでは?」といった意見もあります。
同じく株式会社リクルートが調査した「結婚総合意識調査2022」によると、何らかのウエディングイベントを実施した割合は75.7%でした。つまり約25%のカップルは「特に何もしていない」と回答しています。
約4組に1組は結婚式をしない、いわゆる「ナシ婚」を選んでいるといえます。ナシ婚の理由としては
・結婚式にかかる費用が高い
・準備が大変でめんどくさい
・子どもができたから
・結婚式やパーティーが苦手
このような理由を挙げる人が多いです。では、結婚式はやらないほうがいいのかと言われたら「人それぞれ」です。結婚式に100万円から200万円近いお金を使うなら、新婚旅行や新生活の準備に充てたいと考える人もいます。
その一方で、確かに数百万単位でお金はかかったし当日までの準備はかなり大変だったけど、家族や友だちとの絆を再確認できて良かったと考える人もいます。
まとめ
今回は、結婚式にはどのくらいお金がかかるのか解説しました。
結婚式をやったほうがいいのか、やらないほうがいいのか、これについて正解はありません。自分たちはどうしたいのかカップルで話し合いを重ねて、「本人たちの正解」を見つけていきましょう。
出典
株式会社リクルート ゼクシィ 結婚トレンド調査2022
株式会社リクルート リクルートブライダル総研 結婚総合意識調査2022
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部