更新日: 2019.07.23 その他
【男性の本音?】増税前にプロポーズを考える男性が増えている理由
2018年に、ブライダルジュエリー専門店銀座ダイヤモンドシライシ(東京都中央区)が実施した調査によると、男性が思う「結婚に必要な金額」の平均は約270万円。そのうち「結婚式」が約110万円、「ハネムーン」が約63万円、「エンゲージリング」が約47万円となっています。
消費税が2%引き上げられると、270万円だと5万円以上の増となります。これ以外にも新居の準備などでさらにお金がかかってきますから、消費税増税に伴う出費はさらに増えてしまいますよね。
そうすると、消費税増税の前に駆け込み婚が増えるのではないでしょうか。その仮説は正しいのか、この3月に、銀座ダイヤモンドシライシが実施した「結婚に関する意識調査※」の結果から検証します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
消費税増税前にプロポーズを考える男性が3割弱。少しでも結婚費用を抑えたい
現在、結婚を予定している男女に「消費税増税前は結婚のタイミングのきっかけになるか」と尋ねたところ、結婚予定ありの22.8%が「きっかけになる」と回答しました。
中でも結婚を予定している男性は、28.0%が「きっかけになる」と回答しており、女性よりも消費税増税を結婚のタイミングと考えている人が多いようです。
また「きっかけになる」と回答した理由では「結婚費用を抑えたいから」「新婚旅行に税金が安い時に行けるから」という声が多く、結婚に関する費用を抑えるために増税前の結婚を考えている人が多いことが明らかになりました。
続いて、結婚を予定している男性に「消費税増税に合わせて、結婚のために行っている行動」があるかどうか聞きました。「増税のきっかけでは何も考えていない」が44.0%と最も多い回答でしたが、2位「プロポーズをする(27.2%)」、3位「婚約指輪を買う(20.0%)」がランクイン。
また、4位以下は「結納する」、「結婚式をあげる」が12.8%となっており、増税前に婚約指輪の購入から結納、結婚式まで行ってしまおうと考えている男性もいるようです。やはり予想した通り、増税前の駆け込み婚が増えそうですね。
女性に同じ質問をしたところ、「増税のきっかけでは何も考えていない」のは66.4%と、男性よりも「何も考えていない」人が2割以上も多いという結果となりました。
2位には「結婚指輪を買う(14.4%)」ですが、男性の婚約指輪の予算平均が約47万円であるのに対し、女性が現実的にもらいたいエンゲージリングの金額は、10万円~20万円が最も多く、男性の想定の半額以下です。
男性が思っているよりも、女性は堅実なようですね。3位は「同棲する(ために引っ越す)(10.4%)」で、男性よりも結婚生活を意識する人が多いことが分かりました。
男性は収入が安定した時、女性は周りが結婚する時が結婚のタイミング
続いて、結婚を予定している男女に「結婚を意識するタイミング」について聞いたところ、男女ともに1位は「自分の年齢が適齢期になった」という結果になりました。
年齢は、男女関係なく、結婚を意識するポイントになるようです。続く2位は、男性「収入が安定した(34.4%)」、女性「周りで結婚する人が増えた(29.6%)」という結果となりました。
男性は収入面で家庭を支える自信ができた時、女性は友達が結婚するタイミングにうまく乗りたいということで、男女の意識の違いが見えますね。
結婚前の貯金は男性が女性の2倍。イマドキの男性は意外と堅実
「貯金額」について尋ねると、男性の1位は「200万円~400万円(20.8%)」だったのに対し、女性の1位は「分からない・答えたくない(32.0%)」、2位は「50万円未満(17.6%)」と、結婚前の男女で貯金額に4倍以上の差があることが分かりました。
さらに「あなたはいくらの貯金が貯まったら、結婚に踏み切れますか」という問いには、男性の1位は「400万円~600万円未満(21.6%)」だったのに対し、女性の1位は「分からない・答えたくない(40.0%)」、2位は「200万円~400万円未満(17.6%)」と、男女で2倍ほど差が出る結果となりました。
男性の方はある程度貯金をしてから結婚したいと考えているものの、女性は自分で用意しようという意識が低いようです。
以上の結果から、男性は今後家庭を支えるための責任や覚悟ができるまで貯金をし、結婚費用も増税前に少しでも抑えたいと考えていることが分かりました。増税前のプロポーズも増えそうですね。
女性はそれに比べるとお気楽に構えているように見えますが、家庭を持つには何かとお金が必要ですので、少しでも多く貯金をしておいた方がいいでしょう。
※銀座ダイヤモンドシライシ「結婚に関する意識調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部