最終更新日: 2020.05.25 公開日: 2017.10.20
暮らし

海外ロングステイの魅力とは?旅行とはどこが違うの?

法務省「出国管理統計」によると、日本人の海外への出国者数は、1995年以来、ほぼ毎年1,500万人を上回ってきました。

唯一の例外は、米国等のイラクへの武力行使によるテロ懸念やSARSの流行があった2003年の1,330万人です。

2016年は、1,712万人の日本人が海外へ行っています。

LCC等の発達で、海外へ出かけることが経済的に容易になったこともあるでしょう。
海外へ行くこと自体は、今や特別なことでもありません。

目的は観光旅行のかたが多いと思いますが、その旅行の形態に変化はあるのでしょうか?
岩永真理

執筆者:

執筆者:岩永真理(いわなが まり)

一級ファイナンシャル・プランニング技能士

CFP®
ロングステイ・アドバイザー、住宅ローンアドバイザー、一般財団法人女性労働協会 認定講師。IFPコンフォート代表
横浜市出身、早稲田大学卒業。大手金融機関に入行後、ルクセンブルグ赴任等を含め10年超勤務。結婚後は夫の転勤に伴い、ロンドン・上海・ニューヨーク・シンガポールに通算15年以上在住。ロンドンでは、現地の小学生に日本文化を伝えるボランティア活動を展開。
CFP®として独立後は、個別相談・セミナー講師・執筆などを行う。
幅広い世代のライフプランに基づく資産運用、リタイアメントプラン、国際結婚のカップルの相談など多数。グローバルな視点からの柔軟な提案を心掛けている。
3キン(金融・年金・税金)の知識の有無が人生の岐路を左右すると考え、学校教育でこれらの知識が身につく社会になることを提唱している。
ホームページ:http://www.iwanaga-mari-fp.jp/

詳細はこちら
岩永真理

執筆者:

執筆者:岩永真理(いわなが まり)

一級ファイナンシャル・プランニング技能士

CFP®
ロングステイ・アドバイザー、住宅ローンアドバイザー、一般財団法人女性労働協会 認定講師。IFPコンフォート代表
横浜市出身、早稲田大学卒業。大手金融機関に入行後、ルクセンブルグ赴任等を含め10年超勤務。結婚後は夫の転勤に伴い、ロンドン・上海・ニューヨーク・シンガポールに通算15年以上在住。ロンドンでは、現地の小学生に日本文化を伝えるボランティア活動を展開。
CFP®として独立後は、個別相談・セミナー講師・執筆などを行う。
幅広い世代のライフプランに基づく資産運用、リタイアメントプラン、国際結婚のカップルの相談など多数。グローバルな視点からの柔軟な提案を心掛けている。
3キン(金融・年金・税金)の知識の有無が人生の岐路を左右すると考え、学校教育でこれらの知識が身につく社会になることを提唱している。
ホームページ:http://www.iwanaga-mari-fp.jp/

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日本人と海外旅行

 
海外旅行といえば、ビーチリゾートか都市型観光旅行というのが定番です。
定番は魅力的ですし、今でも主流でしょう。

長期休暇のとりにくい日本人に適していることも事実です。
むしろ休暇のとりにくい人のために、弾丸ツアーなるものも登場しています。

ですが、リゾート施設内を一歩も出ない、或いはグルメと観光だけに終始しているのではないでしょうか?

せっかく海外まで出かけて、現地で生活をしている人々の様子や雰囲気を見逃してしまうことは、実はとても残念なことです。

 

海外ロングステイと海外旅行との違い

 
海外ロングステイとは、2週間以上、住まうように旅することを言います。

観光旅行は期間が短いので、毎日が忙しく、観光・買い物中心で、観光スポットを見たという記録(写真)で終わってしまうことが多いでしょう。

一方、ロングステイは時間にゆとりがあるため、「旅行ではできないことができる」ことが大きな魅力です。

例えば、避暑・避寒・その土地で学ぶこと(ダンス・語学・スポーツ・料理・手芸・絵画など)です。

旅行は一時体験ですが、ロングステイはリアルな経験です。

写真に撮らなくても、一生記憶に残る出来事に遭遇することがあります。
日本では体験できないことを見たり感じたりする貴重な機会なのです。

 

海外リアル体験=実例

 
■上海 バス車掌のやさしさ
2001年頃、上海のバスには車掌がいました。

早口の中国語でまくしたてられて、何か怒られているのかと思いきや、大きな荷物を持った私に、荷物を置く場所をあけてくれ、ここへ置けと言ってくれていました。

異国の地ではなおさら、現地の人の優しさが心にしみます。

■上海 クリーニング屋の気転
出来上がったとばかり思って取りに行った夫のスーツができてませんでした。時刻は夜。

ほかのスーツは事情があって使えず、翌早朝の飛行機で出張だったため、どうしてもクリーニングに出したスーツをその夜に受け取らなければなりませんでした。ならば工場まで取りに行きたい、と窮した事情を言うと、何とか工場と交渉してその夜に届けてくれました。

中国はよい意味でも融通が利き、助けられた記憶が多々あります。

■イギリスのパブ ラウンド制
イギリスのパブはキャッシュ&デリバリー。つまり、飲み物はその都度カウンターでオーダーし、お金を払います。

グループで行くと、一人ずつ払うのが面倒なので、一杯目(第一ラウンド)を誰かがまとめてオーダーして払い、二杯目(第二ラウンド)は別の人がオーダーして払う、という具合になります。

自分もどこかのラウンドで手を挙げないと、いつまでもおごられてばかりになるので、すかさず「次は私がオーダーする」と言って飲み物の注文をとります。
こうしてイギリス人の仲間に入れてもらうのです。

 

時には壁もある

 
一方で、日本の方がよいこともあります。

例えば、イギリスの家は古いものが多いので、当然不具合もあります。
マンションのボイラーが壊れ、修理を呼んだ時には、一番早くて3日後と言われました。

やっと修理に来たと思ったら、今度は部品の在庫がないからまた次回修理する、と言われ、完全に直るまでに二週間くらいかかりました。
日本であれば、もっとスピーディーに直してもらえるでしょう。

言葉の違いはもちろん、現地の文化ややり方を受け入れなければなりません。

 

ロングステイを楽しむコツ

 
日本では体験しないこと、できないことを経験できるロングステイを楽しむには、
「日本と一々比べないこと」です。

「郷に入っては郷に従え」で現地人と同じようにふるまうことが、実はその土地で犯罪に巻き込まれる確率を下げることにもつながります。

一過性の旅行者ではなく、現地に住まうように旅することで見えることがたくさんあります。

こうした様々な見聞や経験をすることで、視野も広がり、人生の引き出しを増やすことで、長い人生を生きていく上での対応力にもつながります。
 
 
Text:岩永 真理(いわなが まり)
一級ファイナンシャル・プランナー技能士・CFP®
ロングステイ・アドバイザー、住宅ローンアドバイザー、一般財団法人女性労働協会 認定講師。IFPコンフォート代表



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