更新日: 2024.10.09 年収
年収500万円ですが「千葉」から「東京」まで毎回「グリーン車」で通勤しています。通勤中に仕事もできるので「ぜいたく」ではないですよね?
「混雑はなるべく避けたい」「仕事をしながら通勤したい」と思っている方の中には、座って移動したいと考える方もいるでしょう。その際に、グリーン車を利用する方法が考えられます。しかし、グリーン車の場合は、追加料金がかかることが一般的であるため、グリーン車を使うことがぜいたくと感じてしまう方もいるかもしれません。
そこで今回は、グリーン車で千葉駅から東京駅まで通勤した場合にかかる料金や利用するメリット、利用するかどうかの判断基準について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
千葉駅-東京駅間をグリーン車で通勤した場合の1ヶ月当たりの費用
グリーン車で移動する場合、通常の運賃プラス普通列車グリーン券の料金を支払う必要があります。
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)によると、グリーン券はSuicaグリーン券の場合、営業キロが50キロメートル以内であれば750円、100キロメートルまでは1000円です。通常料金はそれぞれ1010円、1260円のため、モバイルSuicaなどで、グリーン券情報を記録し購入した方がお得です。
東京駅-千葉駅間は39.2キロメートルと50キロメートルに満たないため、料金は750円となります。片道750円のため、往復で1日当たり1500円です。もしも1ヶ月に20日通勤した場合は、1500円×20日で3万円となります。
なお、グリーン車を利用する定期券も販売されており、毎回購入することが面倒な方は、定期券を利用すると便利です。
グリーン車での通勤はぜいたくになる?
通勤費が出る会社でも、グリーン車の費用を出してくれる会社はほとんどないでしょう。自費をつぎ込まなければならないため、中にはぜいたくだと感じる人もいるのではないでしょうか。
グリーン車がぜいたくかどうかは、生活費とのバランス・家族構成・その人の価値観などにより異なります。月々数万円の出費が苦ではない収入の人や、移動時間を有意義に過ごしたいと考える人にとっては、決してぜいたくとは感じないでしょう。
通勤でグリーン車を利用するメリットと注意点
通勤でグリーン車を利用することで、次のようなメリットがあります。
・電車が遅延しても座っていられる
・パソコン作業ができる
・雨の日に濡れた傘を持っていても周囲を気にする必要がない
これらのことに対し、出費をしてでも価値があると感じられる人は、グリーン車を利用する意味があるでしょう。しかし、通勤でグリーン車を利用する場合、注意しなければならない点もあります。
・グリーン車の料金は自己負担となる可能性がある
・必ずしも座れるとは限らない
グリーン車の料金は、会社が負担をしてくれない可能性が高いうえに、グリーン車を利用する場合、指定席でなければ必ずしも座れるとは限りません。
移動時間を有意義に使いたい方などは、通勤にグリーン車を利用することをぜいたくと感じない方もいる
千葉駅から東京駅まで、通勤でグリーン車を利用すると、通常の運賃にプラスしてひと月3万円ほどかかります。通勤とはいえ、グリーン車の費用を通勤費で出してくれる会社は少ないと考えられ、自腹で払わなければならないケースが多いでしょう。
しかし、グリーン車を利用することでさまざまなメリットがあり、そのメリットに価値があるかどうかは人によって異なります。移動時間を有意義に過ごしたいと考えている人にとっては、必要経費と感じるでしょう。
グリーン車を通勤に利用したいと考えている人は、一度利用して体感したうえで、費用対効果の観点から検討しましょう。
出典
東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本 普通列車グリーン車
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー