更新日: 2024.06.30 年収
息子が「20代で年収1000万円を目指す」と保険会社に営業として入社。歩合給の割合が多いと思うのですが問題ないでしょうか?
歩合制のケースでは、契約が取れただけ収入が上がることになるため、給与を上げようと無理をして働き過ぎるといった可能性もあります。子どもが保険会社に入社し高年収を目指すという場合、働き過ぎを心配する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、歩合制で働く場合のメリット・デメリットや、収入が安定しない職種に就くときの備えをご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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保険会社の営業職の平均年収や給与体系
厚生労働省が公表している「職業情報提供サイトjobtag」のデータによると、保険営業(生命保険、損害保険)として働く人の平均年収は469万2000円です。また、20代の平均年収は以下の通りです。
●20~24歳 294万7400円
●25~29歳 386万9300円
20代で年収1000万円を稼ぐことは簡単ではないと考えられます。保険営業職の待遇面の特徴として、固定給のほかに実績に応じた歩合給が支払われることがあります。
歩合給は新規顧客の獲得や既存顧客からの追加契約を獲得することで、支払われることがあるようです。歩合制の場合、自身の仕事の成果次第で高年収を稼げる可能性があるでしょう。
歩合制で働くメリット・デメリット
歩合制の給与体系で働く場合には、下記のようなメリット・デメリットがあります。
●頑張り次第で高収入を得られる可能性がある
●成果に応じた給与が支払われるため、仕事のモチベーションが上がる
●収入が安定しない可能性がある
歩合制のメリットは、仕事の成果が収入に直結するという点でしょう。その代わり、成果を上げられなければ収入が少なくなる可能性があるといった点がデメリットといえます。成果の出た月と出なかった月で収入が変わり、収入が安定しない可能性もあります。
歩合制の仕事を選択する場合には、上記のようなメリット・デメリットを認識しておくことが大切です。
収入が不安定な職に就くときの備え
歩合制など収入が不安定な職種に就く際には、収入が少なくなってしまったときのために事前に備えをしておく方が安心でしょう。できる備えとしては、例えば下記の2つが挙げられます。
●なるべく貯金をしておく
●就業不能保障が付いた保険に加入する
収入が少なくなったときに備え、貯金をしておくことが重要です。成果を上げ月の収入が高くなると、つい大きな買い物をしたくなるかもしれません。しかし、歩合制の場合はその収入が続くとは限らないため、できるだけ貯蓄に回しておいた方が安心できるでしょう。
また、働き過ぎて体を壊し働けなくなってしまった場合に備えて、就業不能保障の付いた保険に加入しておくと安心かもしれません。病気やけがなどで長期間働けない状態が続くと、生活が立ち行かなくなってしまう可能性があります。
給与がもらえない期間が発生しても就業不能保障に入っておけば、安心して生活できるでしょう。収入が安定しない職に就く場合には、収入が減ってしまった時に備えておくことが大切です。
歩合制の仕事を選ぶ場合には、収入が減ったときの備えをしておこう
保険営業の仕事は、成果を出した分だけ給与がもらえる歩合制を導入している企業もあります。自身の頑張りが給与に反映され、高年収を得られる可能性があるというメリットもありますが、収入が安定しないというデメリットもあるのです。
また、仕事を頑張り過ぎて体を壊してしまうという可能性も考えられます。そのような場合に備えて、貯蓄を蓄えておいたり、就業不能保障の付いた保険に加入したりしておけば、安心して働くことができるかもしれません。
出典
厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag 保険営業(生命保険、損害保険)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー