更新日: 2024.06.25 年収

社会人2年目で年収「300万円」です。初期費用の用意が難しいので「カーリース」を検討していますが、審査には通るでしょうか?

社会人2年目で年収「300万円」です。初期費用の用意が難しいので「カーリース」を検討していますが、審査には通るでしょうか?
車の所有を考えているものの、初期費用が用意できずに購入を見送る人がいるかもしれません。しかし、カーリースの選択肢があることを知り、年収300万円でも審査に通過するかが気になる人もいるでしょう。
 
今回はカーリースの概要とあわせて、年収300万円でも審査に通過するのかについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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カーリースとはどのようなもの?

カーリースとは、リース会社が代行して購入した車を契約者が借りて乗車するサービスです。月々の料金に税金や初期費用などが含まれており、まとまった資金を用意する必要がありません。
 
また、リース契約ではありますが、レンタカーのように店舗への返却も不要です。自宅や月極駐車場など、希望する場所に保管しておけるため、購入した車と同じように扱えます。
 
ナンバープレートもレンタカーのように「わ」や「れ」ではないため、周囲からリース契約しているかが分からない点も特徴の一つです。
 

カーリースはどのような項目をもとに審査される?

カーリースの審査項目は、どのリース会社も明確には公表していないようです。しかし、以下の要素を加味して審査が実施されているといわれています。

●年収
●勤務先
●雇用形態
●勤続年数
●資産
●債務履歴
●借り入れ状況

一般的には、カーローンの審査を通過できる年収の目安は200万円といわれており、リース契約の場合も同程度の年収が目安になると類推されます。しかし、審査基準が公開されていないことから、一概にいくらなら利用できるとは言い切れません。
 
そのため、審査元によっては年収300万円でもカーリースを利用できる可能性もあるでしょう。ただし、雇用形態や債務履歴などによっては、契約できない可能性がある点に注意しましょう。
 

カーリースを利用するメリット・デメリット

カーリースを利用するメリットとして、まずは費用面があげられます。「頭金なしで契約できる」「月々の出費が一定になる」などの特長をうまく生かせば、車にかかる費用を管理しやすくなるでしょう。
 
また、リース会社によって若干の差があるものの、選べる車種も豊富に用意されているようです。そのため、自分の好きな車に乗れる点もメリットとしてあげられます。
 
対して、走行距離やカスタマイズなどに制限が設けられていることが多い点には注意が必要です。決められた走行距離を超過した場合は、別途精算しなければなりません。
 
解約についても、基本的には中途解約が認められないようです。そのため、仮に契約解除する場合は中途解約金が発生する可能性がある点も把握しておきましょう。
 

カーリースの利用が向いている人

カーリースの利用が向いている人の特徴として、以下があげられます。

●初期費用をおさえたい人
●車検代や税金などのまとまった出費を避けたい人
●数年単位で車を乗り換えたい人
●車の購入手続きを手間に感じる人
●車のメンテナンスを業者に任せたい人

※車検代や修理費などはプランによって契約者が負担になる場合があります。

上記のことから、年収300万円の人でもカーリースの利用は有効な選択肢と考えられるでしょう。まとまった資金を用意するのが難しい、月々定額の支払いで出費を管理したいと考えている場合は、ぜひ検討してみてください。
 

カーリースの契約期間

カーリースの契約期間は、一般的には5~7年程度が多いといわれています。ただしリース会社によって契約できる期間は異なるため、利用する前に必ず確認しておきましょう。短い場合には1~3年、長いと7~9年ほどで契約できる場合もあるようです。
 
また、一部リース会社では月単位の契約を提供しているようでした。ただし、保証金の支払いが必要・中古車のみの提供などの制約が設けられているため、日常で使用する車の場合はあまりおすすめの選択肢とはいえないでしょう。
 

年収300万円ならカーリースを利用できる可能性は高いが、審査基準は会社によって異なる

カーリースは、車を購入する際の初期費用や税金などのまとまった出費を必要とせず車を使用できる契約方法です。走行距離やカスタマイズなどの部分に制限はあるものの、費用面のメリットは大きいといえるでしょう。
 
年収300万円あれば契約できる可能性もありますが、必ずしも審査に通るとは限りません。少しでも出費をおさえながら車を所有したいと考えているなら、カーリースでの契約を選択肢に入れてみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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