40代独身で年収500万円は普通?平均値はあてにならないって本当!?

配信日: 2023.12.25

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40代独身で年収500万円は普通?平均値はあてにならないって本当!?
自分の収入が多いほうなのか少ないほうなのか、それとも平均的なのかを知りたいとき、同じ年代の人の収入状況を調べる方法があります。
 
このとき、平均値だけでなく中央値や給料分布についても調べたほうが、参考になるでしょう。
 
本記事では、40代単身者の平均収入や収入を増やす方法とともに、収入を調べる際に比較すべき「平均値」「中央値」「給料分布」について詳しくご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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平均値・中央値・給料分布とは?

ほかの人の収入を知りたいとき、平均値だけだと参考にするのが難しい可能性があります。
 
平均値はすべての数値を足したものを、個数で割って算出した値です。
 
そのため、極端に高い数値が含まれていた場合、全体的に引き上げられた値が算出されることがあります。
 
つまり、一部の富裕層の年収の影響を受けて、数値が高くなってしまう恐れがあるのです。
 
一方、中央値は数値を小さい順から並べたときに、ちょうど真ん中にくる数値のことをいいます。
 
極端に高い数値があってもその影響を受けることはないため、一般的な年収を知りたいときは、平均値より中央値をチェックしたほうがいいでしょう。
 
また、どのくらいの割合の人が自分と同じくらいの年収なのかを知りたいときは、給料分布を参考にするのがおすすめです。
 
給料分布では「100万円超200万円以下が何%」「200万円超300万円以下が何%」というように区分ごとの割合が分かるので、自分の年収がどこに含まれているのかチェックしてみるといいでしょう。
 

40代独身者の平均年収・中央値・給料分布はどのくらい?

金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、40代単身世帯の年間手取り収入の平均値・中央値・給料分布は表1のようになっています。
 
表1

40代単身世帯の年間手取り収入
収入はない 6.5%
300万円未満 42.3%
300~500万円未満 31.5%
500~750万円未満 13.9%
750~1000万円未満 3.7%
1000~1200万円未満 0.9%
1200万円以上 1.2%
平均 318万円
中央値 300万円

※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」を基に筆者作成
 
40代独身者の平均収入は318万円、中央値は300万円なので「年収500万円」だと「年収が高いほう」といえるのではないでしょうか。
 

現在の収入に不満があるなら昇給する方法を考えよう

平均収入や中央値と比較して、自分の現在の収入が少ないと感じた場合は、昇給して年収をアップさせる方法を考えましょう。
 
年収が高い会社に転職する方法もありますが、まずは現在の職場で資格を取得したりキャリアアップを目指したりすることで、昇給を目指してみる方法がおすすめです。
 
短期的に年収アップを目指したいのであれば、残業を増やすなどの方法も検討してみるといいでしょう。
 

40代独身で年収500万円は高い方であるといえる

ほかの人の年収を知りたいときに確認する「平均値」「中央値」「給与分布」について解説するとともに、40代独身の平均年収や、年収を増やすための方法をご紹介しました。
 
自分と同じくらいの年齢の人の年収を知りたいときは、平均値だけでなく中央値や給与分布もチェックするのがおすすめです。
 
40代独身の平均年収は318万円、中央値は300万円なので「年収500万円」の方は「年収が高いほう」といえるでしょう。
 
給与分布についてもチェックして、自分の収入状況を把握しましょう。
 

出典

金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)表番号71 年間手取り収入(税引後)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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