本記事では、年収1000万円超えの女性の割合とともに、高収入の女性が増えている理由についてもご紹介します。

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年収1000万円超えの女性の割合は?
国税庁が実施した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円以上の女性の割合は「1000万円超~1500万円以下」が全体の1.0%、「1500万円超~2000万円以下」が0.3%、「2000万円超~2500万円以下」が0.1%、「2500万円超」が0.1%となっています。
合計すると「年収1000万円超」の女性は、全体の1.5%であることが分かります。平成30年からの割合の推移を、表1にまとめました。
表1
平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | |
---|---|---|---|---|---|
1000万円超~ 1500万円以下 |
0.8% | 0.9% | 0.8% | 0.8% | 1.0% |
1500万円超~ 2000万円以下 |
0.2% | 0.3% | 0.2% | 0.2% | 0.3% |
2000万円超~ 2500万円以下 |
0.1% | 0.1% | 0.1% | 0.1% | 0.1% |
2500万円超 | 0.1% | 0.1% | 0.1% | 0.1% | 0.1% |
※国税庁が実施した「令和4年分 民間給与実態統計調査」を基に筆者作成
平成30年から令和4年までの5年間で、年収2000万円超の女性の割合は変化していません。「1000万円超〜1500万円以下」と「1500万円超〜2000万円以下」の割合は0.1〜0.2%増加しています。
なお令和4年において、女性の中で最も割合が多いのは、年収「100万円超~200万円以下」の21.5%で、次いで「200万円超~300万円以下」の20.0%、「300万円超~400万円以下」の17.9%です。
高収入の女性が増えている理由は?
数年前に比べて高収入の女性が増えてきたのは、女性にとって働きやすい環境が整ってきたことだけではなく「収入の高い職業に就く女性が多くなってきたことも理由の一つ」という意見があります。
同調査によると、女性の平均給与が高い職業と、その年間給与は「電気・ガス・熱供給・水道業」の532万7000円、「情報通信業」の479万4000円、「金融業、保険業」の460万8000円とのことです。平均給与の高い職場で昇進すれば、さらに高収入が望める可能性があります。
高収入を目指すなら働き方を考えることも大切
年収1000万円超の女性の割合と、過去からの推移とともに、高収入の女性が増えている理由についてご紹介しました。年収1000万円を超える女性は全体の1.5%を占めており、過去数年で少しずつ増加傾向にあります。
高収入の女性が増えている理由の一つには、女性が社会進出しやすくなり、給与の高い職業に就く女性が多くなってきていることも挙げられるでしょう。高収入を目指すのであれば、働き方について考えてみることも重要なポイントかもしれません。
出典
国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告-(第16表)給与階級別給与所得者数・構成割合(22ページ)
国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告- 第8表 業種別及び給与階級別の総括表 その3 平均給与
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー