公務員の昨年度の「ボーナス」はいくら?民間企業と比べていくら多い?
配信日: 2023.12.01
今回は、公務員の昨年度のボーナスを民間企業と比較して、年間でどれくらい多いのかについて調べてみました。
また、公務員よりもボーナスを多くもらえる民間企業はあるのかも、あわせて解説します。

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公務員の昨年の「ボーナス」を民間企業と比較! 年間でいくら多い?
内閣官房内閣人事局によると、2022年の一般職国家公務員のボーナス平均支給額は、表1の通りです。
表1
2022年夏 | 約58万4800円 |
2022年冬 | 約65万2100円 |
合計 | 約123万6900円 |
※内閣官房内閣人事局「令和4年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」「令和4年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」を基に筆者作成
一方で、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によると、民間企業のボーナス平均支給額は表2の通りでした。
表2
2022年夏 | 38万9331円 |
2022年冬 | 39万2975円 |
合計 | 78万2306円 |
※厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等」「毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等」を基に筆者作成
上記から、国家公務員は民間企業と比べて、年間で45万4594円多くボーナスをもらえていることが分かります。
公務員よりボーナスを多くもらえる民間企業はある?
民間企業のなかでも、企業規模や産業によっては、公務員よりもボーナスが多い場合があります。実際に、受け取ったボーナスの金額が公務員よりも多かった産業を、表3にまとめました。
表3
電気・ガス業 | 情報通信業 | 学術研究等 | 金融業、保険業 | |
---|---|---|---|---|
2022年夏 | 77万3339円 | 68万7247円 | 65万9687円 | 64万4728円 |
2022年冬 | 80万5880円 | 66万2768円 | 63万4606円 | 62万1410円 |
合計 | 157万9219円 | 135万15円 | 129万4293円 | 126万6138円 |
※厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等」「毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等」を基に筆者作成
公務員のボーナスは民間企業の平均よりも多い
公務員にとって、または民間企業に勤める方にとって、毎月の給与とは別に支給されるボーナスは魅力的です。
年に2回、まとまった金額をもらうことで、マイホーム・車の購入や貯金・運用など、将来への備えができます。就職や転職を考える際は、毎月の給与だけではなく、ボーナスの有無や支給実績も確認するとよいでしょう。
出典
内閣官房内閣人事局 報道資料 令和4年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給
内閣官房内閣人事局 報道資料 令和4年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給
厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等 ≪特別集計≫令和4年夏季賞与(一人平均) 表2 令和4年夏季賞与の支給状況
厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等 ≪特別集計≫令和4年年末賞与(一人平均) 表2 令和4年年末賞与の支給状況
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー