・家庭内の仕事をお金に換算するのは無理がある
・家庭内のこととはいえ、全て無償なのはおかしい
・専業主婦(主夫)のも給料があってもいいくらい
このように賛否両論ありますが、仮に「職業:専業主婦(主夫)」があるとしたら、年収ベースでいくら受け取るのが妥当なのか考えてみましょう。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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専業主婦(主夫)といってもさまざまなパターンがある
専業主婦(主夫)の年収論争が何度話題になっても「答え」が出ないのは、専業主婦(主夫)といってもさまざまなパターンがあるからです。夫婦2人なのか、子どもは何人いるのか、親の介護はあるのかなどで、置かれる環境や日々の業務内容は全然違います。
今回は妻が専業主婦の場合で下記の状況を想定してみましょう。
・夫はフルタイム会社員
・夫の休日は土日祝日のみ、平日は残業もあるので帰宅は22時過ぎ
・妻は専業主婦
・子どもは1人(0歳児)
・保育園の送迎はまだない
・両親の介護等はない
このような場合はどのような業務が発生するのでしょうか。
・6時:起床して朝食や弁当作り
・7時:夫が出勤
・午前中:洗濯、部屋の掃除、昼食作り、子どもの対応
・午後:子どもの対応、買い物、夕食作り
・18時:子どもの夕食
・19時:子どもをお風呂に入れる
・20時:寝かしつけ
・21時:自分の夕食
・22時:夫が帰宅
・22時以降:子どもが起きると寝かしつけ
もちろん個人差もありますが、このようなスケジュールで毎日過ぎていきます。夫は22時まで帰ってこられないので、事実上「ワンオペ育児」となります。
専業主婦(主夫)の仕事内容から考えられる年収はいくら?
専業主婦(主夫)の仕事内容は、今回の場合、大きく家事代行とベビーシッター(育児)の2種類に分けられます。
厚生労働省が発表した「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、短時間労働者の1時間あたりの賃金は男女合計で1367円でした。実際は年齢や勤続年数、経験値等によって対価も大きく変わるものと考えられます。
最近は家事代行業やベビーシッターを仲介する企業やサービスも増えてきましたが、今回は時給1300円で家事や育児をすると仮定します。
1日8時間働く場合「1300円×8時間=1万400円」です。専業主婦(主夫)に休日は存在しないので、月間30日働く場合は月収31万2000円です。これを年収に換算すると374万4000円となります。
実際は8時間で仕事が全部終わることはまずないので、毎日「残業」が発生します。これらを総合的に考えると、月収40万円から50万円に相当する可能性もあります。
専業主婦(主夫)には勤務時間や休日といった概念は存在しないため、極論で24時間365日働いていると仮定すれば、「1300円×24時間×30日×12ヶ月=1123万2000円」となり、年収1000万円もらっても多くないといった意見も出てきます。
年収換算の幅が広い理由
このように勤務時間だけで考えても、年収374万円から1123万円まで金額は幅広くなります。
これは、専業主婦(主夫)の仕事内容や勤務日数、時間などがはっきりしないためです。夫婦2人の場合と子どもが1人いる場合で考えても、環境や仕事内容、求められるスキルは変化します。
内閣府経済社会総合研究所が発表した「無償労働の貨幣評価」でも、機会費用法と代替費用法といった複数の評価方法が紹介されていますが、あくまで目安で正解はありません。
まとめ
今回は、専業主婦(主夫)の仕事を年収換算するといくらになるのか解説しました。
専業主婦(主夫)といってもさまざまなパターンや家庭環境があるので、「300万円は少ない、1100万円はもらいすぎ」といった金額の大小で測れるものではありません。一般的に職業とはみなされないとはいえ、家事や育児は避けて通れないものです。子どもが生まれて仕事を続けたくても、辞めざるをえない状況になることもあります。
「専業主婦(主夫)はもらいすぎ」などと叩くのではなく「見えないところで支えられているかもしれない」とイメージすることが大切なのかもしれません。
出典
厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査の結果
内閣府経済社会総合研究所 無償労働の貨幣評価
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部