貯金1000万円以上の人ってどうやって貯めたの?どれくらいの期間貯金した?
配信日: 2020.03.09 更新日: 2024.10.07
「決して収入が少なすぎるわけではないのに、なかなか貯められない」「どうやったらうまく貯められるのかコツがわからない」という人もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、お金の情報サイト「まねーぶ」を運営する株式会社GVが発表した、「貯金1000万円以上保有者への調査結果」(※)をチェックしてみましょう。
“貯まる人”の体質がわかるかも……?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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多くの人が約11年で1000万円を貯めている!
これは、全国の20〜40代の貯金1000万円以上保有者を対象(夫婦で1000万円保有も対象)とした調査。さっそく内容を見ていきます。
【現在の貯金額】
1位:1000万円以上1500万円未満 67%
2位:1500万円以上2000万円未満 15%
3位:2000万円以上3000万円未満 9%
→平均値:1532万円
→中央値:1200万円
なんと平均値は、約1500万円という結果に。これだけあれば心に余裕も生まれそうですよね。ちなみに、この調査の最低貯金額は1000万円、最高貯金額は8000万円とのこと。8000万円ともなると、なかなか想像がつかないものです。
では、この人たちは1000万円貯めるまでにどれくらいの時間を要したのでしょうか。
【1000万円貯めた期間】
1位:7年以上10年未満 26%
1位:15年以上 26%
3位:10年以上15年未満 25%
→平均:11.4年
平均は11.4年ということからも、長い時間かけてコツコツ堅実に貯めることが大切ということがわかります。単純計算で、毎月約6万円を貯金すればいいと考えると、なんだか自分にもやれそうな気がしてきませんか?
1000万円を超えてもまだまだ続く。毎月の貯金額は?
貯金のゴールは1000万円ではありません。“貯まる人”たちは、毎月いくらぐらい貯金をしているのでしょうか。
【毎月の貯金額】
1位:10万円以上20万円未満 54%
2位:5万円以上10万円未満 26%
3位:20万円以上50万円未満 11%
→平均値:12万1450円
→中央地:10万円
半数以上の人が、世帯あたり10万円〜20万円くらい貯金しているということがわかります。
【月収入から貯金に充てる割合(世帯収入含める)】
1位:1割以上3割未満 47%
2位:3割以上5割未満 30%
3位:5割以上7割未満 12%
→平均:3.3割
1割〜5割未満がボリュームゾーンという結果に。平均は3.3割です。たとえば月収が25万円の場合、約8万円を貯金に充てるという計算になります。
1000万円以上貯金している人たち直伝!貯金の成功理由とは?
ずばり、“貯まる人”たちが自覚している貯金の成功理由とはなんなのでしょうか。
【貯金の成功理由(複数回答)】
1位:貯金用口座をわけているため 243件
2位:給料から先取貯金をしているため 207件
3位:家計簿(アプリ)をつけているため 150件
4位:1日に使うお金を制限しているため 141件
5位:転職・仕事(給与)を増やしているため 108件
100件以上の回答が集まった上位は、このような結果に。貯金用口座をわけているというのはなんとなく想像がつきますが、先取貯金をしている人もかなり多いようですね。
毎月余ったお金を貯金に回すというより、使う前に貯金をするという方法は、使いすぎを防ぐためにも有効かもしれません。
また、5位には転職のほか仕事を増やすという回答も。副業で収入アップをはかっている人も多いということなのでしょうか。
では最後に、貯金のモチベーションともいえる、理由や目的を見てみましょう。
【貯金をする理由・目的(複数回答)】
1位:自分または夫婦の老後の備え 458件
2位:子供の教育費のため 162件
3位:資産運用(投資)のため 114件
ダントツの1位は、自分や夫婦の老後の備えでした。少し前に「老後は2000万円必要」や「2000万円じゃ足りない」という議論も巻き起こりましたが、やはりみなさん老後のためにお金を貯めているようです。
よく、人生の三大費用は「住宅資金」「教育資金」「老後資金」と言いますが、このランキングにそのうち2つが入っていることから、多くの人が計画的にお金を貯めているということがわかりますね。
今回の発表で、「貯金用口座をわけて先取貯金で毎月コツコツ続けること」が、1000万円以上貯金をするコツというのが見えてきました。1000万円貯めた先輩たちを見習って、コツコツ貯金をしていきたいものですね。
【出典】
※株式会社GV「貯金1000万円以上保有者への調査結果」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部