毎月の「水道光熱費」を節約するにはどうしたらいい? 7月に再開するガス・電気の補助金もあわせて解説

配信日: 2025.06.17

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毎月の「水道光熱費」を節約するにはどうしたらいい? 7月に再開するガス・電気の補助金もあわせて解説
夏になるとエアコンやシャワーの使用頻度が増え、水道光熱費が高くなりがちです。特に近年は電気代・ガス代の高騰もあり、家計への影響を心配する方も多いのではないでしょうか。
 
本記事では、毎月の水道光熱費を節約するための具体的な方法を分かりやすく解説します。また、2025年7月使用分から再開される「電気・ガス料金支援制度」についてもご紹介し、制度の内容や値引き額を詳しくお伝えします。無理なく続けられる節約術と制度活用で、夏の支出を抑えましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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毎月の水道光熱費を節約するためには|まずは実態を把握しよう

水道光熱費を効果的に節約するには、まず自宅の支出状況を把握することが出発点です。
 
総務省統計局「家計調査報告[家計収支編]2024年(令和6年)平均結果の概要」によると、1ヶ月あたりの「光熱・水道費」の平均は、2人以上世帯で2万3111円、単身世帯では1万2817円です。
 
2人以上世帯では月に2万円を超える支出、単身世帯でも1万3000円近い支出となっており、決して小さくはありません。
 
効果的な節約を目指すためにも、まずはそれぞれの請求書を確認し、どの項目にどれだけ支出しているのかを知ることが大切です。
 

電気・ガス・水道それぞれの簡単&効果的な節約術

日常の中で無理なく取り入れられる節約術には、実は多くの方法があります。
 
例えば電気代の節約には、使っていない家電の電源をこまめに切ることが効果的です。エアコンは設定温度を28度に保ち、扇風機を併用すると効率よく涼しさを得られます。また、冷蔵庫の開閉を減らしたり、照明をLEDに変えたりすることで消費電力を抑えることができます。
 
ガス代については、夏場はお風呂の湯温を下げる、追い焚きの回数を減らすといった工夫が効果的です。調理の際には鍋にふたをする、火加減を調整することで加熱時間を短縮でき、ガスの使用量も減らせるでしょう。
 
水道代の節約では、節水シャワーヘッドを使う、洗顔や歯磨き中に水を止める、食器はまとめてため洗いをするといった工夫が有効です。
 
日々の小さな努力を積み重ねることが、大きな節約につながるでしょう。
 

2025年7月再開! 電気・ガスの料金支援とは

政府は2025年7月から9月にかけて、電気代・ガス代の料金支援を再開する予定です。これは、物価上昇による家計負担を軽減するための支援策で、電力会社やガス会社を通じて、自動的に割引が適用される仕組みです。
 
経済産業省資源エネルギー庁によれば、電気料金では、7月と9月使用分は1キロワットアワーあたり低圧2.0円、高圧1.0円、8月使用分は1キロワットアワーあたり低圧2.4円、高圧1.2円の値引きが行われます。
 
ガス料金は都市ガスにおいて、1立方メートルあたり7月と9月使用分が8.0円、8月使用分は10.0円の値引きが適用されます。なお、ガス料金については、家庭および年間契約量1000万立方メートル未満の企業などが対象です。
 
例えば、1ヶ月に260キロワットアワーの電気を使用する一般家庭なら、7月と9月使用分では520円、8月使用分では624円の割引になります。都市ガスを1ヶ月に30立方メートル使えば、7月と9月使用分は240円、8月使用分は300円の割引が得られます。
 
合計で月に約700~1000円の補助が受けられるケースもあるため、節約と組み合わせることで、家計への負担を大きく軽減することが可能です。
 
割引を受けるための申請手続きなどは不要ですので、電気・ガス会社からの検針票や明細を確認して、反映されているかをチェックしましょう。
 

まとめ|無理なく続く節約×制度活用で支出を最小に

水道光熱費の節約は、まず現状を把握し、電気・ガス・水道それぞれに合った工夫を日常に取り入れることが大切です。こまめな電源オフや節水など、無理のない取り組みを続けることで、月数千円の節約も実現可能でしょう。
 
さらに、2025年7~9月の電気・ガス料金支援制度を活用すれば、家計の負担をさらに軽減できます。生活を見直す良い機会と捉え、継続的な節約習慣を身につけましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要 II 総世帯及び単身世帯の家計収支(15ページ)
経済産業省資源エネルギー庁 電気・ガス料金支援 電気・ガス料金負担軽減支援事業
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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