「たまの贅沢」と思って“月1万円程度”を外食に使っている4人家族なのですが、周囲に話すと「多いね」と言われました。他の家庭はどれくらいなのでしょうか?
配信日: 2025.06.13

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目次
4人家族の外食費は平均いくら? 統計データから見る実態
2024年に総務省が実施した家計調査(2人以上の勤労者世帯)によると、外食費の平均は月1万5663円となっています。ただし、これは世帯全体の平均であり、家族構成によって金額に差があります。
特に子どもがいる家庭では、外食の回数や1回あたりの単価が変動しやすく、ファミリーレストランや回転ずし、フードコートなどを利用する頻度が高い傾向があります。また、外食費の金額は地域差やライフスタイルの影響も受けるため都市部(大都市)では外食費が地方よりも高めになる傾向があります。
月1万円の外食費は多い? 少ない? ほかの家庭と比べてみた
月1万円の外食費は、4人家族にとって「やや控えめ」な金額と言える場合が多いです。たとえば週に1回、1回あたり2500円の外食をすると、それだけで月1万円です。ファミレスや回転ずしであればこの金額内に収まる場合が多いですが、注文内容によってはオーバーすることもあります。焼き肉やイタリアンなどになるとオーバーしがちです。
実際、子育て家庭の中には「月1〜2回の外食で5000円程度に抑えている」という家庭もあれば、「週に1回以上外食するので月2万円超え」といったケースも見られます。外食費の金額は家庭によって大きく異なります。つまり、月1万円は4人家族にとって「外食を控えめに楽しむ家庭」の目安ともいえ、決して多すぎる金額ではありません。
外食費を上手にコントロールする工夫とは?
外食費を抑えたい場合は、以下のような工夫が役立ちます。
・クーポンやアプリの活用
多くのチェーン店では割引クーポンが利用可能です。
・ランチタイムを活用
ディナーよりも安価に外食できることが多いため、家族でのお出掛けは昼にするのもおすすめです。
・「テイクアウト」に切り替える
店内での飲食よりも安く済み、持ち帰って家で食べることで節約になります。
・外食回数を「イベント化」する
毎週ではなく、「誕生日」や「テスト後」などのイベントに限定することで、特別感と節約の両立ができます。
これらの工夫で、外食を楽しみつつ家計のバランスを保てます。
「外食費にいくら使うべきか」は家庭ごとに違う
外食費は「使いすぎが悪い」「節約が正解」という単純なものではありません。外食は食事だけでなく、家族のコミュニケーションや息抜きにもつながる大切な支出です。
月1万円という金額は、4人家族にとって十分妥当な水準と言えるでしょう。もし「外食が家計を圧迫している」と感じる場合は、回数やお店の選び方を見直すだけでも効果があります。
大切なのは「自分たちの生活スタイルに合った金額を把握すること」。平均値にとらわれすぎず、自分たちのペースで外食を楽しんでいきましょう。
出典
総務省 家計調査報告(家計収支編)2024年(令和6年)平均結果の概要
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー