1人暮らしなのですが、「食費に毎月6万円」かかっています。「1万円ほど節約したい」のですが、よい方法はありませんか?

配信日: 2025.06.12

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1人暮らしなのですが、「食費に毎月6万円」かかっています。「1万円ほど節約したい」のですが、よい方法はありませんか?
物価の高騰が著しい昨今、家計の収支が悩みの種になっている方は多いでしょう。日々の支出のなかでも、大きな割合を占めるのが食費です。家計を安定させるため、食費を節約したいと考えている方は少なくないでしょう。
 
そこで本記事では、食費の節約方法について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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1人暮らしの食費の平均額

総務省の家計調査報告によると、単身世帯における食費の月平均額は4万8204円とされています。食費を含めた全体の消費支出の月平均額が16万9547円ですから、月々の消費支出のうち約28%が食費です。
 
収入が多くなれば、食費に使えるお金も多くなります。しかし、収入が増えたからといって、それに応じて食費も増えるとは限りません。食事に対する考え方は人それぞれであり、収入が変わっても食事に対する考えは変わらず、食費の変化がほとんどない方は少なくありません。
 
1ヶ月の手取りに対する食費の割合は、15%が理想とされています。仮に月の手取り額が30万円であるなら、食費は4万5000円が理想の水準です。
 
ただし、この割合はあくまで目安であり、前述したように食事や食費に対する考え方は人それぞれです。実際の収入やほかの支出も踏まえつつ、自分の家庭における理想の食費の水準を見つけましょう。
 

食費の節約方法

食費を節約するなら、自炊が必要不可欠といえます。食材の購入費や光熱費など、自炊にかかる費用と外食費次第であるため一概にはいえませんが、基本的には外食よりも自炊をするほうが費用はかかりません。
 
しかし、時間的な都合や料理への適性によっては、自炊が難しい場合もあるでしょう。その場合は総菜や弁当を購入して自宅で食べる、「中食」を実践してみましょう。総菜や弁当の価格によりますが、外食よりも費用を抑えられることも少なくありません。
 
ここからは、食費を節約する方法をいくつか紹介します。
 

食材のまとめ買いで買い物の頻度を減らす

食材の価格は日によって異なります。価格が安い日にまとめ買いすることは、食費を節約するうえでの基本です。まとめ買いをすることで買い物の頻度が減り、スーパーなどへ行く回数も少なくなることで、つい余計なものを購入してしまうことも防げるでしょう。
 
食材をまとめ買いするなら、それを数日にわたって使い切らなければいけません。当たり前ですが、食材を無駄にして廃棄することはお金を無駄にしていることと同義です。
 
食材を効率良く使うには、献立や保存方法などをある程度工夫する必要があります。自炊に慣れていないなどの理由で自信がない場合は、短めの日数からまとめ買いを始めてみましょう。
 

安い食材から献立を考える

近年はインターネットが発達しており、ネット上で容易にレシピを検索できます。ネットで見つけたレシピを参考に、日々料理をしている方も少なくないでしょう。
 
しかし、そのレシピが必ずしも食費の節約になるとは限りません。レシピに使用する食材が安いとは限らず、調味料が自宅にない場合は買い足す必要があるからです。レシピ通りに作ると、結果的に食費が高くなってしまうことがあります。
 
そのため、献立を組み立てる際にはレシピありきではなく、自宅にある食材やその日に安い食材を基に考えるようにしましょう。
 

キャッシュレスで支払う

ここ最近、広がりを見せるキャッシュレス決済は、基本的に購入時の金額に応じてポイントがたまります。ポイントの還元率は決済方法などによって異なりますが、購入金額に対して1%程度のポイントが付くことが多いです。
 
ポイントの利用方法も決済方法などによって異なるものの、基本的には会計時にお金の代わりとして利用できます。直接的な食費の節約方法ではありませんが、ポイントをためて利用することで結果的に食費の節約につながるでしょう。
 
支払時の工夫としては、定番ですがクーポンの利用も節約になります。なお、クーポンのなかには割引ではなく、ポイントが増量されるものもあります。
 

食費の節約の基本は自炊

状況次第ではありますが、基本的には外食するよりも自炊をしたほうが食費の節約になります。そのうえで、食材をまとめ買いして買い物に行く頻度を減らしたり、自宅にある食材やその日に安い食材から献立を考えたりすることが食費の節約につながります。
 
初めのうちは手間に感じることもあるかもしれませんが、食費を上手にコントロールできるようになれば、家計にゆとりが生まれるだけでなく、健康的な食生活にもつながるでしょう。
 

出典

総務省 家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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