「1人暮らし」ですが、夏は電気代が「1万円」を超えます。エアコンを使うので仕方ないとはいえ、節約する方法はありませんか?

配信日: 2025.06.11

この記事は約 4 分で読めます。
「1人暮らし」ですが、夏は電気代が「1万円」を超えます。エアコンを使うので仕方ないとはいえ、節約する方法はありませんか?
夏の暑さが厳しい昨今、日常生活でエアコンの冷房は必要不可欠です。しかし、電気代が気になる方は多いでしょう。
 
そこで本記事では、エアコンの冷房使用時における電気代の節約方法を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

単身世帯における電気代の平均

総務省の家計調査結果によると、2024年度の単身世帯における電気代の平均は月額6756円です。10年前の2014年では5565円ですから、1000円以上増加しています。
 
実際にかかる電気代は、ライフスタイルなどによって人それぞれです。しかし、平均額は電気代の見直しや節約をする際の目安の一つになるでしょう。電気代が平均の6756円を超えている場合、特に1万円を超えるのであれば費用がかかりすぎているかもしれません。その場合、節約となる使用方法の見直しなどの対策を講じてみましょう。
 

エアコンの冷房における電気代の節約方法

ここからは、エアコンで冷房を使用する場合における電気代の節約方法について解説します。冷房使用時の節約方法として代表的なのは、設定温度を上げることでしょう。冷房は設定温度を1度上げることで、約10%の節電効果があるとされています。ただし、この数字はあくまで目安であり、実際の節電効果は使用するエアコンの機種や環境などによって異なります。
 

空気の循環を意識する

基本的に、冷たい空気は空間の下方に滞留します。そのため、冷房の使用時には上向きで送風することで広範囲を効率的に冷やせます。
 
また、扇風機やサーキュレーターを使用して、空間内にたまった冷気を循環させることも室温を効果的に下げる方法の一つです。室温のムラがなくなるため、体感的にも過ごしやすくなるでしょう。
 
なお、サーキュレーターや扇風機はエアコンの下に置き、風向きをエアコンと同じにすることで効果的に室内の空気を循環できます。
 
冷房効率が上がることでエアコンの設定温度を下げずに済む、もしくは上げられれば、結果的に電気代の節約につながるでしょう。
 

風量は自動設定にする

結論からいえば、節約を意識する場合は冷房時の風量設定を自動にすることをおすすめします。自動設定にすることで部屋を冷やすまでは強風、それ以降は微風で管理するというように、消費電力において効率的に運転してくれるからです。
 
節約を意識してずっと微風で運転させる人もいますが、かえって多くの電気を使うことになりかねません。エアコンの冷房は運転開始時の室温を下げるときに多くの電気を使用し、同時に多くの電気代がかかります。このときに微風では室温が下がらず、結果的に多くの電力を消費するのです。
 

室外機の環境に注意する

室外機はエアコンの運転中、室内の熱を屋外に逃がす役割を担っています。そのため、室外機の吹き出し口に物が置いてあると、効率的に排熱できなくなります。空気の通り道を意識して、室外機の前には物を置かないようにしましょう。
 
また、室外機が直射日光などにさらされて高温になると、排熱効果が低下します。結果的に余計な電力を使用するため、日陰を作るなどして室外機の温度を下げることも重要です。
 

こまめにフィルターを掃除する

エアコンの冷房使用時には暖かい空気を吸い込み、冷たい空気を放出します。その際にフィルターがほこりや汚れなどで詰まっていると、空気を交換する効率が悪くなります。結果的に室内を冷やす力が弱まるため、より多くの電力を使ってしまうのです。
 
無駄な電気代を発生させないためにも、フィルターはこまめに掃除しましょう。汚れの程度によりますが、掃除の頻度は2週間に1回が目安とされています。
 

単身世帯における電気代の平均は6756円

総務省の家計調査報告によると、単身世帯における電気代の平均は6756円です。電気代はライフスタイルなどによって人それぞれですが、1万円を超える場合はかかりすぎと判断せざるを得ません。
 
特に夏はエアコンで冷房を使用する機会が多いことから、電気代が高くなりがちです。その際には扇風機やサーキュレーターを使用して空気を循環させたり、風量設定を見直したりすると電気代の節約につながる可能性があるかもしれません。
 
今年の夏は、「ムリせず」「ムダなく」過ごしてみましょう。
 

出典

総務省 家計調査報告 家計収支編 単身世帯
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集