「10万円」を超える高い買い物になりがちな「ドラム式洗濯機」。タイプによって「電気代」が「倍以上」も変わる!?→購入時にチェックしたいポイントは?

配信日: 2025.05.28

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「10万円」を超える高い買い物になりがちな「ドラム式洗濯機」。タイプによって「電気代」が「倍以上」も変わる!?→購入時にチェックしたいポイントは?
みなさんの中には、ドラム式洗濯機の購入を検討している人もいるでしょう。
 
しかし、ドラム式洗濯機はタイプによって電気代に差があるといわれているため、購入する場合は事前に確認しておいた方がよいかもしれません。
 
本記事では、洗濯機の2つのタイプについてご紹介するとともに、タイプごとの電気代や購入時のチェックポイントについてまとめています。
FINANCIAL FIELD編集部

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洗濯機乾燥の2つのタイプとは?

洗濯機の乾燥機能には「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」の2種類があります。まず、ヒーター式はドラム式洗濯機だけでなく縦型洗濯機にも採用されている方式で、ヒーターで温めた高温の空気を送り込むことで洗濯物を乾燥させます。
 
一方のヒートポンプ式はドラム式洗濯機の乾燥機能に採用されている傾向にあります。ヒーターは使用せず、空気中から集めた熱で温風を発生させて乾かす仕組みです。
 
本体価格はヒーター式の方が安い傾向にありますが、乾燥時の電気代はヒートポンプ式の方が安くおさえられます。そのため、洗濯から乾燥までまとめておこなう機会が多い家庭では、ヒートポンプ式を選んだ方がお得かもしれません。
 

ドラム式洗濯機のタイプごとの電気代はどのくらい?

ヒーター式とヒートポンプ式のドラム式洗濯機を比較し、電気代にどのくらい差があるのかを確認してみましょう。洗濯機の電気代は「消費電力量(キロワットアワー)×使用時間×電気料金単価(円/キロワットアワー)」で計算できます。
 
電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーを使用して計算し、あるメーカーのドラム式洗濯機の電気代を表1にまとめました。
 
表1

定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード)
の消費電力量
電気代
ヒーター式
(乾燥容量5キログラム)
1.98キロワットアワー 61.38円
ヒートポンプ式
(乾燥容量6キログラム)
0.89キロワットアワー 27.59円

※筆者作成
 
上記の通り、乾燥容量が少ないにもかかわらず、ヒーター式の方が、電気代が倍以上高くなる場合もあるようです。
 

ドラム式洗濯機を購入する際のチェックポイント

ドラム式洗濯機を購入する際には、乾燥機能のタイプのほかにもいくつかチェックしておきたいポイントがあります。
 
まず、洗濯容量や乾燥容量を確認しましょう。洗濯容量は家族の人数や洗濯の頻度などで判断する必要があるため、普段の洗濯物の量を把握しておくことが大切です。乾燥容量は洗濯容量よりも少ないことが一般的なので、その点も注意して選ぶことをおすすめします。
 
また、搭載されている機能もチェックしておきましょう。例えば、できるだけ家事を時短したい人には、洗剤が自動で投入される機能がついているものがおすすめです。共働きで帰宅が遅くなる人などは、スマホを使って外出先から洗濯機を操作できる機能があると便利かもしれません。
 
そのほかにも、小さな子どもがいる家庭ではチャイルドロック機能が搭載されているかどうか、夜遅い時間に洗濯することが多い家庭では静音性に問題はないかなどもチェックしておくとよいでしょう。
 

ヒートポンプ式の洗濯機の方が、電気代が半分以上安い場合もある|購入時は容量や機能もチェック

洗濯機の乾燥機能には、ヒーター式とヒートポンプ式の2種類があります。電気代を比較するとヒートポンプ式の方が半分以上安く済む場合もあるようなので、洗濯機を購入する際は注意が必要です。
 
そのほかにも、洗濯容量や乾燥容量、搭載されている機能など、ドラム式洗濯機を購入する際にチェックしておくべきポイントがあるので、確認しておくとよいでしょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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