「スマートフォン」を「買い替える目安」の「期間」はどのくらい?「10万以上」使ったので、故障気味でも長く使いたいですが…故障を理由に買い替える人の割合は?
配信日: 2025.05.23

この記事では、スマートフォンを買い替える目安の期間と合わせて、故障を理由に買い替える人の割合をまとめました。買い替える際の費用相場もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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目次
スマートフォンを買い替える期間の目安
スマートフォンを買い替える期間の目安について、株式会社WACARU NETが実施した調査によると、表1の割合になることが分かりました。
表1
買い替え年数 | 割合 |
---|---|
1年以内 | 0.8% |
1年程度 | 0.9% |
2年程度 | 14.7% |
3年程度 | 28.9% |
4年程度 | 22.8% |
5年程度 | 18.0% |
6年以上 | 13.9% |
※株式会社WACARU NET「スマホの買い替えに関する調査レポート」を基に筆者作成
表1の結果から、スマートフォンは3年程度使用してから買い替える人が多いと分かりました。次いで4年程度、5年程度と続く結果となっています。
3年以上使用してから買い替える人の割合で見てみると、83.6%が該当することも分かりました。対して、1年以内・1年程度に買い替える人は1%にも満たず、少数派であるといえます。
同調査では「買い替えにはもったいないと思う年数」も掲載されており、1年以内が39.7%、2年以内が36.8%の計76.5%となっていました。このことから、3年使用してからの買い替えが1つの目安となってくるでしょう。
スマートフォンを「故障」で買い替える人の割合
スマートフォンの買い替え理由はさまざまですが、その中でも故障で買い替える人の割合について見ていきましょう。株式会社WACARU NETが実施した調査では、1931票の回答に対して、418票が「本体の故障」を買い替えの決め手にしていると回答しています。
割合にすると約21.5%となり、およそ五人に一人が本体の故障で買い替えている結果となりました。
また、バッテリー減少が早いことを理由に買い替えているとの回答は585票となり、割合にすると約30%です。バッテリー減少の早さも故障として考えるのであれば、およそ半数が故障を理由にスマートフォンを買い替えていると考えられるでしょう。
このほかにも、アプリの起動が遅いと感じて買い替える回答が207票、OSのアップデート不可が208票となっています。直接的な故障ではないものの、スマートフォンを買い替える理由として、故障や本体の不調を決め手にする人は少なくないようです。
スマートフォンを買い替える場合の相場
総務省の「端末市場の動向について」の資料によると、2023年のスマートフォンの売上単価は8万2622円で、前年より12.6%上昇していることが分かります。
価格帯別の売上台数をみると「2万~4万円未満」が20.9%と最も多く、次いで「12万~14万円未満」が17.4%、「6万~8万円未満」が16.5%となっています。
また、端末販売価格の推移を確認すると、2021年から2023年までの間に5万円以上値上がりしている機種も少なくないようです。
スマートフォンを買い替える期間の目安は3年で、故障を原因に買い替える人は五人に一人程度
今回紹介した調査によると、スマートフォンを買い替える期間の目安は3年程度が基準となる可能性があります。また、3年程度で買い替える人の割合は28.9%、3年以上使用する人で見ると、83.6%が該当します。
なお、本体の故障を理由にスマートフォンの買い替える人の割合はおよそ21.5%となり、バッテリー減少の早さも含めるとおよそ半数が本体の故障を買い替えの決め手として挙げています。
買い替える際の相場は機種によって異なりますが「2万~4万円未満」が最も選ばれていることも分かりました。金額によってスペックや搭載されている機能の部分に違いがあるため、買い替える際は自分に必要なスペック・機能の機種を検討するとよいでしょう。
出典
総務省 端末市場の動向について
株式会社WACARU NET スマホの買い替えに関する調査レポート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー