毎月の美容代は「5万円」。近々結婚するのですが、今までと同じように使っても大丈夫しょうか? ほかの人は毎月どれくらい美容代に使っているのでしょうか?
配信日: 2025.05.20

本記事では、他の女性の美容代の平均や、結婚後に考えるべきお金のこと、美容費の見直しポイントまでわかりやすく解説します。

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目次
他の女性はどれくらい美容代を使っている? 年代別の平均をチェック
月5万円を美容代に使っていると、「私は使いすぎ?」と感じ、その金額が妥当かどうかを見直したいと考える方もいるかもしれません。そこで参考にしたいのが、年代別の平均額です。
株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミーの調査「美容センサス2024年下期(美容意識・購買行動編)」によると、以下のような金額が平均とされています。
・20代女性:6346円
・30代女性:6625円
・40代女性:5680円
・50代女性:5321円
・60代女性:5968円
このデータから見ても、月5万円はかなり高い水準といえます。もちろん美容に対する価値観は人それぞれですが、平均とのギャップを知ることで、自分の支出を客観的に見直すヒントになります。
結婚後も今まで通りで大丈夫? 生活費と価値観の変化に注意
独身の頃は自分の収入を自由に使えるため、美容にかける金額についても自分の裁量で決めやすい傾向があります。しかし、結婚後は生活費を2人で共有したり、将来のための貯蓄や家の購入、子どもの教育費などを考えたりする必要が出てきます。
つまり、これまでと同じ金銭感覚でいくと、パートナーとの間に「価値観のズレ」が生じる可能性もあります。結婚を機に支出を話し合い、お互いの優先順位をすり合わせることが大切です。
また、パートナーから理解を得るには「なぜ美容が自分にとって大事なのか」を伝えることもポイントです。
美容費はどう見直す? 自分に合った予算の決め方
美容を我慢する必要はありませんが、「かけ方」を工夫することはできます。以下のような方法で、満足度を下げずに美容代を見直せます。
・優先順位を明確にする
ネイル、ヘアサロン、コスメなど、自分にとって「効果を感じるもの」や「気分が上がるもの」など優先順位をつけましょう。
・頻度を調整する
たとえば、美容院に毎月通っていた方であれば、1.5~3ヶ月に1度のペースにするだけでも年間の出費は大きく変わります。ネイルやまつげパーマなども同様に、頻度を少し見直すだけで美容費を抑えられます。
・セルフケアに切り替える
サロンで受けるようなケアも、最近では家庭用アイテムで手軽にできるものが増えてきました。スキンケアやヘアケアなど、ご自宅でできるセルフケアを習慣にすることで、コストを抑えながらも美しさを保てます。
・プチプラコスメを賢く選ぶ
高価格のコスメが必ずしも効果的というわけではありません。最近では、手頃な価格でありながら高機能な「プチプラコスメ」が多く販売されています。成分や口コミをチェックし、ご自身に合う商品を見つけることで、美容費を抑えつつ満足度の高いお手入れが可能になります。
大事なのは、「何のためにお金を使っているのか」を見直し、自分にとって価値ある使い方にすることです。生活や価値観に合ったスタイルを見つけて、少ない予算でも自分らしくいられる美容習慣を見つけましょう。
美容も家計も大切。自分に合ったバランスを見つけよう
結婚という人生の大きな節目では、収入も支出も変化します。これまでの美容代がそのまま維持できるとは限りません。ただし、美容は「自分らしさ」を保つための大切な時間と考える人も多く、自己投資の一つと捉えられることがあります。
だからこそ、「自分にとっての美容の優先度はどこか」「どれくらいの支出ならパートナーとのバランスがとれるか」を考える良いタイミングです。美容を手放すのではなく、見直して、もっと自分にフィットした形に整える。それがこれからの幸せな暮らしへの第一歩になるかもしれません。
出典
株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー 美容センサス2024年下期(美容意識・購買行動編)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー