夫は毎日社食を利用していますが「1食700円」だそうです。社食にしては高い印象ですが、このくらいが普通なのでしょうか?
配信日: 2025.05.14

しかし、中には「1食700円」など、値段設定が高くなっている場合もあるようなので、平均的にはいくらくらいなのか気になる人もいるかもしれません。
本記事では、社食の平均価格や社会人のランチ代の平均をご紹介するとともに、社食が高い場合の昼食の節約方法についてもご紹介します。

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社食の平均価格はどれくらい?
社食の価格設定は企業によって異なります。企業の経済状況はもちろんのこと、食材の仕入れコストや調理人の人件費なども考慮して決められると考えられるため、企業によって価格差が出ることになるでしょう。
日本の企業における社食の平均価格は数百円から1000円程度といわれており、都心部か地方か、大企業か中小企業かなどの要因によっても価格帯は変わってくるようです。
例えば、1食500円以下で社食を利用できるイメージがある人にとっては、今回の事例のような「1食700円の社食」は高い印象があるかもしれません。
社会人のランチ代の平均は?
株式会社SBI新生銀行が実施した「2024年会社員のお小遣い調査」の結果によると、男性会社員の1日の平均昼食代は709円です。年齢別にみると表1のようになっています。
表1
年代 | 平均昼食代 |
---|---|
20代 | 723円 |
30代 | 749円 |
40代 | 657円 |
50代 | 707円 |
出典:株式会社SBI新生銀行「2024年会社員のお小遣い調査」を基に筆者作成
本記事の事例に出てくる「1食700円の社食」は、男性会社員の昼食代の平均とほぼ同じです。しかし、できるだけ昼食代を節約したい人からすると、高いと感じるかもしれません。
社食が高い場合の対処法
社食が高いと感じるようであれば、なるべく利用しないようにした方がよいでしょう。社食を利用しない場合の昼食代の節約方法をご紹介します。
まず、可能であればお弁当を作って持って行くようにしましょう。株式会社ニチレイフーズが2024年に実施した「全国お弁当事情に関する調査」によると、お弁当にかける経費の平均は222.3円ということです。
もし、平日の昼食を700円の社食から222.3円かけて作るお弁当に変えた場合、1ヶ月(平日20日)に1万円近くも節約できる可能性があります。お弁当に使う食材を業務スーパーなどで購入するようにすれば、さらにコストをおさえられるかもしれません。
毎日が難しければ、週に3回だけお弁当を持って行ったり、ご飯やおにぎりなど主食のみ持って行っておかずをスーパーや弁当店などで買ったりするのもおすすめです。おにぎりはラップで包むなどすれば弁当箱を洗う手間が発生しないため、仕事の帰りが遅くなりがちな人も負担になりにくいでしょう。
外食をすると昼食代の平均を超えてしまう可能性もあるため、できるだけ避けることが大切です。
お弁当を朝作るのが難しい場合は、前の晩や休日に作り置きしたものを弁当箱に詰めるだけの状態にしておくと継続しやすいかもしれません。メインになるおかずだけでも作り置きしておけば、かなり楽になる可能性があります。
社食の平均価格は数百円~1000円程度と考えられる|「1食700円」は高いと感じる人もいる可能性がある
従業員の福利厚生として社食を提供している企業では、一般的なレストランよりも安い値段で昼食を食べられる可能性があります。
社食の価格は企業の経営状況や食材の仕入れコストなどによって決まる場合もあるため企業によって異なりますが、平均価格は数百円~1000円程度と考えられます。
男性会社員の1日の平均昼食代は709円との調査結果から、今回の事例のように社食が1食700円だと平均的な価格です。しかし、社食は1食500円以下で食べられるイメージがある人にとっては、高いと感じるかもしれません。
社食が高いと感じるのであれば、お弁当やおにぎりを持参するなど、昼食代の節約方法を考えてみるとよいでしょう。
出典
株式会社SBI新生銀行 2024年会社員のお小遣い調査詳細レポート 【2】会社員の昼食事情(12ページ)
株式会社ニチレイフーズ <全国お弁当事情に関する調査 2024>(6ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー