「水道代の6割以上」を占めるのは「お風呂」と「トイレ」!?→我が家の水道代は「月1万円」ですが「6000円分」を節約する方法はあるでしょうか?
配信日: 2025.05.13

そこでこの記事では、無理なく水道料金を削減するために必要なテクニックをご紹介します。

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家庭内の水の使用割合は?
東京都水道局の調査によると、家庭で使われる水のうちお風呂が43%、トイレが20%と、合計で60%以上がこの2ヶ所で消費されていることが分かっています。表1は、水の使われ方の割合をまとめたものです。
表1
使われ方 | 割合 |
---|---|
風呂 | 43% |
トイレ | 20% |
洗濯 | 16% |
炊事 | 15% |
洗面・その他 | 6% |
※東京都水道局「水の上手な使い方」を基に筆者作成
お風呂では、浴槽にお湯を張ったりシャワーを使ったりする際に多くの水を使用するようです。また、トイレも1回の洗浄で数リットルの水を使用するため、水道代が多くかかります。
家庭の水道料金を効率的に削減したい場合は、お風呂とトイレの節水を意識することが、最も効果的でしょう。
お風呂で節水するには?
以下のテクニックを意識することで、お風呂の節水につながる可能性があります。
・シャワーヘッドを節水タイプに交換する
・シャワーの使い方を見直す
・浴槽に張る湯の量を適切にする
節水タイプのシャワーヘッドはシャワー穴が小さく、勢いを保ちつつ無駄な水を減らせるといわれています。
一般的なシャワーヘッドの水量は、1分間に約10リットルですが、節水タイプに交換することで、およそ30%〜80%の水量をカットできる場合があります。
例えば、通常のシャワーヘッドを10分使うと、約100リットルの水が必要になり、この場合、30%節水できるシャワーヘッドを使用することで、約30リットルの節約につながるでしょう。
仮に1日1回シャワーを使用すると、年間(365日)で節約できる水量は約1万950リットルとなります。東京都水道局のホームページに基づき、1リットル当たりの単価を0.24円とした場合、節約できる金額は約2600円です。
また、体や髪を洗う間はシャワーを止めることを心がけたり、浴槽に張るお湯の量を適量になるよう調節したりすることも節約に効果的です。
トイレで節水するには
トイレでは大小のレバーを使い分け、必要な水量だけ流すことにより、無駄な水の消費を防げます。そのほか、タンクに取り付ける節水グッズは、水圧を変えずに水量を減らすのに効果的です。
また、少ない水量で効率よく流せる最新の節水型トイレへのリフォームを検討するのもよいかもしれません。初期費用は必要ですが、従来のトイレに比べて節水効果が高い傾向にあり、水道代の節約につながるでしょう。
お風呂やトイレでは、必要な分だけ水を使うよう心がけたり、節水グッズを活用したりすると水道代を節約できる
一般的な家庭の水道代の6割以上は、お風呂とトイレが占めているようです。お風呂では、節水効果のあるシャワーヘッドを導入したり、シャワーを使っていないときにはこまめに止めるようにしたりすると、使用水量をおさえられるでしょう。
トイレでは、必要な量の水を流すことを心がけ、節水グッズを利用したり、節水型のトイレに交換したりといった方法が節水に効果的です。
なお、今回ご紹介した数値はいずれも目安のものです。実際の使用量や水道代は、生活環境などによって変動する可能性があるためご注意ください。
出典
東京都水道局 水の上手な使い方
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー