「加湿器」をつけっぱなしにする場合「電気代」は「1ヶ月」でどれくらい変わるのでしょうか?
配信日: 2025.01.28

そこで本記事では、加湿器をつけっぱなしにした場合の電気代を計算し、冬の乾燥対策にかかる費用をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

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加湿器をつけっぱなしにした場合の1ヶ月の電気代はどれくらい?
加湿器を24時間つけっぱなしにした場合の電気代は、加湿器の種類や消費電力などによって異なります。
例えば、超音波式加湿器は、超音波によって水を振動させて細かな霧を発生するタイプです。消費電力は25~40W程度のものが多くみられ、これを踏まえて計算すると、1ヶ月あたりの電気代は約558~893円となります。
スチーム式加湿器は、水をヒーターで加熱することによって発生する湯気を送り出すタイプです。消費電力は130~260W程度となっており、1ヶ月あたりの電気代は約2902~5803円となる計算です。
フィルターに含ませた水に風をあてることによって、気化した水蒸気を送り出すタイプの気化式加湿器の場合は、消費電力4~20W、1ヶ月あたりの電気代は約89~446円です。
なお、上記の金額は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表する目安単価、31円/kWhを用いて算出しています。
加湿器の効率的な使い方
部屋の条件や設定を最適化することで、電力消費を抑えながら快適な湿度環境を維持できる可能性があります。
まずは、湿度を40%~60%に保ち、必要以上に湿度を高めないようにしましょう。湿度が過剰になると、加湿器の無駄な運転が増えるだけでなく、結露やカビの原因になる場合があります。
また、加湿器を稼働させる時間を適切に調整し、乾燥が特に気になる時間帯など、状況に応じて使用することも重要です。
加湿器のメリットと注意点
加湿器は、乾燥を防ぎ快適な生活環境をつくるうえで欠かせない家電だとされていますが、適切に使用することが重要です。
例えば、湿度が40%~60%を超えると結露やカビが発生し、健康リスクを引き起こす可能性があります。一方、湿度が低すぎると肌荒れや喉の痛み、インフルエンザのリスクが増加するため、注意が必要です。
メリットとしては、肌や呼吸器の保湿効果、ウイルス抑制効果、観葉植物や家具の保護につながる可能性があるとされている点です。一方で、電気代が高くなりやすい点や、メンテナンス不足による雑菌の繁殖がデメリットとなる可能性があります。適切な湿度管理と清掃を心がけ、加湿器を効果的に活用しましょう。
効率的な使用で健康と節約を実現しよう
加湿器を24時間つけっぱなしにする場合でも、機種や使用方法によって電気代を大幅に抑えられる可能性があります。
また、適切なメンテナンスを行うことで、健康リスクを回避しつつ快適な環境を保つことができるといわれています。日々の工夫を取り入れながら、健康と節約を両立させる暮らしを目指しましょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー