更新日: 2024.10.10 その他家計

防犯も考えて旅行中は玄関の電気「つけっぱなし」です。電気代はどのくらいかかっているのでしょうか?

防犯も考えて旅行中は玄関の電気「つけっぱなし」です。電気代はどのくらいかかっているのでしょうか?
長期間旅行をするとき、自宅の防犯が気になって電気をあえてつけっぱなしにして行く方もいます。空き巣は明るいところを避ける傾向があるといわれているため有効な方法ですが、つけっぱなしによる電気代が気になる方もいるでしょう。
 
同じ電気でも種類を変えるなど、工夫をすれば電気代の節約が可能です。今回は、玄関の電気をつけっぱなしにしたときの電気代や、電気代を節約するポイントなどについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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玄関の電気をつけっぱなしにすると電気代はいくら?

今回は、以下の条件で玄関の電気をつけっぱなしにしたときの電気代を求めましょう。
 

・玄関の電気は60ワット
・電気を使用したときの単価は1キロワットアワー当たり31円(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価より)
・電気の使用時間は24時間を1週間

 
電気料金の計算方法は「使用時間(時間)×消費電力(キロワット)×料金単価(円/キロワットアワー)」です。60ワットをキロワットに換算すると0.06キロワットになります。また、旅行期間を1週間として1日中つけっぱなしにすると「24時間×7日」で使用時間は168時間です。
 
各数値を当てはめると「168時間×0.06キロワット×31円/キロワットアワー」となり、1週間旅行に行ったときの玄関の電気代は約312円の計算になります。ただし、消費電力は商品によって異なります。あくまでも目安として参考にしてください。
 

玄関を明るくしておく効果

旅行中に防犯の意味で電気をつけっぱなしにするのであれば、電気はなるべく明るく見えた方がよいでしょう。一般的に空き巣は暗いところを好む傾向にあるため、明るいところへは行かないとされています。特に侵入経路にされやすい玄関や裏口は、深夜でも電気をつけていた方がよいでしょう。
 
このように、電気代を節約したいからと電気を消したまま長期間旅行へ行くと、不在だとバレて空き巣に狙われる可能性が考えられます。電気代は多少発生しますが、物が盗まれるよりは安く済むので、旅行に出掛ける際はなるべく玄関の電気はつけたままにしておくと安心でしょう。
 
なお、玄関ではなくリビングやキッチンなど部屋の電気をつけっぱなしにする際は、カーテンを閉めたり物を置いたりするなどして、部屋の中が見えないようにする必要があります。
 

電気代をおさえるコツ

長時間のつけっぱなしが気になる場合は、センサー式のライトを導入することも検討しましょう。センサー式なら自動で点消灯をしてくれるため、無駄な電力を消費せずに済みます。また、万が一家が暗い状態でも空き巣がライトに近づいたらすぐに光るため、防犯面でも効果が期待できるでしょう。
 
また、玄関の電気が白熱電球や蛍光灯の場合は、LED照明に変えることで電気代を節約できます。経済産業省資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」によると、年間2000時間使用している54ワットの白熱電球を7.5ワットのLED電球に変更するだけで年間2883円の節約が可能とのことです。
 
また、長期の旅行へ行く前に電気を掃除しておきましょう。同サイトによると、照明に汚れが付着していると年間5~15%明るさが低くなります。
 

1週間玄関の電気をつけっぱなしにすると約312円の電気代になる可能性がある

今回のケースだと、仮に消費電力60ワットの玄関の電気を1週間にわたってつけっぱなしにしていると、約312円の電気代が発生する結果でした。ただし、消費電力は商品によって異なるため、気になる場合は自宅の玄関の電気がどのくらい消費電力がかかるのか確認するとよいでしょう。
 
旅行中も玄関の電気をつけておくと、空き巣対策として有効です。防犯面で考えると、多少電気代がかかっても電気はつけておいた方がよいかもしれません。裏口など空き巣の侵入経路になりやすい場所でも電気をつけておくことがおすすめです。
 
少しでも電気代を節約したいときは、センサー式ライトやLEDライトの利用も検討しましょう。特に、白熱電球からLED電球に変えると、年間2000円以上節約できるとされています。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A その他の質問 Qカタログなどに載っている電気料金の目安単価とは何ですか?
経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 照明
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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