更新日: 2024.10.10 その他家計
アイロンの「電気代」って節約できますか?「コードレス」と「電源プラグ式」のアイロンならどちらがいいでしょうか?
この記事では、コードレスと電源プラグ式の電気代を比較して、どちらが節約できるか解説します。アイロンの節電方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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コードレスと電源プラグ式アイロンの電気代を比較
ここからはコードレスアイロンと電源プラグ式アイロン、それぞれにかかる電気代を見ていきましょう。
コードレスアイロンにかかる電気代
コードレスアイロンを、1日15分使用した場合にかかる電気代を見ていきましょう。電力料金単価は31円/キロワットアワー(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の定める目安単価)、消費電力は1400ワットの製品と仮定します。
まず、コードレスアイロンの場合は充電時間が消費電力になります。2分使用するごとに30秒の充電が必要な製品の場合、15分間の使用で約8回充電する必要があり、時間にすると約4分です。そのため、充電にかかる電気代は「1400ワット÷1000×0.0667時間(4分)×31円/キロワットアワー」で2.89円程度となります。
1ヶ月間毎日コードレスアイロンを使用した場合にかかる電気代は「2.89円×30日」で約86.7円となります。
電源プラグ式アイロンにかかる電気代
次に電源プラグ式アイロンを1日15分使った場合にかかる電気代を見ていきましょう。条件は電力料金単価31円/キロワットアワー、消費電力1000ワットの製品と仮定します。
・15分:1000ワット÷1000×0.25時間(15分)×31円/キロワットアワー=7.75円
・1ヶ月当たり:7.75円×30日=232.5円
電源プラグ式アイロンにかかる電気代は15分当たり7.75円、1ヶ月当たり232.5円であることが分かりました。コードレスアイロンの方が15分当たり5円程度、1ヶ月当たりだと146円程度電気代を節約できると分かりました。
ただし、消費電力はアイロンによって異なる場合もあるため、購入する際はワット数を確認するようにしましょう。また、コードレスタイプは常に充電しているような使い方だと待機電力が発生するため、節電にならないこともあるでしょう。
アイロンの電気代を節約する方法
アイロンの節電方法は以下の通りです。少しでも電気代を安くおさえたい方は、ぜひ参考にしてください。
・余熱を利用する
・まとめてアイロンをかける
・干すときにしわを伸ばしてから干す
・しわが伸びやすい衣類からかける
アイロンの電源を切ったあとはまだ余熱が残っているため、ハンカチ数枚程度ならそのままアイロンをかけてしわを伸ばせます。アイロンをかける量が多い場合は、余熱も利用して節電しましょう。
さらに、アイロンは毎日ではなく数日分まとめてかけると、節電につながります。アイロンにかかる時間を短縮するためにも、洗濯物を干す際はしわを伸ばして干すとよいでしょう。
アイロンは低温から高温になるまで数分時間がかかるため、低温でもしわが伸びやすい衣類からかけると時短と節電につながります。
コードレスアイロンの方が節電になるケースがある|アイロンの電気代を節約する方法も試してみよう
コードレスと電源プラグ式のアイロンにかかる電気代を比較したところ、今回の試算では、コードレスの方が15分当たり5円程度、1ヶ月当たり146円程度安いケースがあると分かりました。ただし、ワット数によっては電気代が異なるため、購入する際は必ず確認しましょう。
アイロンは数日分まとめてかけたり、余熱を利用したりすると時短や節電につながります。さらに、洗濯物を干す際はしわを伸ばすなどの工夫をしましょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー