更新日: 2024.08.14 その他家計

今年は猛暑なので、夏休み後半は家族での外出を控えようと思います。夏休みの半分を外出せずにエアコンをつけっぱなしにした場合、電気代はいくらになりますか?

今年は猛暑なので、夏休み後半は家族での外出を控えようと思います。夏休みの半分を外出せずにエアコンをつけっぱなしにした場合、電気代はいくらになりますか?
猛暑日を記録するような暑い日が続き、夏休みも家で過ごすことが増えると、エアコンの使用頻度が高くなるご家庭は多いでしょう。みなさんの中には、予想以上に電気代が高くなり、困っている方もいるのではないでしょうか。
 
この記事では、事例のように夏休みの半分の日数でエアコンをつけっぱなしにした場合の電気代や、節約のポイントについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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夏休みの期間の半分の日数でエアコンをつけっぱなしにした場合の電気代は?

夏休みを7月21日〜8月31日までと仮定するとその期間の半分は21日間です。21日間、エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代を計算します。まずは、1時間当たりの電気代を計算します。計算式は以下の通りです。
 
1時間当たりの消費電力(キロワット)×使用時間×料金単価(円/キロワットアワー)
 
あるメーカーのエアコンで冷房を使用した場合、消費電力は635ワットです。1000ワットは1キロワットであるため、この場合には0.635キロワットとなります。この消費電力を用いて1時間あたりの電気代を計算します。
 
電気料金の目安単価を公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円/キロワットアワーとし、それぞれを計算式に当てはめると、以下のようになります。
 
0.635(キロワット)×1(時間)×31(円)=約20円
 
以上の結果を踏まえると、1日(24時間)の電気代は約480円です。よって、夏休みの半分の期間(21日間)の電気代は約1万80円となります。
 
ただし、エアコンの消費電力量は、製造会社や製品、設定温度、モードによって大きく異なり、電気単価も変動があるので、参考程度にしてください。
 

エアコンの電気代を節約する方法3選

ここでは、普段からできるエアコンの電気代を節約する方法を3つ紹介します。少しでも電気代を節約したい方は参考にしてみてください。
 

定期的にエアコンのフィルターや室外機を掃除する

エアコンは部屋の暖かい空気を吸いこんで、冷たい空気にして吐き出すという仕組みで部屋を涼しくしています。そのため、効率よく部屋を涼しくするには空気の通り道をふさがないことが重要だといわれています。
 
エアコン内部のフィルターが詰まっていたり、室外機の吹き出し口がふさがっていたりすると1度に吸い込める空気量が減り、部屋を冷やす力が弱くなるため、より多くの電気が必要になり電気代がかかってしまう傾向があります。
 
電気代を節約したい場合には、定期的にエアコン本体や周辺機器の掃除をおこない、エアコンが効率よく稼働できる状態を保ちましょう。
 

室内温度を下げすぎず無理のない範囲で上げる

無理のない範囲でエアコンの設定温度を見直し、消費電力をおさえることで電気代の節約に繋がる可能性があります。環境省によると、エアコンの消費電力は、冷房時の設定温度を1度高くすると約13%削減できるとしています。
 
また、環境省が推奨している夏場の冷房の設定温度は28度です。エアコンの設定温度に悩んでいる方は参考にしてみてください。
 

自動運転モードを活用する

エアコンを自動運転モードにすることで、最も効率よく最短で部屋が冷えるように風量を調整できる可能性があります。最初から微風モードや弱風モードにすると、部屋が涼しくなるまでに時間がかかり、結果として電気代が高くなるといわれています。
 
普段、あまり自動モードを使ったことがない方はぜひ活用してみてください。
 

夏休みの半分エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代は約1万円|電気料金が気になる場合は節約ポイントの意識を

今回の試算ではエアコンを夏休みの半分(21日間)毎日使用した場合にかかる電気代は、約1万円でした。物価高が続いていることもあり、可能な限り不要な電気代は減らしたいのではないでしょうか。
 
エアコンの電気代を節約する方法として、フィルターや室外機を定期的に掃除することや、室内温度を無理のない範囲で上げること、自動運転モードを活用するといった方法があげられます。電気代を節約したい方はぜひ試してみてください。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
環境省 家庭でできる節電アクション
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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