更新日: 2024.08.07 家計の見直し

進学で上京して4ヶ月。親からの仕送り「8万円」では生活費が足りません。アルバイトを増やすべきでしょうか?

進学で上京して4ヶ月。親からの仕送り「8万円」では生活費が足りません。アルバイトを増やすべきでしょうか?
進学して親元を離れ、一人暮らしを始める学生は、親からの仕送りやアルバイトをしながら生活費をまかなうことになるでしょう。毎日自炊をしたりぜいたくを控えたりしても、思っていた以上に生活費がかかり、仕送り「月8万円」と今のアルバイトだけでは足りないといったケースも考えられます。
 
収入を得るためにアルバイトを増やす選択肢もありますが、その前にほかの学生たちの仕送りやアルバイトの事情を知りたいと思う人もいるでしょう。そこで今回は、親からの仕送りの平均額や生活費が足りない場合の対処法、アルバイトを増やす際の注意点について調べてみました。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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「月8万円」は多い? 少ない? 親からの仕送りの平均額

株式会社学生情報センターが約800人の学生を対象に実施したアンケート調査によると、親からの仕送り金額の割合は以下の通りです。

・~3万円:22%
 
・~5万円:28%
 
・~8万円:10%
 
・10万円以上:18%
 
・もらっていない:22%

上記より、親から仕送りをもらっている人は78%で、50%は仕送り額が5万円以下であることが分かります。親からの仕送りを月8万円もらっている場合、全体と比較すると金額は多いほうであるといえるでしょう。
 

仕送り「月8万円」で生活費が足りない場合の対処法

親からの仕送り「月8万円」は、全体と比較して多いほうであるとはいえ、それだけでは生活費が足りないケースも考えられます。収入を増やすために、アルバイトを増やすことを考えるかもしれませんが、まずは生活費を見直すことが大切です。
 
一人暮らしの学生にとって、生活費の大部分を占めるのは家賃です。同調査によると、家賃に関する回答で最も多かったのは6万円台で、金額ごとの割合は以下の通りです。

・~3万円台:6%
 
・4万円台:14%
 
・5万円台:22%
 
・6万円台:26%
 
・7万円台:17%
 
・8万円以上:15%

親からの仕送りが8万円で、家賃が6万円の場合、残りの2万円とアルバイト代で生活費、交際費、学用品、サークル活動費などをまかなわなければなりません。毎月お金が不足する状況が続く場合は、固定費である家賃を見直して、もう少し安い学生アパートやシェアハウスなどを探すのもいいでしょう。
 
昼は学食を利用し、夜は食材を買って自炊をしている学生も多いようです。自炊をしている場合は「食べきれなくて捨てた」「腐らせてしまった」などといったこともあるかもしれません。自炊がかえって割高になっていないか確認して、食材が余らないよう買い物の仕方を工夫することも大切です。
 

アルバイトを増やす際の注意点

同調査によると、アルバイトをしている学生の月の平均収入は以下の通りです。

・10万円以上:12%
 
・~8万円:24%
 
・~5万円:26%
 
・~3万円:20%

自身のアルバイト収入と比較して「もっとシフトを増やしてもらって収入を増やせるのでは」と考えるかもしれません。アルバイトを掛け持ちしていない人は56.3%ですが、掛け持ちをしている人も24.9%いるようです。時給の高い別のアルバイトを探して、掛け持ちすることも検討できるかもしれません。しかしアルバイトを増やす場合は、学業がおろそかにならないように注意が必要です。
 
仮に今よりも2万円ほど多く稼ぎたい場合、アルバイトは16~20時間ほど増やすことになります(時給1000~1200円と仮定)。現状からさらにアルバイトの時間を増やしても、学業に支障が出ないかを考えてから決めるようにしましょう。また、テスト期間中などはシフトの調整ができるか職場に確認しておくと安心です。
 

仕送り「月8万円」で足りない場合はまず生活費の見直しを! アルバイトを増やす際は学業とのバランスに注意

親からの仕送りをもらっている人は78%で、50%は仕送り額が5万円以下であることから、仕送り8万円は多いほうであることが分かりました。しかし一人暮らしの家賃で一番多い回答が6万円台であることを考えると、それだけでは生活費が足りないことも考えられます。
 
アルバイトを増やす前に生活費を見直して、家賃などの固定費を減らせないか検討してみるといいでしょう。自炊をしている場合でも、食材を使いきれないケースが考えられるため、買い物の仕方を工夫するなどして自炊がかえって割高にならないようにできます。
 
アルバイトを増やす場合は、自身の時給と目標金額から、月に何時間シフトに入る必要があるかをシミュレーションしましょう。学業がおろそかにならないよう注意し、テスト期間中などにシフト調整をしてもらえるか職場に確認しておくことも大切です。
 

出典

株式会社学生情報センター ひとり暮らし学生 約800人のアンケート結果
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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